BenQ ScreenBar Halo 2のバックライトで救われた。「目が疲れる」が口癖だった僕が背面ライトの重要性を語る。

どうも、ちから(@insNote_C)です。
時を経て新しくローンチされたBenQ ScreenBar Halo 2。
すでにBenQ ScreenBar Proを使っていた僕は「へぇ、新しく販売するんだ。」程度しか思っていませんでした。
しかし、着々と僕はこの時からBenQ ScreenBar Halo 2を欲している体になっていたのでした…。
BenQ ScreenBar Halo 2について、もっと知りたい方は読み進めてください。
スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
製品名 | BenQ ScreenBar Halo 2 |
本体サイズ | 50 cm(幅) |
色温度 | 2700K~6500K(無段階調整) |
照度(正面ライト) | 最大1000 lux(照射距離45cm) |
演色評価数(CRI) | >95 |
電源入力 | 5V, 1.8A(USB-C接続) |
リモコン仕様 | ワイヤレス・タッチセンサー・ダイヤル操作 |
光源 | デュアル光源(正面+背面) |
背面ライト | 最大照射角120°/調光・色温度調整可能 |
材質 | アルミニウム合金+工業用樹脂 |
モニター対応サイズ | 0.7~6cmの厚みのモニターに対応(湾曲モニターも可) |
自動調光機能 | あり(環境光センサー搭載) |
電源供給 | USB-C(USB-A to Cケーブル付属) |
重量(ライト本体+リモコン) | 約1.1kg |
同梱品 | 本体、ワイヤレスリモコン、USBケーブル、取扱説明書 |
対応OS(リモコン不要) | OSに依存しない(USB給電式・スタンドアロン) |
開封時から胸が高鳴る
先駆けて試させていただくことになったBenQ ScreenBar Halo 2。
到着前から早くこないかとずっとソワソワしながら待っていました。そして数日後、BenQ ScreenBar Halo 2が到着。

早速開封するとマトリョーシカのように梱包されていました。


内箱を剥がすと段ボールの説明書がお披露目。



説明書をどかすといよいよ本体のお出ましです。ここまで写真を撮りながら丁寧に開封していきましたが、本当は「一気に開封したい!」と思いながら歯を食いしばって我慢しました。

BenQ ScreenBar HaloやBenQ ScreenBar Proと比較して、特に付属品について変更点はないようです。しかし、アダプタに関しては黒色になっていました。

また、前作のBenQ ScreenBar Haloにも付属していたと思いますが、ウェブカメラを設置できる台座も同梱されています。

ウェブカメラがずれ落ちないようにゴムシートも付属しています。こういう細かいところもしっかり付属してくれるのがBenQなんですよね。嬉しい。

設置方法は別紙または、先ほど記載した説明書段ボールにも書かれていますので、設置方法に迷うことはありませんね。

リモコンにもしっかりとカバーがつけられていて、配送中に傷つくことまずありえないでしょう。

デザインはまさにモニターライトの王者の風格
使用感を語る前にデザインについても語らせてください。
まずは全体像から。本体は前作BenQ ScreenBar Haloと同じ色合いだと思います。ブラックシルバー調の色合いになっていて、どのモニターにもマッチしそう。

後ほど、BenQ ScreenBar Proと比較するとシルバー味が強いですね。BenQ ScreenBar Proのように2食展開にすると莫大なコストがかかりそうなので、あえてシルバーのみの販売にしているのかもしれませんね。

