Secretlab Titan Evo HOTD エディションレビュー:ゲームも仕事も“王座”に座れ。座るだけでテンション爆上がりなゲーミングチェア。

Secretlab Titan Evo HOTD エディション (R サイズ) レギュラーをご提供いただきました。
そう、名前のとおり、『House of the Dragon』とコラボした特別モデル。
──って聞くと、「ただのデザイン違いで普通のゲーミングチェアでしょ?」と思うかもしれない。でも違う。これは、間違いなく見た目も性能もドラゴン級。
背中を包み込むホールド感、腰を支えるサポート、シートに沈み込みすぎない絶妙な硬さ。そして、あの圧倒的な存在感。
ゲームの没入感が変わる。姿勢が変わる。集中力が変わる。勝率が変わる。見るたびにテンションが上がる。
そう言い切れる理由、これから全部語ります。
これはただのゲーミングチェアではなく、その辺のゲーミングチェアとは凌駕をなす逸品。その魅力に酔いしれてください。僕はもう酔いしれています。


Secretlabについて

“世界中のゲーマーが認める、イス界のチャンピオン”といっても過言ではありません。
Secretlab(シークレットラボ)は、2014年にeスポーツプレイヤー出身の創業者たちによってシンガポールで設立された、世界屈指のゲーミングチェアブランドです。
創業の動機はシンプルかつ切実。「自分たちが本当に満足できるゲーミングチェアがなかった」
そうして誕生したSecretlabは、妥協なき素材選定と、徹底した人間工学設計を武器に、わずか数年で世界中のゲーマーから絶大な支持を獲得。
今では世界70カ国以上で販売され、プロeスポーツチームや大型大会でも多数採用されるブランドへと成長している、まさにゲーミングチェア界のチャンピョンといっても良いでしょう。
Secretlab Titan Evo ゲーミングチェアの魅力
ここでは主要の12種類の特徴を紹介します。
これが世界中のゲーマーが認める最新技術が詰まったゲーミングチェアです。
1:3つのサイズ展開

あらゆるサイズに対応するパーソナライズされた人間工学に基づいたサポート。
人はそれぞれが違いますが、どのサイズを選んでも、同じ研究に裏付けられた人間工学的機能と同じ調整可能なランバーサポートを備えています。
S、R、XLの3サイズがあり、あなたにぴったりのサイズを選択可能。
2:選べる高品質な張地
Secretlab TITAN Evoは、ユーザーの好みに合わせて選べる2種類の高品質な張地を提供しています。
1. Secretlab NEO™ ハイブリッドレザーレット
この張地は、ナパレザーのような光沢と弾力を再現しつつ、通常のPUレザーの12倍の耐久性。
独自のトップラミネートと極細繊維で強化されたベースレイヤーにより、柔らかさとしなやかさを維持しながら、長期間の使用にも耐える設計。
2. Secretlab SoftWeave™ Plus ファブリック
このファブリックは、通気性と耐久性に優れた素材で、長時間の使用でも蒸れにくく快適な座り心地を提供します。高強度の糸繊維を交差させたループ状の新構造により、柔らかさと通気性を両立しています。
これらの張地は、それぞれ異なる特徴を持ち、ユーザーの好みや使用環境に合わせて選択できます。
高級感と快適性を兼ね備えたSecretlabは、長時間の作業やゲームプレイをサポートする理想的なゲーミングチェアです。
3:独自の人間工学に基づいたペブルシートベース

緩やかなカーブで体を中央に導き、健康的な座り心地を実現。
4:4-way L-ADAPT™ ランバーサポートシステム(特許出願中)
背骨の自然なカーブにフィットし、個別調整が可能。
上下・前後の4方向でサポートを調整できる内蔵型。
5:CloudSwap™ フルメタル 4Dアームレスト(取り替え可能)

上下・前後・左右・回転の4方向調整に対応。
CloudSwap™ 交換システム。
まったく新しいマグネット式のCloudSwap™ アームレストにより、アームレストのトップを1秒以内に交換することができます。
フルメタル4Dアームレスト:スムーズで正確な4方向への調整が可能な洗練された内部機構。
手首や肘を効果的にサポートするためにデスクと同じ高さにしたり、前に座りたいときには下にスライドさせたりできます。
*ネオジム磁石を採用。
6:#PR 磁気メモリーフォームヘッドピロー(特許出願中)
マグネットで位置調整が可能。
首と頭をやさしく支える低反発素材。
7:コールドキュアフォーム(特許出願中)
中程度の硬さに設計され、体圧を均等に分散。
長時間座っても疲れにくい、耐久性の高い素材。
8:165°のリクライニングが可能なフルレングスバックレスト

