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EarFun Tune Proレビュー:人気の理由は本物?実際に試してみた。

どうも、ちから(@insNote_C)です。

EarFun Tune Pro、かなり人気です。僕もEarFun製品は何個も使ってきましたが、今回の製品は飛び抜けていいとレビューをみたことがある。

そんなわけ…あるの?

というわけで製品をご提供いただいたのでレビューしていきます。

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製品提供:EarFun

目次

EarFun Tune Proのスペック

スペック項目EarFun Tune ProWave Pro
価格約1万円約1.5万円
ドライバー構成40mm + 10mm デュアルドライバー40mm ダイナミックドライバー
ノイズキャンセリング性能最大45dB最大40dB
バッテリー持続時間(NCオン)約80時間約70時間
バッテリー持続時間(NCオフ)約120時間約100時間
防水性能IPX5IPX7
接続方式Bluetooth 5.4 / 有線 (USB-C, AUX)Bluetooth 5.3 / 有線 (USB-C, AUX)
重量約280g約260g
ケースのサイズやや大きめコンパクト
対応アプリ機能イコライザー・ボタンカスタマイズ可能より多機能なアプリ対応

EarFun Tune Proレビュー

デザイン

EarFun Tune Proのデザインは、まさに「機能美」という言葉がふさわしい仕上がり。

ブラックを基調としたマット仕上げのボディは、指紋が目立ちにくい素材が採用されており、日常使いでも清潔感を保てるのが嬉しいポイント。

また、イヤーカップ部分には繊細なロゴが配置されており、控えめながらもブランドらしさを主張しています。

さらに、イヤーパッド部分は高品質なメモリーフォーム素材を採用しており、長時間の装着でも耳が疲れにくい設計です。

ヘッドバンドは剛性と柔軟性を両立させたデザインで、サイズ調整がスムーズに行えるのも魅力的。

一方で、全体の重量は約280gと少し重めではありますが、これが「高級感」としてプラスに働いている点も見逃せません。

実測値では277.3g

結果として、EarFun Tune Proのデザインは、「目立ちすぎず、それでいて安っぽさが全くない」という絶妙なバランス。

1万円以下のヘッドホンでこの仕上がりなら満足できます。

装着感

「装着感でここまで満足できるとは思わなかった。」

イヤーパッドには柔らかいメモリーフォーム素材が使われていて、耳をしっかりと包み込みながらも圧迫感が少ない作り。

これが長時間の使用でも耳が疲れにくい。さらに、ヘッドバンドは適度なクッション性と剛性を兼ね備えていて、頭にフィットする感覚が心地よく、「しっかり支えてくれている」という安心感を与えてくれます。

軽すぎてズレる心配がないのが嬉しいところ。通勤中やリモート会議など、どんなシーンでも違和感なく装着できるのが魅力的。

他のヘッドホンで「耳が痛くなる」「ヘッドバンドがきつい」と感じたことがある人にこそ、この快適さを試してほしい。

EarFun Tune Proの装着感は、日常をちょっとだけ快適にしてくれる、そんな存在。

音質

ー 総合評価 ー

  • 高音域
    5
  • 分離感
    3
  • 定位感
    4
  • 低音域
    4
  • 中音域
    4
音の傾向
ドライ
ウォーム
狭い
広い
硬い
柔らかい
迫力
繊細
楽器より
ボーカルより
低音より
高音より

