EarFun OpenJumpレビュー:初のオープンイヤーイヤホンクオリティの次元じゃないよ…

「オープンイヤー?…はいはい、“耳に優しいけど音質はそれなり”ってやつね。」
耳に入れないイヤホンって、“つけ心地はいいけど、音は微妙”ってのが定番です。
しかし、EarFun OpenJumpに出会って、僕の中の“オープンイヤー神話”が完全に崩れました。
いやこれ、クオリティの次元が違う。
例えるなら、今まで食べてたカップラーメンが実は“カップの中のフカヒレラーメン”だったくらいの裏切りです(伝わってほしい…)。
この記事では、そんなEarFun OpenJumpの魅力を、“僕自身が驚いたリアルな使用体験”とともに、レビューします。
スペック

項目 | 詳細情報 |
---|---|
製品名 | EarFun OpenJump |
発売日 | 2025年4月25日 |
重量 | 片耳約7.8g、充電ケース込みで73.5g |
ドライバー | 14.2mm ウール複合素材振動板ダイナミックドライバー |
コーデック | SBC、AAC、LDAC(ハイレゾワイヤレス認証取得) |
再生時間 | イヤホン単体で最大11時間 充電ケース併用で最大42時間 |
防水性能 | IPX7等級(本体のみ) |
マイク | 左右計4基のマイク搭載 AIノイズキャンセリング対応 |
特殊機能 | BassSurge™低音増強技術 3Dシアターモード ゲームモード マルチポイント接続 Google Fast Pair対応 |
アプリ対応 | 専用アプリ「EarFun Audio」 |
カラー | ブラック |
価格(参考) | 実売価格:約8,990円(税込) |
EarFun OpenJumpレビュー
デザイン
EarFun OpenJumpは、EarFun初の耳を塞がないオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン。
ケースはプラスチック素材というのが全面にでており、値段相当の質感。

充電ケースは、約76.1 x 66.9 x 27.3mmのコンパクトサイズで、持ち運びに便利な大きさ。

充電ポートはもちろんType-Cで、ここも問題なし。

マグネットでイヤホンを固定する構造により、逆さまにしてもイヤホンが落ちる心配がありません。

イヤホン本体は、フレームには形状記憶チタン合金が使われていて、細くスマートなラインを描いており、質感良し。

カラーはブラックのみですが、マット仕上げになっていて指紋も目立ちにくい。
正直この価格帯でありがちな「チープ感」はゼロ。ガジェット感を出しすぎない、落ち着いた大人の装いって感じです。

“耳をふさがない”のに“存在感を主張しない”。
このバランスが本当に絶妙で、スポーツシーンだけじゃなく、普段着でも良いイヤホン感を出しくれますね。
装着感
片耳わずか約7.8gの本体は、数字以上に軽く感じます。

この軽さ、ジョギング中でも頭を振ってもブレずにフィットしてくれるので、スポーツイヤホンとしても本領を発揮。
僕は普段筋トレでAirPods4を装着していますが、ずれてくるのがすごくストレスだったんですよね。カナル型イヤホンでも同じでした。
でもこれならマジでずれません。本当に快適。

なのに、締め付け感ゼロ。“つけてるのに、つけてない”というパラドックスを地でいく存在です。
形状記憶のチタン合金フレームが耳の形に合わせてピタッとフィットして、長時間つけていても全く痛くなりません。
デスクで仕事するのは10時間くらいですが、一回も外さなくても快適でした。
快適すぎて仕事終わってもつけっぱなしです。

カナル型の「密閉されてる感」「筋トレ中にずれてくる感覚のストレス」が一気になくなって、外の世界とも繋がっていられるこの感覚。控えめに言って、最高です。
音質
EarFun OpenJumpの対応コーデックはLDAC/AAC/SBCです。
これはハイレゾ相当の高音質をワイヤレスで楽しめるLDACに対応しているということ。
さらに、iPhoneユーザーに嬉しいAAC、そして幅広い機器で使えるSBCもサポート。
つまり、AndroidでもiPhoneでも、損しない音が楽しめるんです。

まぁ正直な話、僕は最初「オープンイヤー=音漏れしそう」「低音スカスカなんやろうな。」って思ってました。
でも、EarFun OpenJumpで音楽を流した瞬間、その予想は見事に粉砕。
いや、普通に音がいい。
ドライバーには14.2mmのウール複合素材が採用されていて、これがまた良い仕事をしてくれている気がします。

ウールって服だけじゃなく、振動板にも優しいらしくて、音に独特の柔らかさと広がりをもたらしてくれます。
とくにボーカルの距離感が絶妙で、耳の外からスーッと語りかけてくるような聴こえ方。
あの“脳内に直接語りかけられてる感じ”とは真逆の、“空間で聴いてる感”があります。

