エコバックス DEEBOT X12S PRO OMNIとT90 MAX Familyが発売|3機種の違いと選び方をスペックで比較

ガジェット・インテリア大好き ちから( @insNote_C ) です。
エコバックスから、ロボット掃除機「DEEBOT」の新モデル「DEEBOT X12S PRO OMNI」と「DEEBOT T90 MAX Family」が登場しました。2026年9月25日に先行予約が始まり、10月2日から一般販売されています。
T90 MAX Familyは1つの製品名ではなく、「DEEBOT T90 MAX PRO OMNI」と「DEEBOT T90 MAX OMNI」の2機種をまとめた呼び名です。なので、今回の新モデルは全部で3機種になります。
3機種とも、ローラーモップを洗いながら床を拭く「OZMOローラー定圧式常時洗浄モップシステム 3.0」を搭載しています。違いは、汚れへの攻め方とAIまわり、そして価格です。この記事では、エコバックスの発表と公式スペックをもとに、2つのシリーズの違いと選び方を整理していきます。
- X12S PRO OMNIとT90 MAX Familyの違い
- T90 MAX Familyの「Family」が指す2機種の違い
- それぞれの特徴と、3機種のスペック比較
- どんな人にどのモデルが合うか、購入前に気になる点
結論:X12S PRO OMNIとT90 MAX Familyの違いをざっくり

ざっくり言うと、X12S PRO OMNIは「汚れ落としとAIを全部盛りにしたフラッグシップ」、T90 MAX Familyは「同じ世代のローラー水拭きを、手の届きやすい価格で使えるモデル」です。
- メーカー希望小売価格は、X12S PRO OMNIが229,900円、T90 MAX PRO OMNIが149,800円、T90 MAX OMNIが139,800円(いずれも税込)
- ローラーの押し付けは、X12S PRO OMNIが4,000Pa・毎分260回転、T90 MAX Familyが3,800Pa・毎分200回転
- 汚れに水と洗浄液を吹き付ける「FocusJet 2.0」は、X12S PRO OMNIだけの機能
- 障害物の認識は、X12S PRO OMNIがカメラ(RGBD)を使うAIVI 3D 4.0、T90 MAX FamilyがdToF LiDARとTrueDetect 3D
- バッテリー容量はT90 MAX Familyのほうが大きく、5,200mAh(X12S PRO OMNIは4,000mAh)
- 本体の高さはX12S PRO OMNIが98mm、T90 MAX Familyが95mm
DEEBOT X12S PRO OMNIの特徴
X12S PRO OMNIは、エコバックスが「カメラによる物体認識とAIによる自動制御機能を備えたフラッグシップモデル」と位置づけている機種です。カラーはブラックの1色です。
【水拭き】4,000Pa×毎分260回転のローラーで、洗いながら拭く

27cmのローラーモップを4,000Paの力で床に押し付け、毎分260回転で拭き上げます。32個のノズルからきれいな水をローラーに送り続け、拭きながらローラー自体も洗うので、拭いた汚れを床に広げにくい仕組みです。
ローラーは超極細マイクロファイバーで、一般的な繊維ローラーより床に残る水分量を約67%減らせるとのこと。拭いたあとの床がベタつきにくいのは、毎日回すロボット掃除機だとうれしいポイントだと思います。
カーペットを見つけると、ローラーモップが15mm持ち上がり、同時にローラーモップカバーが自動で閉じます。ラグを敷いているリビングでも、水拭きとカーペットの吸引を1台で済ませやすくなっています。
【FocusJet 2.0】洗浄液を吹き付けて、こびり付いた汚れを浮かせる