後ろ側も実にスマート。そして、上部にはウェブカメラを設置できるように、奥行きが広く作られています。


先ほど紹介したウェブカメラの台座を載せるとこんな感じ。

ただし、バックライトは前作と比べてかなり進化していて、その分大きさもアップしてます。

また、特許取得済みのクリップ設計により、画面を傷つけず、幅広いモニターに対応しています。

実際に広げてみるとかなり開く仕様になっていました。これであなたの分厚いモニターにも問題なく設置することができますね。


ちなみにクランプを広げる前には未使用シールのようなものがあるので、これ外してから広げる様にしましょう。

続いてリモコン。
側面には粉体塗装がされており、かなり質感がいいですね。さすが最高峰のモニターライト。まさに王者に君臨する素晴らしい出来です。

真横から見ると傾斜がついているのがわかり、見やすい15度の傾斜ディスプレイで平たいものよりも視認性がかなりアップします。

また前作では単3電池駆動だったのですが、BenQ ScreenBar Halo 2はType-Cポートでの充電に変更されています。

さすがBenQさん。最近はどのメーカーもType-Cでの充電のガジェットが多いですが、BenQ ScreenBar Halo 2もこの仕様になっています。
ちなみに、リモコンは最大3ヶ月使用でき、電池残量が少なくなってきた場合はインジゲーターが点滅する仕組みになっています。
では実際に使用したメリットとデメリットをお話しします。
BenQ ScreenBar Halo 2のメリット
リモコンにエッジがあり操作がしやすい
まずみてくださいこのリモコン。

BenQ ScreenBar Halo 2にはリモコンのダイヤル部分と液晶操作をする間にエッジ(縁)にしっかりと高さがあることが確認できます。


このエッジがあるおかげで、ダイヤル操作をしていたときも液晶本体に当たることがないので、誤作動を起こすことがありません。

逆も然りで、操作中に指が外へ滑り出してしまうストレスがゼロ。
暗い部屋で作業しているときなど、モニターから目を離さずに手元だけで操作したいときに、このエッジが指先に引っかかりとなって、“今どこを触っているか”が直感的にわかるのは素晴らしい。カサカサ肌の僕でも問題なく操作することできました。
このリモコン、金属製のしっかりした質感とエッジの作り込みのおかげで、j無意識に“指がピタッと止まる位置”に導かれる感じ。
実際、操作感はめちゃくちゃ良くて、すべてがサクサク、指の流れだけで完結します。照度の調整、色温度の切り替え、バックライトのON/OFFすべての操作がストレスなく動作してくれます。
リモコンでバックライトの照度・色温度を操作できるようになった
前作ではバックライトのオンオフのみが可能でしたが、BenQ ScreenBar Halo 2ではバックライトの照度・色温度ともに操作できるようになりました。

ここからが真骨頂で別々に輝度と色温度を変更できるようになりました。
「別々に輝度や色温度を変更することないだろ。」と思ったそこのあなた。甘いです。それは普通のライトをつけているだけとなんら変わりありません。主観ですけど。
部屋の明るさって“ただある”だけじゃ意味がないんですよね。「どのくらい明るいか」と「どんな色味か」によって、人間の目と脳の反応はまるで変わってくきます。
たとえば、夜に強めの白い光を浴びると、脳が昼間と勘違いして眠れなくなるなんて話、聞いたことあルト思います。逆に、電球色のような暖かい光を浴びると、副交感神経が優位になってリラックスできます。

つまり、照明は“環境”じゃなく“スイッチ”であって、集中するか、休むか、その場でどう過ごすかを切り替えるためのもの。
また、僕のような壁紙が黒い場合、輝度温度を上げないと光が吸収されてしまい、明るくならない。逆に白い壁の人は光を反射するので、輝度をあげすぎると明すぎと感じてしまうでしょう。
こういった面で輝度と色温度を別々に調整できるBenQ ScreenBar Halo 2は革命的でした。
リモコンを操作方法については以下の通り。

タッチ感度も良好で、スッと触れただけで液晶ボタンが反応する様になっています。何も操作しなければ15秒で液晶は消灯するようになっています。

また、お気に入り登録の仕方は、自身で好みの輝度・色温度を設定したらハートマークのボタンを3秒以上押すと登録できます。

ちなみに僕は意識高い系なので、色温度2700Kで15%ほどの輝度にして読書灯にしています。えぇ、実際は電子書籍も本も読みません。Amazon audioですべて声優に任せています。僕はふんぞりかえってるだけです。(たまにコソッと資格本とか読んでますよ)
お気に入り登録は1つしか登録できません。しかし、自動点灯は基本的に4000K以上のことが多く、500lxになるようになっています。そのため、夜の読書灯のように2700Kほどになることがないので、1つ登録できるだけでもありがたいですね。
では、次は実際の設置シーンを見ましょう。
前作よりも広範囲にバックライトを照らしてくれる
前作のBenQ ScreenBar Haloを使っていたとき、「バックライト、もうちょっと広がってくれたらな…」と、実はずっと思っていました。背面の光1灯で全体を“点”のように照らすので、おしゃれな間接照明感だけな点は否めませんでした。
ところが、BenQ ScreenBar Halo 2ではその点が劇的に改善されています。
背面ライトの照射角が従来の80°から120°へと拡大され、まさに“壁一面をふんわり包み込むような光”を体感できるようになりました。