それでいて、低音もBassSurge™技術のおかげでほどよく響きます。
ズンズンしないけど、物足りなくもない。
まるで和食で出てくるダシのような、優しくも奥深い音(この感覚伝わってほしい)。
「どうせオープンイヤーでしょ」とナメてた自分を張り倒したい。
それくらい、このEarFun OpenJumpの音質にはいい意味で裏切られました。
しかし、装着検知機能はないので、耳から外して音楽は垂れ流しなので気をつけましょう。

アプリ操作

EarFun OpenJump専用のEarFun Audioアプリ、やってくれます。いや、やってくれてました。
まず、EarFun Audioアプリではこんなことができます。
- イコライザー調整
- プリセットだけでなく、自分でカスタムも可能
- タッチ操作の割り当て変更(音量、再生、モード切替など)
- シアターモード・ゲームモード・標準モードの切り替え
- ファームウェアのアップデート
- バッテリー残量の確認(左右別)
はい、もう「え、それ完全に高級機のやつじゃん…」ってレベル。
EarFun OpenJumpは、イヤホン本体のタッチセンサーで操作ができるんですが、「この動作、いらん」「逆にこっちを入れたい」という細かいカスタマイズがアプリで可能です。

“自分用に最適化されたイヤホン”として使える感覚があります。
このタップ操作について、アプリ上ですべて無効にできるのも評価ポイント高い。

本体操作を使わない人もいるので、誤作動を起こさせないためにも無効にできるの良いですね。
ゲームモードについて
ゲームモードを有効にすると、音声の遅延が約55ミリ秒以下に抑えられます。

これにより、動画視聴時のリップシンクのズレが軽減され、より快適な視聴体験が可能となります。
ただし、ゲームプレイ時には以下の点に注意が必要です:
- LDACコーデック使用時
- LDACは高音質を実現する一方で、遅延が発生しやすいため、ゲームモードの効果が限定的となる可能性があります。
- 競技性の高いゲーム
- 音の遅延がゲームプレイに大きく影響するような競技性の高いゲームでは、完全な同期が求められるため、EarFun OpenJumpのゲームモードでは対応が難しい場合があります。
以上の点を考慮し、EarFun OpenJumpのゲームモードは、動画視聴やカジュアルなゲームプレイに適している感じですね。
シアターモードについて
EarFun OpenJumpの「シアターモード」は、音場を拡張し、映画や音楽の臨場感を高める機能です。
ここで語らせてください、EarFun OpenJumpの「シアターモード」。
最初、僕は「どうせ低音ズンズン系でしょ。」と半信半疑。
…どうせとか思ってしまい、たいへん申し訳ございませんでした。
このモードを有効にすると、音の広がりが増し、まるで劇場で鑑賞しているかのような感覚を得られます。

ただし、シアターモードを使用する際には、以下の点に注意が必要です:
- イコライザー設定の無効化
- シアターモードを有効にすると、カスタムEQやマイサウンドプロファイルの設定が無効になります。
- バッテリー消費の増加
- 音響処理のため、通常よりもバッテリーの消耗が早くなる可能性があります。
- 音質が低下
- ややこもった感じになります。
音質が低下するのは残念ですが、とにかく臨場感がすごいので、音楽がライブ会場になります。
没入感のある音響体験を楽しむことができるので、ぜひ試してみてください。
通話性能
「オープンイヤーのイヤホンって、通話性能はおまけ程度。」そう思ってました。
でも――EarFun OpenJump、やたら通話が良いですね。
以下の音声は横で3Dプリンタを動かし、妻がすぐそばにあるキッチンで料理をしているときの音声になります。
カフェなみの騒音があったのですが、結構かき消してくれています。
EarFun OpenJumpは、左右に2基ずつ、合計4基のマイクを搭載しています。
そこにAIノイズキャンセリング技術が組み合わさることで、環境音をしっかりカットしながら、自分の声だけを自然に拾ってくれる感じです。
実際に駅のホームやカフェ、風の強い屋外で通話を試してみたところ、相手に「静かな場所にいるの?」と驚かれたというレビューも複数サイトで書かれていましたね。
つまり、「口元から離れてる=通話が不便」っていう先入観、ここで完全に覆りました。
まとめ:EarFun OpenJumpは“イヤホンの限界”をひとつ超えてきた

耳をふさがず、音も会話も妥協しない──それがEarFun OpenJump。装着した瞬間に自由を感じ、音を鳴らした瞬間に世界が変わる。迷う時間がもったいない。
今すぐ、あなたの“音の常識”をアップデートしましょう。
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