快適な休憩姿勢をサポート。
リラックスから集中の切り替えも簡単。
9:XL PUキャスター
軽量で高強度なベース。
大きいキャスターにより、安定感に優れ、スムーズに動かすことが可能。
10:NFC偽造防止タグ搭載

チェアの信頼性の確認 すべてのSecretlab TITAN Evo には、バックレストにNFC偽造防止タグが埋め込まれています。
このタグをスキャンするだけで、本物の製品であることが確認できます。
11:最大5年間の延長保証

大抵のチェアは1年〜3年に対して、最大5年間の延長保証を受けれるようになります。
*Secretlab 2022 シリーズの公開投稿をシェアすることで、更なる2年間の保証を無料で受けることができます。5年間の延長保証プログラムについてはこちらをご参照ください。
スペック:Secretlab Titan Evoシリーズ
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ展開 | Small、Regular、XL |
推奨身長 | Small: 169cm以 Regular: 170cm〜189cm XL: 181cm〜205cm |
推奨体重 | Small: 90kg以下 Regular: 100kg以下 XL: 80kg〜180kg |
最大耐荷重 | Small / Regular: 130kg XL: 180kg |
フレーム構造 | スチール製フレーム |
フォームタイプ | 特許出願中のコールドキュアフォームミックス |
張地オプション | Secretlab NEO™ ハイブリッドレザー Secretlab SoftWeave™ プラスファブリック Secretlab NAPAレザー |
ヘッドピロー | 特許取得済みのマグネット式メモリーフォームヘッドピロー(冷却ジェル内蔵) |
ランバーサポート | 特許出願中の内蔵型4方向L-ADAPT™ランバーサポートシステム |
アームレスト | フルメタル4Dアームレスト(CloudSwap™交換システム対応) |
リクライニング | 85°〜165°のリクライニング機能 |
チルト機能 | マルチチルト機能(チルトロックおよびチルトアングルロック) |
ガスピストン | クラス4ガスピストン ※XLサイズはヘビーデューティ仕様 |
ベース | ADC12アルミニウム合金製ホイールベース |
キャスター | PUコーティングキャスター |
保証期間 | 3年(製品登録で5年に延長可能) |
付属ツール | ロングアレンキー M8ネジ×4 マグネット式ドライバーハンドル リバーシブルフィリップス+ヘックスビット |
保証 | 5年間 |
Secretlab TITAN Evo HOTDエディションのメリット
刺繍デザインのクオリティが桁違いに高い
Secretlab TITAN Evo HOTDエディションの最大の“沼ポイント”──それは背もたれに施されたターガリエン家の紋章刺繍。
まず見てください。この刺繍。

カッコいい…。今までこんなゲーミングチェア見たことがあっただろうか。否、ない。
この刺繍、ただのアクセントなんて言葉では片づけられません。
僕は刺繍に対してそれなりに拘りを持っているのですが、クオリティがまじで良いので、その魅力を語らせてください。
まず驚くのは、刺繍の立体感と密度。
通常、ゲーミングチェアのロゴや装飾はプリントで仕上げられることが多く、見た目はそれなりでも、時間が経てば剥がれや色落ちするリスクがあります。
しかしこのモデルの刺繍は、ハイデンシティ(高密度)な多層ステッチ構造によって、まるで生地に彫刻されたような立体感を持っています。

遠目で見ても間近で見てもそのクオリティにまじで驚かされます。

側面にはドラゴンの鱗をモチーフにしているようなスケールパターンが施されており、非常に精緻で高級感があります。エンボス加工は見た目の装飾性だけでなく、表面の耐久性を高めたり、手触りに個性を持たせる目的でも使われます。

上記の加工は、エンボス加工(型押し加工)かと思います。これは革や合成皮革の表面に熱と圧力を加えることで、模様や質感を立体的に浮き上がらせる技法です。
Secretlabの特別モデルでは、こうしたファンタジー作品とリンクするテクスチャデザインが用いられることが多く、これはまさに「House of the Dragon」エディションの世界観にふさわしい演出ですね。美術品のような一脚です。
中央にあしらわれたのは、ターガリエン家の象徴とも言える三頭のドラゴン。
深紅と銀糸の繊細なコントラストは、高級なタペストリーのように見る者を圧倒します。
ミニマルなサイズでありながら、ここには高貴さと威厳、そして「House of the Dragon」ファンの心を射抜く力強い存在感があります。