実際、BenQ ScreenBar Halo 2のバックライトを点灯してみると、数%しか出していないのにこの拡散力。

バックライトは1%〜100%まで1%刻みで調整が可能です。



輝度についてはビフォーアフターで見た方がいいかもしれませんね。↓


カメラの色味や自動補正であまり違いが顕著に見れないですが、実際は全然違います。間違いなくバックライトの恩恵があります。
これまで目がシパシパしていた現象がまっっっっっっっっっっったく出ていません。
ただバックライトがあればいいって問題でもなく、BenQが創り出す大学の研究機関との連携のもと、バックライトと眼の快適性に関する科学的検証を実施し、視覚負担の軽減に寄与する人間工学的設計の追求に取り組んできたそうです。
得られた実験データは製品設計へと応用されており、画面と周囲光の照度比を3:1未満に抑えるというANSI(米国国家規格協会)基準にも適合。第三者の規格に準拠することで、光環境における眼の快適性を客観的に保証しているとのとですが、これ以上に信用性の高い文章と品質、見たことがありません。
本題:正面・バックライトの大切さが過去最大級に実感できる
僕の作業部屋はご覧の通り、黒を基調とした空間で日々仕事をしています。

壁もデスクも、照明すら“映え”を計算して選びました。美しく、集中できる理想の空間。
……のはずだったんですが。ある日ふと、目の奥がズーンと重たい感覚に気づきました。モニターを見続けていると目がシパシパし、やたらと瞬きが増える。気がつけば、目薬がデスク上の常連になっていました。

使用していたのはBenQ ScreenBar Pro。
手元はしっかり明るく照らしてくれるし、映り込みもない。でも、黒い壁に囲まれた空間では、“前だけ明るい”という環境が目にとってあまりに過酷でした。

ちなみに言っておきますが、BenQ ScreenBar Proが悪いのではありません。この製品自体は自分にとって最も最良のモニターライトです。明らかに部屋の壁紙を真っ黒にしていることに原因があるのです。
実際、正面だけ点灯しているのと背面バックライトも点灯しているのでは、違いが賢慮に現れます。


何となく目が痛いなーと思いながら日々過ごしていた結果、ついにはめばちこ(麦粒腫)を発症。急いで病院にいき、眼科の先生に言われたのがこうでした。
「〜前略〜作業環境、周囲が暗くなっていません?前だけ明るいと、目が常にコントラストにさらされて緊張状態が続くんです。部屋全体を適度に明るくすることが、目の健康には大切ですよ。」
おいおい、まじかよ…。そう思い、病院から帰ってきた僕は早速調べてみました。そうすると、厚労省『VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン』では、モニター周囲との明暗差が大きすぎる照明環境や暗い部屋でモニターだけが明るい状態(高コントラスト環境)は、目の筋肉の緊張と自律神経の乱れを引き起こし、疲労や炎症の原因になるとされている…と記載されているではないか。
医学的にもこれは“環境性眼精疲労”といって、明るさのアンバランスが目の筋肉にストレスを与え、血流が悪くなることで炎症や疲労を引き起こすのだそうです。
つまり、「明るすぎ」でも「暗すぎ」でもなく、“空間全体のバランス”が目には大事だったってこと。
バックライトなんてまじでおしゃれな間接照明変わりくらいにしか思ってませんでした。いや、きちんと理解はしていたつもりでしたが、ここまで具体的に頭には入っていませんでした。ほんと自分の不甲斐なさよ。
で、そこでBenQ ScreenBar Halo 2の出番です。