X12S PRO OMNIだけの機能が「FocusJet 2.0」です。汚れに水と洗浄液を直接吹き付け、約15〜30秒なじませてからローラーで拭き取ります。乾いた醤油やコーヒー、キッチンの油汚れのように、普通の水拭きだと残りがちな汚れを想定した機能です。
ECOVACS HOMEアプリからエリアを指定して重点清掃させたり、AGENT YIKOの音声操作で掃除を始めたりもできます。キッチンやダイニングの床の汚れが気になる家ほど、恩恵が大きそうです。
【吸引・壁際】最大53AWの吸引と、伸びるローラーで隅まで届く

吸引は「ECOVACS BLAST」で、最大53AW。最大吸引力は27,000Paです。床に密着しやすい吸引構造と厚みを増したブラシで、カーペットの奥のホコリまでかき出し、最大95.45%のダニ除去率(SGS検証)をうたっています。
毛髪の絡まりを抑える「ZeroTangle 4.0」と、壁際でローラーが最大2.58cm伸びる「TruEdge 3.0」も搭載。伸縮式のサイドブラシと合わせて、壁際や部屋の隅のゴミを集めます。
【バッテリー】PowerBoost 急速充電 Plusで、広い家でも止まりにくい

「PowerBoost 急速充電 Plus」は、モップ洗浄でステーションに戻っているあいだにバッテリーを充電する機能です。通常のモップ洗浄の間に、わずか3分で13%ぶん回復するとされています。
バッテリー容量は4,000mAhとT90 MAX Familyより少なめですが、こまめに戻るたびに充電できるので、広い家でも途中で止まって充電待ち、という場面は減らせそうです。EVにも使われるパウチ型バッテリーで、従来比で最大1.6倍の長寿命とのこと。
【AI・プライバシー】AIVI 3D 4.0とAGENT YIKO 3.0、3層のプライバシー保護

「AIVI 3D 4.0」が周りの状況や障害物を認識し、障害物の種類に応じて近づく距離を変えながら走ります。公式スペックでは、障害物の検知方式は「RGBD+補助光」です。
AI機能の「AGENT YIKO 3.0」は、住まいや生活習慣、好みに合わせて清掃プランを作り、スケジュールの設定から実行まで自動で行います。
カメラを積んだロボット掃除機だと、家の中の映像がどう扱われるかは気になるところです。X12S PRO OMNIは、データの端末内保存や暗号化、第三者認証など「3層のプライバシー保護」を備えているとしています。
走行面では、高さ98mmの薄型ボディに直径7.6cmの大型駆動輪を2輪備え、最大2.5cmの段差と、合計最大5cmまでの2段の段差に対応します。
【ステーション】最大100℃の洗浄から、ステーション内部のお手入れまで自動

OMNIステーションは、ローラーモップの洗浄だけでなく、ステーション自体のお手入れまで自動化しています。最大100℃まで加熱した水を32個のノズルから噴射してローラーを洗い、洗ったあとは洗浄トレイも高圧で自動洗浄します。
さらに、汚水ボックスの自動洗浄、汚水タンクの加熱、空気経路の自動乾燥にも対応。ロボット掃除機で地味に面倒な「ステーション内部のニオイや汚れ」を減らす方向に振った作りです。もちろん自動ゴミ収集にも対応しています。
DEEBOT T90 MAX Familyの特徴
T90 MAX Familyは、X12S PRO OMNIと同じ「OZMOローラー定圧式常時洗浄モップシステム 3.0」を、コストパフォーマンスよく取り入れたシリーズです。
【Family】T90 MAX PRO OMNIとT90 MAX OMNIの2機種構成

「Family」は、T90 MAX PRO OMNIとT90 MAX OMNIの2機種をまとめた呼び名です。家族向けの特別モデルという意味ではありません。
- T90 MAX PRO OMNI:最大吸引力40,000Pa、最大100℃の温水でモップ洗浄、カラーはホワイト、149,800円(税込)
- T90 MAX OMNI:最大吸引力30,000Pa、カラーはブラックとホワイト、139,800円(税込)
本体サイズやバッテリー容量、ステーションのサイズは2機種で共通です。違いは主に吸引力と、温水洗浄の有無です。
【水拭き】3,800Pa×毎分200回転のOZMOローラー 3.0

