Insta360 Ace Proレビュー:単体でも使えるすごいアクションカメラが来た!【使い方も解説】
小さなデバイスが、僕たちの持つ冒険の記録方法を根本から変えてくれる。
どうも、ガジェット・インテリア大好き ちから(@insNote_C)です。
InstaAce Proは、ライカと共同開発された強力な広角で、1/1.3インチセンサーは、驚くべき描写性能を約束。4Kの動画や4800万画素の写真は、どんな瞬間も鮮明に捉えることができます。
このスマートな撮影機能は、撮影の自由度を大きく広げてくれるはず。
Vlogにも最適なフリップ式タッチスクリーンや、AIハイライトアシスタントなど、革新的な機能が詰まっています。
そんな最高のアクションカメラ、InstaAce Proをレビュー。
この記事の要約を見る
Insta360 Ace Proは、ライカと共同開発されたアクションカメラで、その画質は特に低照度環境での撮影において卓越しています。1/1.3インチセンサーとライカレンズの組み合わせにより、夜景や暗い室内でも鮮明な映像を捉えることができます。
また、AIハイライトアシスタントなどの自動編集機能は、撮影から編集までのプロセスを簡単かつ効率的にしてくれます。さらに、手ぶれ補正や被写体追尾などの機能も備えており、動きの激しいシーンでも安定した映像を確保できます。
しかし、価格が高めであること、自動編集ではAIが主観的に場面を選んでしまうため、意図しない編集結果になる可能性があります。
また、Log撮影ができないことや、本体のネジ穴がなくアクセサリー装着が制限されること(別途アクセサリー購入で解消する)も、一部のユーザーにとっては不便かもしれません。
メリット | デメリット |
---|---|
AIハイライトアシスタントで手間なく自動編集できる 手ぶれ補正と被写体追尾がAIで優れている アクティブHDRで露出がうまく調整される 防水・防塵・耐衝撃で過酷な環境下でも使用可能 バッテリー持続時間が長めで長時間の撮影に対応 様々な撮影モードを切り替え可能で表現の幅が広い | 写真撮影でも発熱が結構する(温かいくらい) ログ撮影開始・停止操作ができない 本体のネジ穴がはなく、アクセサリー装着が制限される |
ガジェットとインテリアが大好きなアラフォー。自身で実際に使ってみて感じたことを忖度なく書いています。最高月間18万人が訪れる個人ブログ。
スペック:Ace ProとAceを比較
機能・スペック | \今回レビューする製品/ Insta360 Ace Pro | Insta360 Ace |
---|---|---|
センサーサイズ | 1/1.3インチ | 1/2インチ |
絞り | F2.6 | F2.4 |
35MM判換算焦点距離 | 16mm | 16mm |
動画解像度 | 4K@120fps 1080P@240fpsなど | 4K@120fps 1080P@240fpsなど |
写真画素数 | 48MP 4800万画素 (8064×6048) 3600万画素 (8064×4536) 1200万画素 (4032×3024) 900万画素 (4032×2264) | 48MP 4800万画素 (8000×6000) 3600万画素 (8000×4512) 1200万画素 (4000×3000) 900万画素 (4000×2256) |
動画フォーマット | MP4 | MP4 |
写真フォーマット | JPG, DNG RAW | JPG, DNG RAW |
動画モード | 動画(カメラ内アクティブHDR) FreeFrame動画 PureVideo スローモーションなど | 動画 FreeFrame動画 アクティブHDR PureVideo スローモーションなど |
写真モード | 写真、HDR写真、インターバル、バースト写真 | 写真、HDR写真、インターバル、バースト写真 |
カラープロファイル | 標準、鮮やか、フラット | 標準、鮮やか、フラット |
動画コーデック | H.265 & H.264 | H.265 & H.264 |
最大動画ビットレート | 170Mbps | 170Mbps |
露出値 | ±4EV | ±4EV |
ISO感度 | 100-6400 | 100-6400 |
シャッター速度 | 写真: 1/8000 – 120秒 動画: 1/8000 – フレームレートの逆数 | 写真: 1/8000 – 120秒 動画: 1/8000 – フレームレートの逆数 |
ホワイトバランス | オート, 2000 – 10000K | オート, 2000 – 10000K |
音声モード | 風切り音低減、ステレオ、方向性強調 | 風切り音低減、ステレオ、方向性強調 |
音声ファイル形式 | 48 kHz, 16-bit, AAC | 48 kHz, 16-bit, AAC |
重量 | 179.8g | 176.8g |
