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「これまでの製品で頭一つ飛び抜けてる」SOUNDPEATS Space Proのリアルな使用感レビュー

SOUNDPEATSさん、今回も最高のヘッドホンを出してくれました。

僕、SOUNDPEATSの音が大好きでSOUNDPEATSのイヤホンやヘッドホンを結構愛用しているのですが、今回のヘッドホン“Space Pro”は頭一つ飛び抜けて良かったです。

有線ハイレゾまで対応していて、使えば使うほどにお気に入りヘッドホンになりました。

目次

SOUNDPEATS Space Proの基本スペック

項目内容
製品名SOUNDPEATS Space Pro(スペース・プロ)
タイプワイヤレス
形式オーバーイヤー型
本体操作物理ボタン
ドライバー方式Φ40mm+10mm 同軸デュアルダイナミックドライバー
再生周波数帯域20Hz–40kHz
対応コーデックAAC / SBC / LDAC
ハイレゾ認証有線・無線ともに対応
BluetoothチップセットBT8931H
Bluetoothバージョン5.4
最大再生時間(※AAC・60%音量・通常モード)最大151時間
重量約282g
サイズ165.9 × 195.6 × 82.7 mm
充電時間約2.5時間
急速充電対応(5分充電で約4時間再生)
充電コネクタUSB Type-C
ANC(アクティブノイズキャンセリング)対応(最大-47dB)
通話用ノイズキャンセリング(ENC)対応
マルチポイント対応
ゲームモード対応(77ms低遅延)
専用アプリPeatsAudio
パッケージ内容ヘッドホン本体、Type-C充電ケーブル、AUXオーディオケーブル、日本語取扱説明書、アプリガイドカード、収納袋
通常価格(税込)8,980円

SOUNDPEATS Space Proレビュー

デザイン

最初に箱を開けた瞬間、「あ、これは今までのSOUNDPEATSヘッドホンよりも質感が良いな」と直感で思いました。

SOUNDPEATS Space Proのデザインは、いわゆる“安価な中華ヘッドホン”にありがちなチープさがありません。マットな質感のブラックに統一されたボディは指紋が付きにくく、スッと手になじむ落ち着いた印象。

側面に入ったロゴはデカデカと入っていますが素材の質感がいいのと、刻印されたような感じで入っているので、悪目立ちはしていません。

ハウジング部分や折りたたみ機構などに使用されているのは堅牢なABSプラスチック/PC素材の質感がよく、当時3万円ほどで購入したBOSEのヘッドホンと質感は変わりません。

どっちの方が好きですか?

さらに、ヘッドバンド部分にはアルミ製の補強フレームが内蔵されていて、見た目の高級感と耐久性・軽さを両立しています。

折り畳みもできて、かなりコンパクトになりますね。

ちなみに収納袋もちゃんと付属しています。

旅行やカフェ移動のときも安心。軽量で折りたたみ式というだけでなく、デザイン面でも“持ち歩きやすい工夫”が詰まっているのは、日常使いを想定した設計の賜物です。

お気に入りのお菓子も持っていきましょう

装着感

「ヘッドホンは重いし、こめかみをギュッと挟まれて頭痛がする」——過去の僕はそう嘆いて、AirPods Maxを1時間ごとに外してはマッサージしていました。実際、AirPods Maxは約384gあり、強いクランプ力があるので、デザイン面以外であまり好きになれませんでした。

もう一つメインで使っているさらにBose NC700も側圧がきつい。

一方、SOUNDPEATS Space Proは約282g。数字だけで‐100g以上軽いのですが、体感差はそれ以上。

左/AirPods MAX 真ん中/BOSE 右/SOUNDPEATS

低反発メモリーフォーム+プロテインレザーのイヤーパッドは、指で押すとゆっくり戻るほど柔らかく、耳を包み込むようにフィット。

ヘッドバンドにも同素材のクッションが入り、頭頂部の痛みを防止。

そして何よりクランプ力が絶妙。頭をスイカ例えてゴムバンドで締め付けるような圧はありません。かなり快適なのでこの装着感だけで、ずっと使っていたい気持ちになります。

着け心地はAirPods MAXやBOSEを超えた

実際に僕は、仕事でオンライン会議“をしましたが、AirPods MAXやBOSEよりも側圧がだいぶ優しいので快適に使用することができました。会議終わったあとの『耳が痛い』と思うことがなくなっただけで、僕の中ではだいぶ高評価。