特に注目したいのは、その位置と仕立ての丁寧さ。首元に近いこの位置に、ここまで滑らかで立体感のある刺繍を施すには相当な技術が必要だと思います。1つの1つのクオリティに感動します。
背面にも大きくあしらわれている、ターガリエン家の象徴である三つ首のドラゴン紋章。
これは単なるプリントではなく、極めて精緻な刺繍で表現されており、その立体感と迫力は息をのむレベル。黒を基調としたシートに、血のように深い赤と荘厳な銀糸が映え、まさに王家の威光を放っています。

しかも、耐久性もしっかり考慮されている。
長時間の使用や背中のこすれにも強く、年月が経ってもこのドラゴンは決して老いない。
まさに“家の誇り”そのもの。

驚くのが、しっかりと厚みのある糸の立体感。
滑らかさと微細な起伏が同居しており、まるでベルベットのような高級感。特に深紅のドラゴン部分は、光の当たり具合でツヤが変化し、見る角度によって違う表情を見せてくれます。
この立体感、実際に手でなぞるとわかります。指で触ってみると立体感がより際立っているのが実感でき、安易なプリントでは絶対に再現できない職人技がありました。
背面という「普段見ない場所」すら妥協しないこの姿勢に、Secretlabの“覚悟”を感じます。

この仕上がりには、「ゲーミングチェアなのにここまでやるか!?」という感動しました。
デザインにこだわる人にとって、これは単なるゲーミングチェアではなく、“空間の主役になるインテリア”。
あなたの部屋の雰囲気を一段、いや三段くらい格上げしてくれることを約束します。
「背中で語るゲーマー」──そんな称号が欲しくなるほどの完成度です。
内蔵型ランバーサポートで腰への負担を軽減
Secretlabシリーズのチェアには内蔵型4方向ランバーサポートが搭載されています。
これ、何かというと左右のダイヤルをカチカチ回すだけで、自分の腰のカーブにぴたりとフィット。
ゲーミングチェアって真っ直ぐな背もたれで、かつおまけ程度の腰クッションが付いている物が多く、デザインに全振りで腰を労る機能がないものがほとんど。
しかし、Secretlabシリーズには、このダイヤルのおかげで「これだよ…こんなゲーミングチェアが欲しかったんだ」と、座った瞬間に思えるすごい機能。


外付けクッションみたいにズレない。沈みすぎない。違和感がない。
ただ自然に、ずっとそこにある“安心感”。
ゲームだけじゃなく、普段の仕事でもしっかりと腰を支えてくれるので、かなり集中できます。
腰をかばいながら過ごす毎日に、そろそろ終止符を打ちましょう。
デザインだけじゃなく、機能もしっかりしているSecretlabのチェアは一瞬で僕はファンになりました。
豊富なサイズ展開で自分にあったサイズが見つかる
Secretlabは、3つのサイズ展開を提供しています。
- Small (S)
- 身長150〜169cm、体重90kg以下の方に最適。
- Regular (R)
- 身長170〜189cm、体重100kg以下の方に最適。
- Extra Large (XL)
- 身長181〜205cm、体重80〜180kgの方に最適。
サイズ表は以下の通り。

「どの椅子に座っても、なんかしっくりこない」そう感じている人、意外と多いんじゃないでしょうか?
また、一般的なオフィスチェアはサイズは1展開しかないので、実際に自分には合わなかったという方もいると思います。
しかし、Secretlabのチェアのサイズ展開は3種類も用意されています(モデルによっては3種類ではない)ので、自分に合ったサイズを選択することができます。
「サイズが合う」って、ただ快適なだけじゃありません。
腰のフィット感が違う。背中の支え方が違う。集中力が持続する。“人間を正しい姿勢に導く設計”なんですよね。

サイズが合ってるイスに座るって、こんなにも違うのかと。
自分の体が「ありがとう」って言ってる感じ。
Secretlabは“万人向け”じゃない。一人ひとりに向き合ってくるプロ仕様なんだと実感できました。
だから、選べる。だから、座るのが楽しみになる。
これからは「イスに合わせる」のではなく、「イスが自分に合わせてくれる」時代。
ちなみに僕が座っているのはR(レギュラー)サイズ。座面奥行き(シート長さ)は若干大きく、奥まで座ると膝がシートにピッタリとつくようになります。

