Meze Audio ARTAが国内発売。225Ω平面磁界フラッグシップのスペックまとめ

ガジェット・インテリア大好き ちから( @insNote_C ) です。
こ、これはほしい…!
完実電気経由で、Meze Audioの新フラグシップ平面磁界型オープンバックヘッドホン「ARTA(アルタ)」が2026年10月2日より国内発売されました。ルーマニア語で「芸術」を意味する名前のとおり、彫刻のようなデザインと、Rinaroと共同開発した高インピーダンス平面磁界ドライバーが話題の一台です。
海外メーカー希望小売価格は6,000ドル(執筆時点の実勢レート1ドル≒158円で、日本円で約94万8,000円)。国内はオープン価格で、市場想定は税込約110万円前後。予約販売はなし、という位置づけです。
- ARTAの主なスペックと国内価格目安
- 225Ωの新型平面磁界ドライバー「MZ5 HΩ」のポイント
- 付属イヤーパッド/ケーブルと、向いている人の整理
Meze Audio ARTAのスペック

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Meze Audio ARTA |
| 形式 | 開放型(オープンバック)・平面磁界 |
| ドライバー | Rinaro High Impedance Isodynamic Hybrid Array MZ5 HΩ |
| インピーダンス | 225Ω |
| 周波数特性 | 3Hz〜115kHz |
| 感度 | 98dB SPL(1kHz/1V) |
| 最大音圧 | 130dB超 |
| 歪率(THD) | 0.05%未満 |
| 重量 | 495g |
| 入力 | デュアル 4ピン mini-XLR |
| 付属ケーブル | 銀メッキLC-OFC 2m×2(6.3mm/4ピンXLR) |
| 付属イヤーパッド | Duo Angled/Slim Alcantara の2種 |
| その他付属 | 専用キャリーケース、ケーブルポーチ |
| 組み立て | ルーマニア・バイアマーレでハンドアセンブリ |
| 保証 | 標準2年(MY MEZE登録で計4年) |
| 参考価格 | 海外 6,000ドル(約94万8,000円)/国内 市場想定 約110万円(税込・オープン) |
| 国内発売 | 2026年10月2日(完実電気)/予約販売なし |
| 参照元 | AV Watch/Meze Audio公式 |
換算は2026年10月2日時点の実勢目安(1ドル≒158円)です。国内実売は店舗によって前後します。
ARTAの注目ポイント
【ドライバー】225Ωの高インピーダンス平面磁界

心臓部はRinaro Isodynamicsと共同開発した「High Impedance Isodynamic Hybrid Array MZ5 HΩ」。平面磁界としては高めの225Ωで、従来の低インピーダンス平面磁界とは逆に「高電圧・低電流」で動かす設計です。
公式は、アンプの出力インピーダンス差の影響を抑えつつ、振動板への熱ストレスを減らし大音量でも低歪みを狙った、と説明しています。振動板上の導体は従来比で長さ約2.5倍・断面積を抑えた高密度レイアウトで、駆動を均一に近づける狙いです。
- 推奨はデスクトップDAC/アンプ側(225Ωで500mW以上、±15〜18Vピークなど)
- ポータブル機だけではヘッドルームが足りにくい前提
- サウンドは「warm neutral」、スピーカーライクな音場をうたう
【デザイン】アコースティック・ブレードと彫刻的フォルム

外装は精密加工メタル、カーボンファイバー、レザーを組み合わせた彫刻的なスタイル。グリルは角度付きの「アコースティック・ブレード」で、内部反射を抑えつつドライバー保護も兼ねる構成です。重量495gとハイエンド開放型らしいボリューム感もあるので、長時間の装着バランスは店舗などで確認したいポイントです。
【付属】イヤーパッド2種+ケーブル2本

イヤーパッドは「Duo Angled」(ラムスキン+アルカンターラ、より厚みと躍動感)と「Slim Alcantara」(ニュートラルで伸びる高域寄り)の2種が標準付属。ケーブルは銀メッキLC-OFCの2mが6.3mmと4ピンXLRで1本ずつ。専用キャリーケースも入り、買い足し前提を減らせるパッケージです。
メリット
【独自ドライバー】ハイエンド向けの設計思想がはっきりしている

225Ωの高インピーダンス平面磁界は、Meze/Rinaro側が「据え置きアンプで鳴らす」前提をはっきり示している点が魅力です。EmpyreanやEliteで培ったIsodynamic系の延長線上に、ARTA専用のMZ5 HΩを据えた一本勝負、という分かりやすさがあります。
【チューニングの選択肢】パッド交換でキャラを変えられる

最初から2種のパッドが付くので、店舗試聴や自宅での聴感合わせの幅が広いです。ケーブルもシングル/バランスが最初から揃うため、アンプ側の出力に合わせやすいのもポイントです。
【メンテナンス性】パーツ交換を前提にした作り

公式はイヤーパッド、ヘッドバンド、ドライバー、イヤーカップまで分解・修理・交換できるフルサービスアビリティを強調しています。高額機だからこそ「長く直して使う」方向性は安心材料です。
デメリット
【価格帯】国内想定で約110万円クラス

日常ガジェット枠というより、サミットファイ/リファレンス用途の投資です。音質だけでなく据え置きアンプ側の予算もセットで考える前提になります。コスパ重視の人には明らかにオーバースペックです。
【駆動条件】ポータブル単体では本領を出しにくい

公式の推奨値(500mW以上/高い電圧スイング)を見ると、DAP単体での常用は想定外寄りです。すでにデスクトップヘッドホンアンプを持っている人向け、という割り切りが必要です。
【重量と開放型】495g+オープンバック

重量495gは軽量ワイヤレスとは別世界。開放型なので音漏れ・遮音は期待できず、リビング共用や外出用途には向きません。静かな部屋でのリスニング専用、と考えた方がよさそうです。
こんな人におすすめ

- 据え置きヘッドホンアンプをすでに持っていて、次のリファレンスを探している人
- Meze Empyrean/Elite系のスピーカーライクな表現が好みの人
- パッドやケーブルを含めて、最初からパッケージが揃った旗艦を求める人
- 逆に、出先メイン・1万円前後のワイヤレス派には別候補(Space Proなど)の方が現実的
まとめ

ARTAは、Meze Audioが「芸術」の名を冠した新フラグシップで、225ΩのMZ5 HΩドライバーと彫刻的なデザイン、パッド/ケーブルの充実した付属が核です。国内は2026年10月2日発売・市場想定約110万円で、予約なしのスタート。
僕の日常ガジェット枠とは価格帯がまったく違いますが、ヘッドホン好きが「据え置きの頂点候補」をチェックするときの一次情報として押さえておく価値はある一本だと思います。
ではこのへんで。


















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