TRANYA X3レビュー:ながら聴きに最適のオープンイヤーイヤホン
TRANYA X3は、オープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンとして、ランニングやトレーニング中の使用に最適な製品でした。
このレビューでは、TRANYA X3の特徴や利点を深掘りし、その実力を詳しくレビューします。
- オープンイヤー型デザイン
- 耳に掛けるタイプで、快適な装着感と安定性を提供
- Bluetooth 5.0接続
- 高速かつ安定したワイヤレス接続を実現。
- タッチコントロール
- 音楽再生、通話応答、音量調整などの操作がタッチで簡単に行える。
- Qualcomm® QCC3040チップセット
- 高品質なオーディオ伝送と低遅延を実現。
- aptX Adaptive対応
- クリアで高品質なサウンドを提供。
- CVC 8.0ノイズキャンセリング
- 通話時のクリアな音声伝送をサポート。
- 長時間のバッテリー寿命
- 長時間の使用に対応するバッテリー持続力。
- 防水性能
- 汗や水しぶきに強い設計。
- 空気伝導技術
- 自然な音の取り込みで、周囲の環境音を意識しながら音楽を楽しめる。
- 軽量デザイン
- 長時間の使用でも快適な軽量設計。
TRANYA X3の会社概要
概要 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 深圳市全雅贸易有限公司 |
英語表記 | Shenzhen Quanya Trading Co., Ltd. |
業種 | 貿易会社 |
代表者 | 張明全 |
設立 | 2015年06月 |
URL | https://tranya.jp/ |
2017年に創業した中国のブランド、Tranyaによって製造されています。
このブランドは、アメリカをはじめ、ヨーロッパ、ブラジル、メキシコ、東アジアなど世界中で支持されています。
TRANYA X3のスペック
項目 | 詳細 |
---|---|
デザイン | 空気伝導技術によるオープンイヤー |
ドライバー | 16mm ドライバーによる AptX アダプティブ サウンド |
コーデック | AAC APTX/ABC |
ノイズキャンセリング | CVC 8.0 ノイズキャンセリング |
再生時間 | 最大32時間(イヤホン単体で最大8時間) |
充電 | Type-C 急速充電 |
防水性能 | IPX5 防水 |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 |
Bluetooth範囲 | 12M |
マイク | 4 マイク設計 |
バッテリー | 90mAh |
充電ケース | 500mAh |
待機時間 | 150時間 |
TRANYA X3のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
髪が引っかからない 通話に適している 操作がかなり簡単 | 長時間の使用は耳が痛い ケースが大きい |
メリット・デメリットについて、レビューとして後述しています。
TRANYA X3 レビュー
TRANYA X3 |
はじめてのオープンイヤーイヤホンとして最適 |
¥14,800 |
\ 一言 /
音質はそれなりだったですが、装着に髪がひっかからないことや、操作が簡単で、ながら聴きや通話として使いたい人にオススメできるイヤホンでした。
外観・付属品
- TRANYA X3イヤホン本体
- 充電ケース
- Type-C充電ケーブル
- 取扱説明書
TRANYA X3は、スタイリッシュな外観を持つオープンイヤー型のワイヤレスイヤホン。
イヤホン本体は軽量で、耳へのフィット感も優れており、運動中でも安定した着用が可能です。
詳細にレビューしていきます。
デザイン
TRANYA X3のデザインについて述べると、イヤホン本体はシンプルでありながらも、チープな印象はありません。
色合いは落ち着いたブラック。
ケースは中々に大きいので、ポケットに入れて持ち運ぶのは正直面倒だと感じます。
少しのランニングや、オフィス内での保管など、ケースを持ち運ばない方法であれば、快適に使用できそうです。
Anker Soundcore Liberty 4と比べるとその大きさにビックリしますが、オープンイヤー型のイヤホンにはありがちなので、致し方ありませんね。
また、充電はワイヤレスに対応しておらず、Type-Cケーブルでの充電のみとなっています。
装着感
TRANYA X3の装着は難なくできて、5時間ほどつけていても快適でした。