身長は170cm、体重65kgの標準体型くらいで、座面シート長さが若干大きいかなといった印象ですが、これのせいで作業に集中できないなんてことはありません。
むしろ前よりも集中力は確実に上がっています。
背もたれ別販売のクッションシートを選択可能
背もたれにクッションが欲しいと感じてもしまったことはないですか?
でも別ブランドのクッションをつけるとインテリア性がガクッと下がり、なんともダサい姿になりますよね。
でも大丈夫。Secretlabは別売で背もたれクッションも用意されています。

同じブランドのもので揃えるので、インテリア性を損なわず、完璧にフィットする背もたれを得ることができます。
ただし、記事執筆時点では、在庫があまりないようです。(Secretlabさん、在庫の補充をどうかお願いします…。)
マグネット式ヘッドピローで簡単装着
ヘッドピローがズレる──これ、地味だけど毎日のストレスになりますよね。
僕も以前ゲーミングチェアを使用していたとき座るたびに「なんか、首が固定されないんだよな…」と独り言をこぼしてました。

Secretlab TITAN Evo HOTDエディションを使ったからわかった事実。それは紐式のヘッドピローだからズレていたということ。

この製品は、ヘッドピローがマグネット式で首がズレることが一切なくなったので、首が間違いなく「幸せ。」と言っています。しかもオフィスチェアとは別次元並のソフトで柔らかいクッション性。沼ります。

磁石で「カチッ」と吸い付くように取りつき、頭の位置にピタッとハマる。ズレない。落ちない。地味だけど最高の体験。

調整幅は約10cm程度。


一般的なゲーミングチェアに採用されているゴムバンド式とは違い、背もたれに跡が残らない・ズレない・好みの位置にぴたっと吸着するので、高身長の人でも位置の調整がしやすく、首のフィット感が抜群。
たかがピロー、されどピロー。
毎日使うものだからこそ、一切のストレスがないことが正義。
長時間でも快適に座れる設計
このチェアには、独自のペブルシートベースが採用されています。
人間工学に基づいて最適化された形状 緩やかなカーブが体を中央に導き、健康的な座り心地を実現します。縁の部分はフレア状になっていて、より広いスペースが確保されているので、自由に動くことが可能です。
https://secretlabchairs.jp/features
つまり、この設計は、長時間の使用でも快適さを維持し、自然な姿勢をサポートすることを目的としているということ。
座面には、緩やかな傾斜を持つサイドウィングが特徴で、ユーザーを中央に導くことで、より広い接触面積と均一な圧力分散を実現しています。
また、広がったエッジデザインにより、座ったままでも自由な動きが可能。
事実、Secretlab Titan Evo HOTD エディションにもこの技術が採用されており、座面の両サイドが緩やかに傾斜しています。

実際、座面が広く、あぐらをかいても快適に座れることができました 。

これは、長時間の作業やゲームプレイでも、自由な姿勢を保ちやすい設計だからこそ。
さらに、このデザインは圧力を均等に分散し、特定の部位に負担がかかるのを防ぎます。つまり、ただ広いだけでなく、体への優しさも兼ね備えていますね。いやぁ、ここまで進化してるの凄すぎ…。
再設計されたクラス4油圧装置で足がしっかり床につく
S・Rサイズに搭載された「再設計されたクラス4油圧装置」。
要は座面の高さを低めにできるようになったってことで、身長170cmの僕でも足裏がちゃんと床につきます。

足が浮いてるだけで疲れるし、姿勢も崩れる。
Secretlabはそこも人間工学で対応してきた。しかも…その低さを実現しつつ、頑丈さは従来のままというから恐れ入ります…。
ちなみに、Secretlab TITAN Evoシリーズの座面高(床から座面までの高さ)は、モデルやサイズによって若干異なります。以下に、各サイズの座面高の目安をまとめました。
サイズ | 最小座面高 | 最大座面高 |
---|---|---|
Small | 約43cm | 約50cm |
Regular | 約45cm | 約52cm |
XL | 約47cm | 約54cm |
僕は最大高さではフットレストを使用するとちょうど良い高さに、最小では足がしっかりと床につくのでフットレストなしでいけました。