サイズ | 71.9mmx52.15mmx38.5mm | 71.9mmx52.15mmx38.5mm |
バッテリー容量 | 1650mAh | 1700mAh |
充電時間 | 46分(30W急速充電アダプター使用時) | 70分(5V/3A) |
連続録画時間 | 100分(25°Cの実験室環境で検証) *25°Cの実験室環境で、AIハイライトアシスタントをオフにし、4K@30fps アクティブHDR動画を録画してテスト。バッテリー寿命は条件によって異なる場合があります。 | 100分(25°Cの実験室環境で検証) *25°Cの実験室環境で、AIハイライトアシスタントをオフにし、4K@30fps アクティブHDR動画を録画してテスト。バッテリー寿命は条件によって異なる場合があります。 |
動作温度 | -20℃ 〜 40℃ | -20℃ 〜 40℃ |
防水性能 | 潜水ケースなし:10m 潜水ケースに入れた状態:60m | 潜水ケースなし:10m 潜水ケースに入れた状態:60m |
BLUETOOTH | BLE 5.2 | BLE 5.2 |
WI-FI | 2.4GHz, 5GHz, 802.11 a/b/g/n/ac | 2.4GHz, 5GHz, 802.11 a/b/g/n/ac |
USB | Type-C | Type-C |
ジャイロスコープ | 6軸ジャイロスコープ | 6軸ジャイロスコープ |
色 | ブラック | ブラック |
クイックメニューボタン | 電源ボタンと組み合わせ | 単独のクイックボタンあり |
ライカとの共同開発 | ◯ | × |
同梱物 | バッテリー 標準マウント フレキシブル粘着マウント | バッテリー 標準マウント フレキシブル粘着マウント |
価格 | 67,800円 | 55,000円 |
ライカとの共同開発による信頼性の高い画質、そしてGoProを超える性能を持つ、次世代の映像記録デバイスです。
InstaAce Proの特徴
- 1/1.3 インチセンサー
- ライカとの共同開発
- 4K 120fps 動画
- 低照度用の PureVideo
- クラリティーズーム
- 2.4 インチフリップ式スクリーン
- AIハイライトアシスタント
- ジェスチャー制御と音声コントロール 2.0
- 10m まで防水
- FlowState手ブレ補正と水平維持
画質が史上最強なアクションカメラ
Insta360 Ace Proは、その類を見ない画質で注目を集めています。
1/1.3インチの大型センサーとライカとの共同開発レンズが、驚異的な解像度と細部の再現性を実現。
最大48MPの写真解像度で、プロレベルの写真撮影が可能です。
これは、アドベンチャーや自然の美しさを余すことなく記録したいあなたにとって、まさに理想的な選択肢です。
「夜」の撮影に最強なアクションカメラ
夜景や暗所での撮影が圧倒的に向上したInsta360 Ace Pro。
このカメラは、低照度下でも驚くほど鮮明でノイズの少ない映像を撮影可能です。
特に、新開発のPureVideoモードは、夜の撮影に特化しており、夜のアクティビティや星空撮影に革命をもたらします。
Ace Proがあれば、日が沈んだ後の冒険も、美しく記録できます。
ライカと共同開発したアクションカメラ
ライカとInsta360のコラボレーションは、Ace Proの最大の特長の一つです。
このパートナーシップにより生まれたレンズは、業界トップクラスの画質を提供。
ライカの光学技術とInsta360のイノベーションが融合し、前代未聞のクオリティを実現しています。
撮影愛好家やプロフェッショナルにとって、このカメラは新たなクリエイティブな可能性を開きます。
GoProを超えた次世代のアクションカメラ、比類ない低照度性能
Insta360 Ace Proは、その低照度性能で既存のアクションカメラの枠を超えました。
最新の技術を駆使して設計されたセンサーは、微弱な光の中でもクリアで詳細な映像を捉えることができます。
夜間のスポーツやアウトドア活動はもちろん、暗い室内での撮影も、Ace Proなら問題ありません。
AIハイライトアシスタント
Insta360 Ace Proは、AI技術を駆使したスマートな撮影機能を多数搭載しています。
AIハイライトアシスタントは、撮影した映像の中からハイライトシーンを自動で選び出し、編集作業を効率化します。
また、ジェスチャーや音声による操作性の向上も、Ace Proの魅力。
これらの機能により、撮影から編集までのプロセスがスムーズで、誰でも簡単にプロレベルの映像制作を楽しむことができます。
レビュー:Insta360 Ace Pro
レビューではデザイン・操作性・写真撮影・動画撮影・AI能力についてと分けて書いています。
外観デザイン:アクションカメラの中では重い
Ace Proの外観は、一見するとタフなアクションカメラらしいデザインが特徴的。
全体をメタルフレームで覆うユニボディ構造が採用されており、頑丈さを感じさせます。