ローラーは3,800Paの力で床に押し付けながら、毎分200回転で拭き上げます。X12S PRO OMNI(4,000Pa・毎分260回転)よりは控えめですが、27cmのロングローラー、32方向からの加圧洗浄、床に残る水分量を約67%減らすマイクロファイバーローラーといった基本の仕組みは同じです。
カーペットを検知すると、ローラーモップが15mm自動でリフトアップするのも共通です。
【吸引】最大40,000Pa/30,000Paと、毛が絡みにくいブラシ

「ECOVACS BLAST」の風量は16.45L/sで、最大吸引力はT90 MAX PRO OMNIが40,000Pa、T90 MAX OMNIが30,000Paです。ホコリや髪の毛、ペットの毛から大きめのゴミまで吸い込むことを想定しています。
毛髪の絡まりを抑える「ZeroTangle 4.0」と、壁際に沿って部屋の隅のゴミを集める「TruEdge 3.0」も搭載しています。
【走行】dToF LiDARとTrueDetect 3Dで、最小2cmの障害物を検知

ナビゲーションは、本体に完全に内蔵したdToF LiDARで部屋のマップを作ります。障害物は「TrueDetect 3D」で、ケーブルやスリッパ、おもちゃ、敷居など最小2cmのものまで検知して回避ルートを判断します。公式スペックでの検知方式は「構造化光」です。
本体の高さは95mmで、X12S PRO OMNIより3mm低い作り。乗り越えられる段差は最大20mmです。スマートモードでは、部屋の種類や床の状態、掃除の頻度に合わせて水量、吸引力、清掃回数を自動で調整してくれます。
【ステーション】45℃温風乾燥と自動ゴミ収集。PROは最大100℃洗浄

OMNIステーションは、32個のノズルからの加圧洗浄、45℃の温風乾燥、自動ゴミ収集、ワンタップのセルフクリーニングに対応します。T90 MAX OMNIの公式ページによると、自動ゴミ収集のダストバッグは2.5Lです。ステーションの高さは2機種とも47cmで、X12S PRO OMNIのステーション(高さ50cm)より少しコンパクトです。
T90 MAX PRO OMNIは、最大100℃まで加熱した水でローラーモップを洗えます。交換式のフィルターが髪の毛や糸くず、食べ残しを受け止めて水路の詰まりを防ぐ仕組みもあります。
X12S PRO OMNIとT90 MAX Familyのスペック比較

3機種の主なスペックを表にまとめました。公式の発表と製品ページで確認できた項目だけを載せています。
| 項目 | X12S PRO OMNI | T90 MAX PRO OMNI | T90 MAX OMNI |
|---|---|---|---|
| 一般販売開始日 | 2026年10月2日 | 2026年10月2日 | 2026年10月2日 |
| カラー | ブラック | ホワイト | ブラック、ホワイト |
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 353×351×98mm | 353×351×95mm | 353×351×95mm |
| ステーションサイズ(幅×奥行×高さ) | 338×459×500mm | 338×459×470mm | 338×459×470mm |
| 最大吸引力 | 27,000Pa(最大53AW) | 40,000Pa | 30,000Pa |
| ローラーモップ | 27cm・4,000Pa・毎分260回転 | 27cm・3,800Pa・毎分200回転 | 27cm・3,800Pa・毎分200回転 |
| FocusJet 2.0 | あり | なし | なし |
| 障害物の認識 | AIVI 3D 4.0(RGBD+補助光) | dToF LiDAR+TrueDetect 3D | dToF LiDAR+TrueDetect 3D(構造化光) |
| 乗り越えられる段差 | 最大2.5cm(2段で合計最大5cm) | 最大20mm | 最大20mm |
| バッテリー容量 | 4,000mAh | 5,200mAh | 5,200mAh |
| モップの温水洗浄 | 最大100℃ | 最大100℃ | 記載なし |
| 清掃モード | 吸引、吸引と水拭き、吸引後水拭き | 吸引、吸引と水拭き、吸引後水拭き | 吸引、吸引と水拭き、吸引後水拭き |
| メーカー希望小売価格(税込) | 229,900円 | 149,800円 | 139,800円 |
| 参照元 | エコバックス公式 | エコバックス公式 | エコバックス公式/エコバックスジャパン発表 |
最大吸引力のPa値だけを見るとT90 MAX Familyのほうが上です。ただ、X12S PRO OMNIは吸引性能を風量と真空度を組み合わせたAW(エアワット)でも示していて、Pa値だけでは単純に比べにくい部分があります。
どちらを選ぶべきか(こんな人におすすめ)