重量なのはどれだけ自然に座れて、そしてどれだけ長時間快適に座れるか。
TITAN Evoは、その答えを見事に体現していますね。
蒸れない快適さがある
ゲーミングチェアって言ったら蒸れて不快になるのが最大の弱点といっても過言ではありませんよね。
レザーと聞くと「高級感はあるけど蒸れそう…」「夏は地獄でしょ」と思うのが普通。
僕もそう思ってました。
でも、SecretlabのNEO™ ハイブリッドレザーレットは、その常識をぶっ壊してくれます。
まず背もたれに背を預けた瞬間に若干ひんやりとした感触が伝わります。

まだ猛暑日の夏には使用していないですが、僕の家では冬は暖房ガンガン。
常に室温が28度なるくらいに設定されています。(女性が多い家族で寒がりが多い。僕は暑がりなので正直困っている)
この状況下の中で使用していますが、背中や太ももにベタつき感がこない。これ、マジです。
従来のレザーにありがちな「座ってると汗がこもって熱が逃げない」現象が起こらないんですよ。革の質感は保ちつつ、通気性と温度調整性能が進化してる感じ。

Secretlabは特許出願中のコールドキュアフォームを採用していますが、これが本当に役に立っている感じがします。
さらに、コールドキュアフォームは高密度の独立気泡構造を持ち、耐久性に優れています。
「レザーなのに快適」──この一言に尽きます。まるで“革のような革じゃない”という新ジャンル。座るたびに感じるこの矛盾が、クセになるんです。
NEO™ ハイブリッドレザーレットかSoftWeave™ Plus ファブリックか迷ってる方は、見た目の重厚感 vs 通気性重視で選ぶと◎です。
それぞれにしっかり“買う理由”があります。どちらを選んでも、後悔しませんね。
4Dアームレストは取り替え可能でしかも…
まず、4Dアームレストというだけで、上下・前後・傾き・左右と4方向に調整できます。
Secretlab TITAN Evoのアームレストは、細部にまで配慮された設計が光ります。その中でも特に優れているのが、プッシュ式の操作ボタン。
直感的に操作できるプッシュボタン式を採用していて、ボタンを軽く押すだけで「上下」「前後」「左右」「傾き」までスムーズに調整できます。



まるで高級車のシートを調整しているかのような、静かで滑らかな操作感。
しかもボタンの位置が手元の自然な位置に設計されているので、力を入れずにサッと動かせるのも嬉しいポイント。
ただし、斜めの傾斜は体の方にグッと引き寄せれるわけではないので、持て余してしまう人もいるでしょう。
僕はKeyball39という分離型キーボードを使用しているので、ちょうどいい振り幅ですが、通常のキーボードを使っている且つ、細身の人は合わないかもしれません。



高さについては問題ありません。


ここまではよくある話。
ここからが真骨頂。
なんと4Dアームレストは取り替え可能で、しかも交換が驚くほどカンタン。
アームレストってガンガン使っていると痛んできます。消耗品なので仕方がないので諦めよう…なんてことはしなくて良い。
このアームレスト、「CloudSwap™」という独自の交換システムが搭載されていて、マグネットでワンタッチ交換が可能になっています。

しかも、工具不要。力もいらない。「パチン」とはめるだけ。こんなにストレスフリーな構造、他では見たことがない。
構造はアームレスト裏面に金属が付いており、本体に磁石があり簡単にくっ付くようになっています。簡単な構造だけど、こういう機能なかったので、すごく良いですね。

交換用のアームレストトップは、Secretlab公式サイトやAmazonなどで購入可能です。
チェアの中で、“地味だけど触れる回数が一番多いパーツ”。そこをここまでこだわってくれるのが、TITAN Evoの本気度なのです。
ちなみにUSでは、TITAN Evoシリーズの4Dアームレストは以下のトップパーツに交換可能なのだそうで、ソフトなPUクッションタイプや、冷却ジェル入りのプレミアム版などにカスタマイズできるようです。
- Technogel Premium Armrest Top:ドイツ製の冷却メモリージェルを使用し、長時間の使用でも腕や肘を涼しく快適に保ちます。
- PlushCell™ Memory Foam Armrest Top:高密度の低反発フォームを採用し、柔らかく包み込むようなサポートを提供します。
日本版では記事執筆時点ではなく、アームレストの交換はベロア生地のみなので上記の導入をすごく楽しみにしています。切実に。(Secretlab Japanさん、どうかお願いします!)