オープンイヤー型のデザインにより、耳への圧迫感がほとんどなく、長時間の使用でも快適に過ごせますが、イヤーフックは柔軟性がなく、プラスチックが耳にモロに当たるため、ずっとつけていると圧迫感が出てきます。
ただし、フック部分がプラスチックですので、髪にひっかかることもなく、快適に装着できるのはよかったです。
耳にかける部分のデザインが工夫されており、耳への負担を最小限に抑えてくれている感じはします。
もちろん、耳の形状により大差は出てきますが、比較的耳が大きい僕では、数時間程度なら圧迫感を感じることなく装着することができました。
音質
TRANYA X3を実際に使用してみた結果、ポップからクラシックに至るまでの幅広いジャンルを試聴しましたが、低域から高域にかけての音質にはやや密閉感があり、オープンイヤー型特有の音の解像度の低さが目立つ印象を受けました。
特に、低音の深みについては感じることはできませんでした。
これは、耳に掛けるタイプのオープンイヤー型の構造上、どうしようもないのかも。
ただし、高音がしっかりとボーカルが前に出ている感じがあり、値段の割にクリア。
音質全体としては、艶やかさにやや欠け、乾いた印象を受けますが、過度に粗いわけではないため、音楽を深く聴き込むのではなく、日常的に背景音楽として楽しむには十分な性能を持っています。
オープンイヤー型でありながらも、十分な音質ですので、インナーイヤー型に慣れている方には、最初は音質に残念がるかもしれませんが、快適な装着感という新たな音楽体験を提供してくれます。
TRANYA X3は、音質面では一部の制限があるものの、日常的に音楽を楽しむための快適な環境を提供する点で、その価値を見出すことができるでしょう。
ノイズキャンセリング
初めに言っておきますが、ANC(アクティブノイズキャンセリング)はありません。
「安全な透明効果 & CVC 8.0 ノイズキャンセリング」という記載がTRANYA X3の公式サイトにされていますが、CVC 8.0ノイズキャンセリングは、主に通話時の背景ノイズを低減する技術で、これは、マイクが拾う周囲の騒音を減少させ、通話時の音声の明瞭さを向上させることを目的としています。
一方で、アクティブノイズキャンセリング(ANC)は、イヤホンが周囲の騒音を分析し、逆位相の音波を生成して騒音を打ち消す技術で、リスニング体験全体のノイズを低減します。
「安全な透明効果」という表現は、オープンイヤー型のイヤホンが周囲の音を自然に取り込むことを指している可能性があります。
これは、使用者が周囲の環境音を聞きながら音楽を楽しめるようにするための設計です。
したがって、TRANYA X3には通話時のノイズ低減機能はあるものの、一般的な音楽再生時のアクティブノイズキャンセリング機能は搭載されていません。
実際に使ってみると、通話のノイズキャンセリングはそれなりに聞いており、相手にクリアな声を届けることができました。
音漏れ
オープンイヤーの形状上、音漏れはします。
iPhoneで音楽を聴いた場合、音量を3分の1程度に上げたところから、3cmほど離れた場所でも音漏れを確認できました。
この手のイヤホンはそもそもランニングなどのながら聴きとして販売されていますので、公共の狭い場所(電車や図書館)の仕様には向いていないのでご注意を。
本体やアプリの操作性
本体とアプリの操作性に分けて書いています。
本体の操作性
本体は何回タップするかによって、できる操作が変わってきます。
- 1回タッチ
- 再生/一時停止・通話応答
- 2回タッチ
- 音量の上げ下げ
- 3回タッチ
- 曲送り/戻し
- 4回タッチ
- ゲームモード(電源オフ時、自動的に通常モードになる)
- 1秒タッチ
- Siri /その他の音声を起動
左側と右側で操作はかわりますが、感度はすごくいいですね。
真ん中をタッチや長押しするだけで、遅延もなく反応してくれます。
また、タッチセンサーの範囲が広いのか、大体の真ん中の場所を押すとしっかりと反応してくれるので、ノンストレス。
これは問題なさそうです。
ちなみに、X3はアプリに対応しておりません。
TRANYA X3まとめ
メリット | デメリット |
---|---|
髪が引っかからない 通話に適している 操作がかなり簡単 | 長時間の使用は耳が痛い ケースが大きい |
音質はそこそこですが、この価格でこの快適性なら日常のながら聴き使いに活躍してくれそうです。
テレワーク時のBGMや、ランニングなどに活躍してくれますね。
PCと接続しておけば、急なzoomやTeams通話でも、安心して使えます。
初めてのオープンイヤーイヤホンとしては、コスパに優れていると思いますよ。
ではでは、今回はこの辺で…。
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