3機種の違いを踏まえると、僕はこんなふうに選び分けるのがよいと思います。
- X12S PRO OMNIが合う人:キッチンやダイニングのこびり付き汚れが気になる、AIに掃除の計画まで任せたい、ステーション内部のお手入れも減らしたい
- T90 MAX PRO OMNIが合う人:ローラー水拭きと強い吸引力を両方ほしい、モップの温水洗浄も外したくない、本体はホワイトがいい
- T90 MAX OMNIが合う人:ローラー水拭きをできるだけ手頃な価格で始めたい、ブラックの本体を選びたい
FocusJet 2.0やAGENT YIKO 3.0に魅力を感じるならX12S PRO OMNI、水拭きと吸引の基本性能を重視するならT90 MAX Family、という分け方がわかりやすいです。
購入前に気になる点

購入前に確認しておきたい点もまとめておきます。
- X12S PRO OMNIは、T90 MAX OMNIより希望小売価格で9万円ほど高い。FocusJet 2.0やAI機能を使うかどうかで、価値の感じ方が大きく変わる
- X12S PRO OMNIはカメラで障害物を認識するタイプ。プライバシー保護の仕組みはあるものの、気になる人はアプリの設定を確認しておきたい
- T90 MAX OMNIは、公式の発表では最大100℃のモップ温水洗浄に触れられていない。温水洗浄が必要ならT90 MAX PRO OMNIを選ぶ
- ステーションの高さはX12S PRO OMNIが50cm、T90 MAX Familyが47cm。置き場所の高さと奥行(約46cm)は事前に測っておくと安心
- 乗り越えられる段差は、X12S PRO OMNIが最大2.5cm、T90 MAX Familyが最大20mm。敷居やラグの段差が高めの家は要チェック
どれも「致命的」というより、家の間取りや使い方で向き不向きが分かれるポイントです。段差と置き場所さえクリアできれば、T90 MAX Familyでも十分に満足できる人は多いと思います。
まとめ:僕ならどちらを買うか

DEEBOT X12S PRO OMNIは、4,000Pa・毎分260回転のローラーにFocusJet 2.0、AIVI 3D 4.0とAGENT YIKO 3.0、ステーション内部まで自動で手入れするOMNIステーションを詰め込んだフラッグシップです。T90 MAX Familyは、同じ世代のローラー水拭きを、T90 MAX PRO OMNIとT90 MAX OMNIの2つの価格帯で選べるシリーズです。
僕ならどちらを買うか。ダイニングで子どもの食べこぼしが日常的に出る家なら、FocusJet 2.0のあるX12S PRO OMNIを選びます。乾いてこびり付いた汚れを、拭く前に浮かせてくれる仕組みは、ほかの2機種にはない強みだからです。
一方で、床の汚れはそこまで頑固ではなく、ホコリや髪の毛の吸引がメインなら、T90 MAX PRO OMNIがいちばんバランスがいいと感じました。40,000Paの吸引力と温水洗浄がそろって、X12S PRO OMNIより約8万円安いのは魅力です。
ではこのへんで。


















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