「数秒で仕事からリゾートへ」──リクライニング機能が神
TITAN Evoのリクライニングは、まさに“数秒で横になれる贅沢”。
最大165°まで倒れる背もたれは、体を包み込むようなサイドウィングの形状と相まって、頭・肩・腰までしっかり支えてくれます。

リクライニングした瞬間、仕事モードから一気にオフへ——この切り替えスピード、控えめに言って最高です。
といってもリクライニングなんてどのメーカーでもできますよね。
多くのゲーミングチェアが後傾リクライニングばかりに注目される中、TITAN Evoは違います。
前のめりの姿勢でも快適さを維持できるよう、座面と背もたれが一緒に前方へわずかに傾く機構を採用。これにより、キーボードやペンタブを操作する際、背筋を伸ばしたまま自然に前傾姿勢を取れます。


Secretlab TITAN Evoは、リラックス時の快適さだけでなく、「集中する時間」の姿勢にも最適化された設計。
作業時に自然と姿勢が崩れがちな人ほど、この前傾チルト機能のありがたみを痛感するはず。
「前のめりで作業すると疲れる」なんて常識を、軽々とひっくり返してくれる一脚。
背中を委ねてもブレない安定感。マルチチルトで理想の角度が見つかる
「いい角度って、感覚的にしかわからないんだよな」と思ってた僕にドンピシャだったのが、このマルチチルト機構。
Secretlab TITAN Evoシリーズに搭載されている「マルチチルト機構」は、座面全体を前後に傾けることができる機能。
チェア本体の左側についているレバーがマルチチルト機構になります。操作は簡単でレバーを上下に軽い力で動かすだけ。


この機構は、座面の傾きを固定する「チルトロック(チルト機能をロックした状態)」と、傾きの角度を調整する「チルトアングルロック(チルト機能のロックを解除した状態)」によって構成されています。
自分の体格や作業内容に合わせて最適な座面の傾きを設定することが可能。
しかも、一度決めたらガッチリ固定。
また、TITAN Evoシリーズは最大165度までのリクライニング機能がありますが、このチルト機能を使い、より深いリラックスモードにすることができます。


調整が簡単だから、集中も途切れない。これが「人をダメにする椅子」の所以かもしれません。
お手入れも簡単
レザー調の素材って「汚れたらどうしよう」と不安になります。
僕も「飲み物をこぼしたら終わりなんじゃ?」「溢した跡も残りそうだし、気遣いがたいへんそう。」と思っていました。
でも、NEO™ ハイブリッドレザーレットは違います。
この素材は軽く湿らせた布で拭くだけで汚れが落ちる。つまり、水拭きOKなんです。

しかも、水拭きでさっと汚れが落ちるのでメンテも簡単。見た目もクールで「仕事できる感」が滲み出る。ゲーミングチェアとしても、ワークチェアとしても、これ以上ないくらい“ちょうどいい”。
Secretlab公式の日本語サイト(https://secretlabchairs.jp)にはハイブリッドレザーレット」素材について直接的に「水拭きOK」や「水でのお手入れが可能」と明記されてはいません。
しかし、Secretlab公式の英語版FAQには以下のような記述があります(要約):
“To clean Secretlab NEO™ Hybrid Leatherette, simply wipe down with a slightly damp microfiber cloth. Avoid harsh cleaners and excessive moisture.”
https://secretlab.co/pages/faq#cleaning
つまり:
- 軽く湿らせたマイクロファイバークロスで拭く程度の水拭きは可能
- 強い洗剤や水のかけすぎはNG
これは合皮素材に準じたメンテナンス方法であり、「あくまでやさしく」「水分を過剰に使わない」という前提での水拭きは公式に推奨されているレベルです。
ただし、ジャバジャバ濡らしたり、強力な洗剤を使うのはNG。あくまで「軽く湿らせたマイクロファイバークロスでやさしく拭く」がポイント。
このお手入れのしやすさ、日常使いにはかなりありがたい。
飲み物をこぼしても焦らず対処できるし、ペットの毛やホコリもサッとひと拭き。見た目の高級感と、扱いやすさが両立してるって、本当に理想的。
“高級レザー風なのに、扱いは気軽”──そんな矛盾を良い意味で裏切ってくれる素材。
それが、NEO™ ハイブリッドレザーレット。もう最高です。一生付き合ってください。
アクセサリーも豊富。キャスターをワンランク上に。
Secretlabの魅力は、チェア本体の完成度だけではありません。
ユーザーのニーズに応える多彩なアクセサリー展開も、その大きな魅力の一つ。
ランバーサポートやアームレストのカスタマイズ、チェアカバーの「SKINS」シリーズなど、細部にわたるパーソナライズが可能です。
今回は、たくさんのオプション品Secretlab様よりご提供いただいた「Premium XS キャスター(5個セット)」をご紹介します。