実際に手にとってみると、全体的にコンパクトでスマートな佇まいで、カメラらしからぬ滑らかなフォルムが目を引きます。
そのフォルムの中に多くの機能が凝縮されているため、ひと癖も違った独特の存在感が良い。
手に持ってみると意外とコンパクトで扱いやすく、アウトドアでの運動時にも気兼ねなく持ち運べそうです。
ただし、Ace Proは防水防塵耐衝撃を実現するためにユニボディ設計が採用されていますが、その分重量がアクションカメラとしては重め。
重量は実測値182.8g。
確かに重量はあるものの、これは熱暴走を防ぐためでもあります(後述しています)
重量は頑丈な耐環境性能を実現するための値打ちでもありますし、本体にグリップなどのアクセサリーを装着すれば、手持ち撮影での扱いやすさも確保できるでしょう。
用途や撮影シーンによっては、Ace Proの重量は一長一短があると言えそうです。
頑丈さと携帯性のバランスが適切に保たれていれば、重量面での不便さも最小限に抑えられるはずです。
付属品
- 本体
- 標準マウント
- Type-C to Type-Cケーブル
- ステッカー
- 取り扱い説明書
※SDカードは付属していないので、別途購入が必要です。(microSDカード)
操作性:直感的で操作しやすい
Ace Proの操作性は、シンプルさと多機能さを両立させている点が高く評価できます。
本体にはシャッターボタンのみが設けられており、極めてミニマルな操作系です。
基本的な操作は初めの段階で教えてくれます。
画面端をスワイプすることによって、設定を行うことができます。
中央でスワイプは写真や動画のモード設定になる
←にスワイプ(写真選択時)
←にスワイプした状態でモードを写真選択している場合は、オートモードとマニュアルモードがありますが、設定できる項目が少し違ってきます。
オートモードでは即光モードができますが、マニュアルはできず、変わりにISO感度とシャッタースピードが設定できるようになります。
→にスワイプ
↑にスワイプ
↓にスワイプ
実際に使ってみると、スマホアプリとの連携によって高度な操作性を手に入れられるのが分かります。
アプリの操作は、初心者でも直観的に操作できるよう工夫されています。
シンプルな本体操作で万人受けするようなカメラになっています。
写真撮影:ライカ共同開発レンズ搭載の実力
結果として、写真はアクションカメラの醍醐味である広角撮影に向いているなと感じました。
作品事例(タップで大きく表示)
写真事例を見てもらえばわかりますが、近くで被写体を写すとピントが合いづらい印象でした。
これは、Insta360 Ace Proは絞り F2.6、35mm判換算焦点距離16mmなのが原因かなーと。
アクションカメラなので、物撮りには向いていないのは当たり前。
しかし、プリセットがいくつも用意されているものから適切なものを選ぶと、綺麗な写真に仕上がりますね。
またアプリからも写真撮影が出来るのは有り難い。
写真を撮る際は、アプリを通して見た方が画面も大きく映し出されますし詳細設定もしやすいので、写真撮影する際は、こちらおすすめします。(アプリの操作性については後述しています)
動画撮影:Insta360 Ace Proが実現する究極の低照度撮影
動画撮影も手軽に行えてかなり便利でした。
夜も恐れない撮影体験:低照度環境下での圧倒的映像美
僕の部屋には、日光が当たらない暗い部屋があります。
普通のカメラでは、照明をしっかりとセットしないとガビガビの映像が撮れるので、動画を撮ることが億劫でした。
しかし、Insta360 Ace Proを手に入れてから、この暗い場所も新たな撮影の舞台となります。
部屋の暗い場所で撮影してみると、驚くほど明るくクリアな映像が得られ、月明かりだけで照らされた部屋の隅々まで、しっかりと映し出されます。
特に印象的だったのは、暗い部分がはっきりと映ること。
電気を消すとわからない黒物でもInsta360 Ace Proで撮影すると、まるで主役のように映し出されました。
部屋の暗い場所での撮影は、これまでにない魅力的な体験を僕にもたらしてくれました。
AI能力:Insta360 Ace Proで撮影・編集の革新を
AI機能を使ってみた感想を書いています。
AIハイライトアシスタント
僕が使ってみた感じ、Insta360 Ace ProのAIハイライトアシスタントはかなり便利な機能だと感じました。
動画初心者の方、時間がないときや、編集が面倒なときに大活躍してくれます。
アプリまたは本体から簡単に操作できるので、面倒な部分が一切ないのもいいですね。
AIハイライトアシスタントのやり方(アプリで操作)
クリップの長さを編集したり、書き出したいハイライトを選んだり、クリップを増やしたりできます。
さらに、AIが自動的にハイライトリールを作成・編集してくれます。
また、アプリの新しい「メモリー」セクションでも見ることができます。
終わったら画面左下に写っているハイライトを選択する。