高音域

高音域は透明感があり、シンバルやハイハットの音がしっかり聞き取れます。

特にポップスやジャズの楽曲では、ボーカルの後ろで控えめに鳴るストリングスやピアノの響きが非常に心地よい。

音の輪郭がシャープすぎないため、「耳が痛い」と感じることが少ないのも大きなポイント。高音が刺さりやすい人にも安心しておすすめできると感じた。

中音域

中音域は、楽器とボーカルのバランスがとても良い。

特に男性ボーカルの力強さや女性ボーカルの繊細さがクリアに表現され、歌詞が耳に入りやすいのが特徴。

アコースティックギターやピアノも鮮明に聞こえ、音楽全体の構成がしっかり感じ取れます。ボーカル重視の方には特に嬉しいチューニング。

低音域

低音域はしっかりとした量感があり、ベースラインやドラムのキックが心地よく響く。

EDMやヒップホップの重低音は力強いですが、過剰ではないため、他の音域を邪魔しません。

特に映画やライブ音源を聴くと、音の迫力がひと味違うことに気づくはずです。重低音が支配的すぎるのが苦手な人でも楽しめる絶妙なバランスです。

定位感

定位感(音の位置感覚)は、この価格帯では非常に優秀。

ボーカルは真ん中にしっかり定位し、左右から楽器の音が広がる感覚があります。

分離感

分離感とは、複数の楽器が重なる中でそれぞれの音をどれだけ識別できるかという指標。

EarFun Tune Proは、ポップスやロックでは楽器同士がしっかり分離して聞こえますが、オーケストラや複雑な編曲の楽曲では、音が少し混ざることがあります。

この点は、5万円以上の高級機との差を感じる部分ですね。

音の傾向

EarFun Tune Proの音質は、誰が聴いても心地よいと感じられる絶妙なバランス。

全体的にはウォーム寄りの音作りで、耳当たりが柔らかく、長時間聴いても疲れにくいのが特徴。

音場はこの価格帯としてはやや広めで、ライブ音源やクラシック音楽のような「空間」を楽しむジャンルにも適しています。

また、音の輪郭は自然で滑らか。過剰に硬くなりすぎることがなく、聴きやすさを優先した調整がされています。

迫力ある低音がしっかりと支えつつ、高音域も透明感があり、繊細なディテールを楽しむことができます。

この低音寄りのチューニングは、ポップスやロック、ヒップホップのようなリズム感を重視するジャンルと非常に相性が良いですね。

それでいて、中高音域が埋もれることはなく、特にボーカルがしっかり前に出てくるのが印象的。音楽のジャンルを問わず楽しめる、絶妙なオールラウンダー。

ノイズキャンセリング

EarFun Tune Proのノイズキャンセリング性能は、価格帯を考えると驚くほど優秀。

最大45dBのノイズを低減するハイブリッド式ノイズキャンセリング技術。このクラスのヘッドホンで、ここまで強力なノイズキャンセリングを備えた製品は珍しい。

僕の家では、3Dプリンタが毎日稼働しており、だいたい60〜70dB程度の音があります。

この音量は、日常生活では人と会話する際の声の大きさに相当します。

EarFun Tune Proは、最大45dBのノイズ低減性能を持つハイブリッドノイズキャンセリング技術を搭載。この「最大45dB」とは、外部の騒音を理論上45dBまで軽減することを意味します。

つまり、67dBの騒音がある環境では、ノイズキャンセリングをオンにすると、約22dB(67dB – 45dB)程度の残響音が耳に届く計算になります。22dBという音量は、図書館内の静けさやほぼ無音に近い環境に相当します。これはあくまで理論上の話。

しかし実際、プリンターの動作音が耳障りにならず、音楽に集中できる快適な環境が作り出されます。

「家庭内の機械音や空調音がほとんど気にならなくなる」ということであり、特に単調で一定の低周波音(プリンターの駆動音や振動音など)を効果的に抑えることができていますね。

機械音が60db程度なっている

日常的な騒音を抑えるには十分であり、特にコストパフォーマンスを重視する方には満足感を提供してくれるでしょう。

EarFun Tune Proを使えば、67dBの3Dプリンター音も気にならない静けさを手に入れることができ、作業中やリラックスタイムを快適に過ごすことが可能です。

また、複数のノイズキャンセリングモードを搭載しており、環境に応じた調整が可能です。

オフィスのように完全に音を消し去りたい場合には「高強度モード」を選び、街中での軽い雑音を和らげたいときには「軽度モード」に切り替えることができます。

Bose Noise Cancelling Headphones 700のようなトップクラスのノイズキャンセリング性能を誇る製品には一歩及びませんが、EarFun Tune Proはその価格帯を考えると非常に高性能。