真っ黒な壁でも、背面ライトが“ふんわりと光のグラデーション”を描き出すことで、空間全体がやさしくなじむように明るくなります。


これまでバックライトなしのものを使ってきましたが、まさかここまで違うとは思いませんでした。結果、目が緊張から解き放たれたようにラクになりました。
今では、あの頃のような目のシパシパ感はすっかり消えました。夜の長時間作業でも、「あともうちょっと頑張ろう」と思えます。
集中力が切れず、目が「ありがとう」と言っているのがわかるくらいに喜んでいます。
Halo 2の照明がすごいのは、単に明るくするのではなく、“空間のバランスを整えてくれる”素晴らしき相棒。
BenQ ScreenBar Halo 2のデメリット
よくありがちな値段が高いというデメリット、値段だけみるのはもうやめましょう。
まず、目の健康を守るという観点で考えてみてください。目が疲れる → 作業効率が下がる → 長時間の集中ができない。それどころか、僕のようにめばちこ(麦粒腫)や頭痛にまで発展することだってあります。
その都度、目薬代、病院代、作業ロス…トータルで失ってるコスト、実は1〜2万円じゃ済んでないんです。それでも高いと感じるなら、こう考えてください。
「1日たった100円未満で、目がラクになる環境が手に入る」
しかも、1度買えば長く使える。消耗品じゃない。そう考えたとき、Halo 2の価格はむしろ破格です。
ということで、ここまで完成された製品にデメリットを炙り出すのは苦渋でした。そして、ようやく見つけたデメリットは以下の通りです。
バックライトの広範囲化によりスマートさの欠如
見ての通り、BenQ ScreenBar Halo 2は背面にしっかりとしたバックライトユニットが搭載されています。

その結果、背面のデザインがややボリュームを増しているのは否めません。とくに、前作のBenQ ScreenBar ProやHalo(無印)と比べると、背面の厚みや出っ張りが目立つようになり、あの「細くて洗練されたデザイン」がやや損なわれた印象を受ける人もいるかもしれません。


僕自身も最初に設置したとき、「あれ、ちょっと存在感強いかも?」と思ったのが正直な感想です。
ただし、背面だけゴツさが増しましたが、それ以外はスマートのままです。




逆を言えば“進化した証”でもあります。この背面の出っ張りこそが、従来よりも広角120°のバックライト照射を可能にし、黒い壁でさえもふんわりと照らす、柔らかく包み込むような光環境を実現してくれています。
つまり「デザインを犠牲にした」のではなく、“快適さを最優先した”勇気ある選択だと、今ではそう思っています。全体像を見ても、そこまで気にするかと言われると気にしないです。

BenQはより大きなメリットをもたらすことを熟知し、このデザインに仕上げた。ならば僕たちは、このデザインを受け入れて使い倒そうではありませんか。
また、横から見た時のシルエットをみてください。今昨今界隈で賑わいを見せている3Dプリンタで何かいいものを作れそうなデザインです。

そういった点も含めてこのデザインに僕はワクワクが止まりませんね。
あえて“ミニマル一辺倒”ではなく、機能性と美しさのバランスを選択すると必然的にこのデザインに仕上がり、結果、ただの「おしゃれガジェット」ではなく、「本当に使える道具」へと昇華したのです。
そんな、ちょっと不器用だけど頼れる存在――それが、BenQ ScreenBar Halo 2です。
まとめ:BenQ ScreenBar Halo 2レビュー

メリット | デメリット |
---|---|
リモコンにエッジがあり操作がしやすい リモコンで正面・バックライトの輝度・色温度 個別で操作できるようになった 前作よりも広範囲でバックライトを照らしてくれる正面・バックライトの大切さが過去最大級に実感できる | スマートなデザインの欠如(ただしメリット方が上回る) |
目の疲れを我慢する時代は、もう終わり。
BenQ ScreenBar Halo 2は、正面+背面の光で“空間そのもの”を整え、集中力と快適さを劇的に変えてくれます。
本気で作業環境を進化させたいなら、今こそこのライトがその一歩です。目の未来を守るために、BenQ ScreenBar Halo 2を選んでみてください。
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