編集が終われば書き出しボタンをタップして終了です。
本体で操作する場合
自動編集機能:AIが切り開く編集の未来
Insta360 Ace Proは、AIテクノロジーの力を存分に活用することで、これまでの撮影と編集のあり方を一新させます。
自動編集機能があり、プリセットがたくさん用意されているので簡単に編集をしてくれます。
自動編集のやり方
選択してOKなら右上にある「次へ」ボタンを押してください。
書き出しにはクイックかカスタムか選択することができます。
クイックだとFHDサイズ・30FPSが固定、色彩鮮やかと粒状感の除去を選択できます。
一方カスタムだと画像の通り細かく設定することができますので、カスタムが無難です。
カメラロールに保存されているので見て見ましょう。
Ace Proが備える自動編集機能こそ、AIの驚くべき可能性を体現する機能と言えるでしょう。
ただ撮影した素材をなんとなく編集するだけでなく、ハイライトシーンを的確に捉え、臨場感あふれるダイナミックな映像を自動生成してくれるのです。
動画編集が苦手なあなた、動画編集をしたことがないあなたも、プロ並みの動画編集が簡単に出来てしまうんです。
もちろん、このプリセットを後から編集も可能です。
AIワープ機能:AIで異次元の編集へ
Insta360 Ace ProのAIワープ機能は、撮影した動画にAIを用いた斬新なエフェクトを加えることができる機能です。
スマートフォンアプリを使用して、動画の一部分またはクリップ全体に、最長で15秒のエフェクトを追加できます。
エフェクトの種類には「Cyberpunk」や「Space」、「Anime」などがあり、さらに詳細なカスタマイズも可能。
例えば、車載映像の窓ガラス外部にタイムトラベルのようなSF映像を作成することができます。
ただし、月に90本までという制約があるため、効果的に活用することが重要です。
AIワープ機能を使うことで、SNS投稿用の動画など、ユニークで目を引く映像を簡単に作成することができますね。
懸念点:Insta360 Ace Proのデメリットを一気に紹介
デメリットは以下の通りでした。
写真撮影でも発熱が結構する(温かいくらい)
ログ撮影開始・停止操作ができない
本体のネジ穴がはなく、アクセサリー装着が制限される
写真撮影でも発熱が結構する
これはアクションカメラという小さなデバイス上、仕方のないことですが、起動しているだけで結構発熱します。
と言っても、ほんのり温かい程度。
また、Insta360 Ace Proにはヒートシンク(放熱板)がついているので、基本的には熱には強いです。
ですが、バッテリーを最大限に寿命を伸ばしたいのであれば、暑い日や連続使用、バッテリーを定期的に交換するなどの対策は必要です。
Log撮影はできない
Insta360 Ace ProはLog撮影はできません。
色味にこだわる人にとっては、残念な点となりそうですが、Insta360 Ace Proは「手軽に使える」とコンセプトにしているので、敢えてこの機能を省いているのだと思います。
ただし、先述したようにカラープロファイルが用意されているので、手軽に撮影や編集ができるというメリットを叶えることができます。
またプロファイルである「フラット」で撮影することで、彩度が抑えられた撮影ができるので、そこから編集である程度の好みの色に仕上げていくことは可能です。
本体のネジ穴がなく、アクセサリー装着が制限される
本体にネジ穴が1/4インチがないので、三脚などにセットして使うなどができません。
別途アクセサリー「クイックリリースプレート」を使用すると、1/4のネジ穴がついているので三脚の装着はもちろんのこと、こちらも磁力で簡単に取り外しできるのでおすすめです。
よくある質問:Insta360 Ace Pro
そのほかのご質問に関してはこちらの公式サイトをご確認ください。
Insta360 Ace Proをオススメできる人
- AIの自動編集機能でサクッと作業したい
- アクション撮影に適した手ぶれ補正や被写体追尾機能が欲しい
- 海や山など過酷な環境下でも撮影したい
- 1時間以上の長時間撮影が必要
まとめ
メリット | デメリット |
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AIハイライトアシスタントで手間なく自動編集できる 手ぶれ補正と被写体追尾がAIで優れている アクティブHDRで露出がうまく調整される 防水・防塵・耐衝撃で過酷な環境下でも使用可能 バッテリー持続時間が長めで長時間の撮影に対応 様々な撮影モードを切り替え可能で表現の幅が広い | 写真撮影でも発熱が結構する(温かいくらい) ログ撮影開始・停止操作ができない 本体のネジ穴がはなく、アクセサリー装着が制限される |
手軽で海や山など過酷な環境でも使用でき、長時間バッテリーを搭載しているアクションカメラは、使い勝手も良く、今後の撮影に期待できそうです。
ではでは、今回はこの辺で…。