外音取り込みモード

EarFun Tune Proの、外音取り込み機能(トランスペアレンシーモード)は、ヘッドホンを装着したまま周囲の音を聞くことができる機能を搭載。

実際の使用感としては、人の声が明るく聞こえ、会話がしやすい。周囲の音を自然に聞くことができ、特に人の声はクリアに聞こえるため、会話もスムーズに行えます。

がしかし、空調の音なども強調される傾向があり、自然な聞こえ方という点では改善の余地があるかもしれません。

また、マイクで音を拾っている感が強めで、自分の声も僅かにこもり気味に聞こえることがあります。

総合的に、EarFun Tune Proの外音取り込み機能は、不満はあるが実用的レベルです。

マルチポイント接続

EarFun Tune Proは2台のデバイスを同時に接続することができます。

実際の使用感としては、音楽再生中にスマートフォンの着信に自動的に切り替わるなど、非常にスムーズな動作。

Bluetooth 5.4を採用しているため、接続の安定性も高く、複数デバイス間での切り替えがストレスなく行えるのがポイント。

EarFun Tune Proのマルチポイント接続も優秀ですね。

本体の操作性

本体下部に配置された物理ボタンにより、誤操作を防ぎつつ、直感的な操作が可能。

デフォルトの設定では、再生・停止、音量調整、曲送り・曲戻し、外音モードの切り替えなど、基本的な操作を簡単に行えます。

さらに、専用アプリ「EarFun Audio」を使用することで、各ボタンの機能を自分好みにカスタマイズできます。

NCボタンの長押しにゲームモードの切り替えを割り当てるなど、使用シーンに応じた設定が可能です。この柔軟性により、自分だけの操作体系を構築できますね。

しかし、物理ボタンを押した際の「カチッ」という音が耳に若干響く…。デメリットほどではありませんが。

個人的には、電源ボタンとNCボタンが左右に分かれて配置されているため、押し間違いが減り、快適に操作できるのが良い。

アプリ操作

アプリを開いて最初に目に入るのは、非常に分かりやすいインターフェース。

ノイズキャンセリングの強度を調整できる点が便利。カフェで軽く雑音を抑えたいときと、電車でしっかり集中したいときで使い分けられるのが嬉しいポイントです。

さらに、個人的に一番気に入ったのはイコライザーのカスタマイズ機能。

プリセットもいくつか用意されていますが、自分で細かく周波数を調整できるのが最高でした。低音を少しブーストして迫力を出したり、高音を強調してボーカルを際立たせたり、自分好みの音作りが可能です。

この価格帯でここまで細かく調整できるEarFunさん、さすがです。

通話性能

EarFun Tune Proは、計5基の高性能マイクを内蔵し、AIノイズキャンセリング技術を搭載。

静かな室内での通

静かな室内では、自分の声がクリアに伝わり、相手の声も明瞭に聞こえます。ノイズや雑音はほとんど気にならず、快適な通話が可能です。

騒がしい環境での通話

カフェや街中などの騒がしい環境でも、EarFun Tune ProのAIノイズキャンセリング機能が効果を発揮します。周囲の雑音をしっかりと低減し、自分の声をクリアに相手に届けることができます。

風の強い場所での通話

一方、風の強い場所では、風切り音がマイクに入りやすく、相手に若干伝わるみたい。この点は、他の多くのヘッドホンやイヤホンでも共通の課題。

今回、環境音なしと比較的うるさい掃除機をかけた場合の録音をしてみました。

EarFun Tune Proのデメリット

外音取り込みモードは自然さに欠ける

このモードではマイクを通して周囲の音を拾うため、直接耳で聞く音とは異なり、少し人工的な印象を受けます。

人の声や環境音がやや平坦で、距離感が掴みにくい。

また、静かな環境では周囲の音が強調されすぎる場合があり、逆に耳障りに感じることもありました。特に空調音などの低周波ノイズが不自然に大きく聞こえる点は、気になる方がいるかもしれません。

一方で、この価格帯のヘッドホンとしては十分実用的なレベルに達していることも事実。自然な外音取り込みを求めるなら、より高価格帯の製品が選択肢となりますが、コストパフォーマンスを考えれば、日常使いには十分な性能と言えるでしょう。

EarFun Tune Proの外音取り込みモードは、「便利さ」を重視するユーザーには満足感を与える機能ですが、「自然さ」を求める方には一歩及ばない部分もある、といった印象です。

まとめ

EarFun Tune Proは、1万円台という価格でありながら、5万円級のヘッドホンにも匹敵する性能と感じています。

最大120時間の再生時間を誇るバッテリー性能や、直感的な操作性を実現するアプリも魅力的。

これだけの性能を、この価格で手に入れられる製品は見たことがない。EarFun Tune Proは、コスパを重視する方にとって、間違いなく最良の選択肢。

このヘッドホンで、日常の音楽体験を新たな次元へ引き上げましょう。

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SHERE

この記事を書いた人

インテリアとガジェットを嗜むアラフォー。
頻繁に部屋の環境を変えて、それを発信しています。平均月間5万人が訪れる個人ブログ。

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