AirPods Maxの“鉄アレイ感”やBoseの“カチッと固定されすぎる感覚”とは対照的で、「軽いのにちゃんと支えてくれる」というバランスが取れています。

要するに、長時間作業でも“耳に負担がない”。しかも折りたたみ+収納袋付きなので、カフェ移動や旅行でも気軽に連れ出せます。装着感でヘッドホン選びに迷っているなら、「とりあえずコレを基準にしてみて?」と薦められる一台ですね。

音質

SOUNDPEATS Space Proの音は、ただ“きれい”とか“バランスが良い”とかいうレベルじゃなくて、“空間が立体的に広がる”ような感覚があります。これは間違いなく、φ40mm+10mmの同軸デュアルドライバー構成によるもの。

iPhoneではLDACは使えません。でも僕が持っているXREAL Beam Pro ならLDAC 990 kbpsで鳴らせます。そのうえで聴いた Space Pro の音は、価格帯を完全に超えていました。

ベースの輪郭がキュッと締まり、ドラムキックのアタックも速い。AAC 時に感じた “モコつき” が解消されました。

ジャズライブ音源で観客の拍手が「前列・後列」の距離感まで分かり、部屋が小さなライブハウスに変貌。

要するに、LDACでこのヘッドホンの本領――「空間の再現力」「楽器の分離感」「ボーカルのリアルさ」――がフルに味わえます。iPhone ユーザーでも、Beam Pro のような LDAC 対応デバイスを挟めばハイレゾワイヤレス環境が完成するわけです。

iPhoneだとどうなのか

日本ではiPhoneを使用してる人が多いと思います。で、結論から言うと「1万円以下のワイヤレス」としては驚くほどバランスが取れていて、自然な音が聴けました

特に印象的だったのは以下の3点。

  • ボーカルが埋もれない
    • AACながらも同軸ドライバーの恩恵か、中高音域の表現力がしっかりしていて、ボーカルが前に出てきます。声ものを中心に聴く人なら充分満足できるクオリティ。
  • 低音がブーミーじゃない
    • 価格帯のイヤホンによくある“低音でごまかす設計”とは違い、締まりのある低域が印象的。特にバスドラムとベースの重なりが明瞭です。
  • 長時間聴いても疲れない
    • AAC特有のちょっとした角の丸さが、逆に長時間のリスニングに向いていて、集中作業や勉強中のBGMにも最適でした。

XREAL Beam ProのようなLDAC対応端末と比べると、音の立体感や微細な空気感はやや控えめになります。ただし「普段はスマホで音楽を気軽に聴きたい」「iPhoneでも良い音で楽しみたい」というニーズには、間違いなく応えてくれるクオリティです。

要するに、iPhoneユーザーでも「SOUNDPEATS Space Proを選んで失敗だった」と感じることはないかと。LDACは使えなくても、この価格でここまで“ちゃんと聴ける”のは、十分すぎる魅力だと思います。

本体操作

「最近のヘッドホン、全部タッチ操作になってて逆にわかりづらい…」──そんな不満を抱えたことがある人、僕だけじゃないはず。音量を上げようとして曲をスキップしたり、通話を取ろうとしてノイキャンがオフになったり…。結局“便利そうに見えて不便”ってやつですね。

その点、SOUNDPEATS Space Proは完全に物理ボタン式。しかも左右のハウジングにそれぞれ独立して配置されていて、操作ミスが起こりにくい。

操作系統はこんな感じ。

  • 右側のボタン(2つ)
    • 電源ボタン(電源/再生一時停止/通話応答)
    • 音量ボタン(短押しで音量、長押しで曲送り/曲戻し)
  • 左側のボタン(1つ)
    • ANCモード切替(外音取り込み/ノイキャン/オフ を切替)
    • ムービーモード(左側ボタンのダブルプッシュで切替可能)

これで合計4つの物理ボタンです。クリック感がしっかりあって、押した手ごたえがある。タッチ式とは違い、「今ボタンが効いた!」という安心感がダイレクトに伝わってきます。

個人的にはタッチ操作は操作のしやすさがによって違うので、誰が操作しても同じの結果になる物理ボタン式が良いですね。

「操作に気を取られない=音に集中できる」というのは大きなメリットです。タッチ操作に疲れた人には、この“物理ボタンの安心感”は絶対おすすめ

アプリ操作

SOUNDPEATS Space Proは、専用アプリ「PeatsAudio」と連携することで、さらに細かなカスタマイズが可能になります。僕も実際にiPhoneで試してみましたが、UIはシンプルで、直感的に操作できるデザインになっています。

ダウンロードは以下から可能です。

PeatsAudio

PeatsAudio

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プリセットだけでなく、自分好みに「ちょっと中域を持ち上げて、低音を少し絞る」みたいいな調整ができます。僕はアコースティックやJ-POPをよく聴くので、ボーカルが前に出るような設定にしています。