標準キャスターの直径は60mmですが、Premium XS キャスターは50mm。

これにより、座面の高さが約10mm低くなり、足裏がしっかりと床に接地しやすくなります。
また、Premium XS キャスターはTPE(熱可塑性エラストマー)素材を使用しており、フローリングなどの床材を傷つけにくく、静音性にも優れています。

このキャスターはTITAN Evoシリーズ(SおよびRサイズ)やOMEGA 2020、TITAN 2020などに対応。
たかがキャスター。されどキャスター。侮ることなかれ。
全体的のシルエット、つまり上から下までどこを見ても完璧なデザインに仕上がるのです。

価格は通常12,000円(記事執筆時点では9,600円)と高級ですが、完全体にしたい人はぜひ検討してみてください。
偽物にサヨナラ。安心を手に入れる「NFCタグ」搭載
買ったはいいけど、「これ、本物かな…?」と心配になったこと、ありませんか?
特に人気ブランドの製品は模倣品も多く、せっかく奮発して手に入れたのに、それが偽物だったらもう目も当てられません。
Secretlabはそんな心配を根本からぶち壊してきます。
TITAN Evoには「NFC偽造防止タグ」が背面に内蔵されていて、スマホでピッとスキャンするだけで、「これは本物です」と認証ページが表示される仕組み。


偽造防止タグがついたゲーミングチェアなんて、聞いたことあります?
ここまでやるのはきっと“正規品としての価値”を徹底して守りたいからでしょう。
「本物かどうか」が明確でなければ、ブランドの信用そのものが崩れてしまう。
このタグは、まさにその“信頼”の証。
製品タグもある
チェアの座面部分に何かぶら下がっています。

このタグは、製品情報・型番・サイズ・シリーズ名などを示すタグ。
主に以下の目的があります。
- 正規品であることの証明
- 開封前の識別用
- 保証登録時の参照情報
このタグが付いていることで、新品・未使用であることを明示している場合もあります。
中身は、製品サイズの詳細・素材構成や取り扱い方法・公式サイトでの保証登録案内・英語と日本語の併記による安心のサポート案内が記載されています。

このカードがあると、すぐに必要な情報を確認できます。特にSecretlabは海外ブランドなので、日本語対応の記述がある点が配慮が感じられます。
Secretlab TITAN Evo HOTDエディションのデメリット
さて、たくさんのメリットとお話しさせていただきましたが、デメリットはつきもの。
実際に1ヶ月ほど使用してきて見えてきたデメリットをご紹介します。
座面は硬め(だけど僕はこれで良かった)
Secretlab TITAN Evoの座面は、最初に座った瞬間「あ、ちょっと硬いかも」と感じる人もいると思います。
ふかふかのクッション性を期待していると、その印象は強いです。
僕はこれまでメッシュ素材やファブリック素材のオフィスチェアを使用してきました。なので、弾力があるものに慣れていたんです。

でもSecretlab TITAN Evoのシートは、あえて硬めに設計されているからだと思っています。
理由は、特許出願中のコールドキュアフォーム(Cold-Cure Foam)は、長時間座っても沈み込みすぎず、姿勢が崩れないように支えてくれる構造になっています。
つまり“姿勢保持力重視”なんだなと感じました。
ただし、「ソファみたいに沈み込んでリラックスしたい」派の人にとっては、少し馴染むまで時間がかかるかもしれません。
僕も最初の数日は「硬いなあ…」と思っていましたが、1週間もすると逆にこの張りのある感触じゃないと物足りなくなってきました。
オフィスチェアは長時間すわっていると、少なからずお尻が多少痛くなるのに対して、このチェアはまじで痛くなりません。

普段意識的に立っている僕ですが、集中できすぎて、タイマーセットしないと立つのを忘れてしまうほど。

万人向けではないけれど、姿勢をキープしたまま長時間作業したい人には理にかなっている設計です。柔らかすぎて腰をやられた経験がある人には、むしろ刺さる硬さかもしれません。
それでも硬いと感じても大丈夫。
「硬さは慣れ」とは言うものの、それでも「やっぱりもう少し柔らかさが欲しい…」と感じたらどうするか?
そこで登場するのが、Secretlabの別売りアクセサリ「シートクッション(PlushCell™ メモリーフォーム)」。
これがまた、ただの“座布団”と侮るなかれ。
まるで高級ホテルのマットレスの上に追加で羽毛敷布団を重ねたかのような、包み込まれる柔らかさをプラスしてくれるのだそう。(海外のレビューで絶賛されていました。)
素材は、名前の通りPlushCell™ メモリーフォーム。
体の圧力を分散し、ぴたっとお尻の形に馴染み、長時間の作業でも座り心地がワンランク上に。元の座面の姿勢サポート性はそのままに、ソフトな快適性を足す“いいとこ取り”。
しかもデザインはTITAN Evoと同じくシックで洗練されていて、違和感ゼロ。
公式アクセサリだからサイズもピッタリ。なんなら「最初からセットで売ってくれよ!」と突っ込みたくなるくらいの完成度。
硬さが気になる人にとっては、このシートクッションがあるだけで“評価★4.2が★5になる”──そんなイメージ。ぜひ検討してみてください。
サイズ選びに注意が必要
記述したように、Secretlab TITAN Evoには、S・R・XLの3サイズ展開があります。

これは他社にない強みでもあるのですが、逆に言えば、間違ったサイズを選ぶとせっかくの機能が活かしきれないというリスクもあります。
たとえば、Rサイズは推奨身長170〜189cm・体重100kg以下。
見た目や座面の広さで「余裕があったほうが良さそう」とXLサイズを選びたくなりますが、自分の体格に合っていないと、ランバーサポートの位置がズレたり、座面が広すぎて姿勢が崩れるなんてことも。
特に身長が170cm前後の人は、SとRの狭間で迷いやすいゾーン。判断が難しいからこそ、公式のサイズチャー(Secretlab公式サイズ表)をしっかり確認し、自分の体型にフィットしたものを選ぶのが大切です。(※リンクは海外版なので日本語訳してください。)
日本サイトでも、FAQでのサイズに対しての回答があるので、確認しておきましょう。
ちなみに僕は身長170cm、体重65kgの標準体型くらいでR(レギュラー)サイズを使用していますが、座面シート長さが若干大きいかなといった印象ですが、これのせいで作業に集中できないなんてことはありません。
試座が難しい
ここが最大の弱点だなーと感じています。
Secretlab TITAN Evoは、基本的にオンライン限定販売。つまり、実店舗で座ってから買う…ということがほぼできません。これは多くのハイエンドチェアとは異なる大きな特徴であり、同時に購入前のハードルでもあります。
実際、「座ってみないとわからない」という不安は当然あります。慎重な考えをもつ日本人なら尚更。
座面の硬さ、リクライニングの角度、ランバーサポートの感触──これらを体感できないまま、高価な買い物を決断するのは勇気が要ります。
また、日本では展示店舗やポップアップストアの展開が少なく、地域によっては“完全に試せない”こともあるのが現状。
ただし、その不安を少しでも軽減するために、Secretlabは公式サイトやYouTube、SNSなどで細かな製品説明や実機レビューを充実させています。
さらに、正しいサイズ選びやカスタマイズも詳しく案内されており、「試せない分、情報で補う」姿勢がはっきり見えるのは安心材料です。
とはいえ、椅子は“身体に合うか”がすべて。オンライン限定であることは、最大のデメリットと言っても過言ではありません。
購入前には、サイズ表・レビュー・比較表をしっかり確認しておくことを強くおすすめします。
まとめ:美しさも、機能も、妥協ゼロ。

ゲーミングチェアって、どれも似たような見た目で、座り心地もまあまあ…そんな時代はもう終わりです。
Secretlab TITAN Evo HOTDエディションは、その美しさ、完成度、そして実用性のすべてで他を圧倒する一脚
刺繍のクオリティはまさに芸術作品レベル。ドラゴンの鱗を思わせるレザーの質感は、ただのチェアではない“特別な所有感”を与えてくれます。
さらに、座るたびに体を包み込むコールドキュアフォームや、腰のフィット感を追求したL-ADAPT™ランバーサポート、細部までカスタマイズ可能な4Dアームレスト、静音かつ滑らかに動くプレミアムキャスターなど、「欲しかった」を全部乗せした一台。
これ以上、何を求めるものありますか?
デザインに惚れたなら、座ってもっと惚れてください。
Secretlab TITAN Evo HOTDエディションは、あなたの生活の“格”を一段上げる、そんな存在になるはずです。

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