調整した内容はすぐ反映されるし、元に戻したいときもワンタップでOK。こういう“試しながら遊べる”機能があると、ヘッドホンを買った後の満足度がグッと高まりますね。

ノイズキャンセリング

このモデルは、最大−47dBのハイブリッドANCを搭載していて、外側と内側のマイクで騒音を拾い、それをリアルタイムで打ち消す仕組み。さらに密閉型のイヤーパッド構造が物理的な遮音性も加えて、結果として「静寂に包まれる体験」が完成します。

イヤーパッドの密閉性高いのに側圧ちょうどいいのも◎

実際に試したシーン別の効果

  • 通勤電車
    • 笑い声はそれなりに聞こえる。車内にいれば電車のガタンゴトンの音はほぼ聞こえない。
  • カフェや図書館
    • エスプレッソマシンの音や周囲の会話も目立たなくなり、集中力が爆上がり。
  • 家の中(換気扇やエアコンの音)
    • 低音ノイズのカット性能が高く、無音空間に近づく感覚あり。 妻に話掛けられたのがわからず無事ブチギレされる。

ANCは左ハウジングのボタンで、以下3つのモードをワンタッチで切り替え可能です。

ノイキャンの効き具合は、AirPods MaxやSony WH-1000XM5ほどの“完璧な無音空間”とまではいかないにしても、価格差を考えれば「いや、むしろすごすぎない?」と感じるレベル。特に“ホワイトノイズを抑えてくれるタイプ”なので、静寂の中で聴く音楽のクリアさが際立ちますね。

外音読み込み

ノイズキャンセリングがかなり優秀だったので、「これは外音取り込みにも期待できるな」と思っていたんですが……正直に言うと、ちょっと微妙でした。

まず、音の聞こえ方が不自然です。人の声や環境音が「マイクを通した音そのもの」という感じで、耳に直接入ってくる感覚とは全然違う。言ってしまえば、“無理やり外音を流し込んでる”ような印象を受けました。

しかも、周囲の音がやや強調されているのか、場所によってはホワイトノイズっぽい響きが気になることもあります。たとえばコンビニや駅のホームで使ったとき、声が少し遠く感じます。

もちろん、外音をまったく聞き取れないわけではありません。アナウンスや会話の内容は把握できますし、安全性の面では役立ちます。ただ、「自然に聞こえるか?」「違和感なく使えるか?」という問いには、僕はNOでした。

音声品質

自宅の書斎でTeams会議は、声の輪郭がはっきりしていて高域のサ行も刺さらない。メモを取るキーボード音はうっすら乗るものの、同席者いわく「気にならない」とのこと。メーカーがうたうAI ノイズリダクションは、ホワイトノイズをしっかり抑え込んでくれました。

環境音を含んだ録音をしてみたので、以下から聴いてみてください。扇風機をつけて録音しています。

一方、環境BGMと人声75dB を流しながらでは、自分の声が一歩奥に引っ込む印象。低域のガヤ音はカットされていますが、中高域の食器音が残りやすく、「静かな所なら良好、うるさい場所は苦手」といった印象ですね。

まとめ:SOUNDPEATS Space Pro

メリットデメリット
装着感が非常に快適で長時間でも疲れにくい
同軸デュアルドライバーによる立体的な音場
LDAC&有線ハイレゾ対応で高音質をしっかり再現
ノイズキャンセリングの効きが価格以上に強力
物理ボタン操作で誤操作が起きにくく直感的
アプリでEQ調整などカスタマイズの自由度が高い
最大151時間の長時間再生&急速充電が便利
折りたたみ式で持ち運びしやすい軽量設計
VGP2025金賞受賞で実績面の信頼性も高い
外音取り込みモードの聞こえ方がやや不自然
騒がしい環境ではマイク音声がやや埋もれる

SOUNDPEATS Space Proは、1万円以下とは思えない完成度。

デザイン、装着感の快適さ、空間表現に優れた音質、強力なノイキャン、そして実用十分なアプリ連携。外音取り込みやマイク性能に惜しさはあるものの、日常使いで“音に集中できる環境”が手に入ります。

個人的にはデザインはこれまでのSOUNDPEATSヘッドホンの中で1番好きですね。と言いながら、また最高なデザインのヘッドホンをSOUNDPEATSさんは出してくるんですよね…。

この価格帯で、ここまで満足感を得られる製品はなかなかありません。購入して損はしない一台。

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SHERE

この記事を書いた人

インテリアとガジェットを嗜むアラフォー。
月間15万人が訪れるブログを運営しています。

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