【FlexiSpot Mozyレビュー】USB Type-C標準搭載、無段階リクライニング。家族のソファの新しい形

FlexiSpotから、また面白いソファが出ました。「Mozy(モジー)」という名前のこの一台、この手のソファの中でもかなり気になる存在です。
最近の電動リクライニングソファは、各席が独立して動く製品が増えてきました。Mozyもそのひとつで、2人掛け・3人掛けという家族みんなで座れる大きさでありながら、隣の席とは関係なく、自分の背もたれだけを動かせる作りになっています。
このMozyが特に良いと感じた点は、無段階調整とオットマン一体型のフットレスト、そしてUSB Type-Cのポートまで組み合わせている点、そして電動昇降デスクを日本で10年以上手がけてきたFlexiSpotというブランドの電動機構に対する信頼・安心感です。
角度を段階的に固定するのではなく、自分の体にちょうど合う位置まで滑らかに調整できて、脚まで伸ばして、スマホを充電しながらゆっくり過ごせる。個別リクライニングという土台の上に、どれだけ心地よさを積み重ねられるか、という部分にMozyの価値があると感じています。
今回は、このMozyについて、スペックから特徴、そして実際に座ってみて感じた良かった点・気になった点まで、語っていきたいと思います。
Mozyの基本スペック

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | Mozy |
| カラー | ベージュ、グレー |
| 幅 | 140cm(2人掛け)、195cm(3人掛け) |
| 奥行き | 99〜162cm(リクライニング時) |
| 高さ | 85〜102cm |
| 座面幅 | 56cm |
| 座面奥行き | 56cm |
| 座面高さ | 47cm |
| リクライニング角度 | 最大145° |
| 耐荷重 | 158kg(シートあたり) |
| 構造部材 | 合板、スチール |
| 張り材 | ポリエステル |
| クッション材 | ポリプロピレン(中綿)、ウレタンフォーム、鋼製ばね(ポケットコイル) |
| 梱包サイズ | シート(左右):77×65×77cm/シート(中央):77×58×65cm |
| 発送重量 | シート(左右):37.5kg/シート(中央):22kg |
| 本体重量 | シート(左右):32.7kg/シート(中央):17.4kg |
| 保証 | 2年 |
| 参照 | FlexiSpot公式サイト |
Mozyの特徴
各席独立稼働のリクライニング機構

Mozyの大きな特徴は、2人掛け・3人掛けという多人数用サイズでありながら、座席ごとに独立してリクライニングできる仕組みになっている点です。具体的なスペックを見ていきましょう。
- 座席幅:56cm(1席あたり)
- 座席奥行き:56cm
- 座席高さ:47cm
- 耐荷重:158kg(1席あたり)
- リクライニング角度:最大145°
- 奥行き(展開時):99〜162cm
- 高さ:85〜102cm
このように各席が独立した数値でスペックが設定されているのが分かります。隣の席が最大145°まで倒れていても、自分の席はそれとは関係なく動かせる、という構造です。
オットマン一体型フットレスト

背もたれのリクライニングと連動して、脚を伸ばせるフットレストが一体化しています。こちらもスペックで見てみます。
- フットレスト展開時の高さ:53cm
- 展開時の全長:162cm(奥行き寸法に含まれる)
- 連動角度:背もたれ最大145°の展開と合わせて稼働
別体のオットマンを用意する必要がなく、ソファ本体の中に組み込まれているのがこのMozyの構造です。
無段階調整で”自分だけの角度”を作れる仕組み

リクライニングは0°〜145°の範囲で無段階に調整できます。
- リクライニング可動範囲:0〜145°
- 調整方式:無段階(電動)
- 操作部:側面のコントローラー(画像内に操作パネルの記載あり)
角度を固定の段階ではなく、連続的な数値の中から選べるという仕様になっています。
USB Type-C標準搭載による利便性

左右2席にUSB Type-Cのポートが搭載されています。
- ポート形状:USB Type-C・Type-A
- 設置位置:各座席の側面(画像内、操作パネル付近)
- 対応:座ったまま充電が可能な位置に配置
左右に独立してポートが用意されているため、複数人が同時に使っても干渉しない仕様です。
実際に使ってみたレビュー:良かった点(メリット)
隣で家族が横になっていても、気にせず自分の時間を過ごせる

独立リクライニングチェアでこの価格がすごく良いと感じました。
独立リクライニングというと、どうしても価格が跳ね上がるイメージがあります。片方だけ倒せる、家族それぞれのタイミングでくつろげる。便利さと引き換えに、財布へのダメージも覚悟しないといけない機能だと思っていました。
座面や背もたれの造りに安っぽさは感じませんし、リクライニングの動作もスムーズ。
今までの多人数用ソファだと、誰か1人が背もたれを倒すと、その振動が隣の席にまで伝わってきて、なんとなく落ち着かなかったんですよね。くつろぎたいのに、家族の様子をつい気にしてしまう。そんな小さな我慢が、積み重なっていたんだと思います。
なので、リクライニングや戻す時の動作も静かな点が気に入っています。
Mozyは各席が独立して動くので、隣で家族がすっかり横になっていても、自分は起き上がったまま本を読んでいられます。それぞれが自分のペースで過ごせるというのは、思っていた以上に楽になる感覚でした。

ちなみにこの椅子、座面の奥行きは56cm、床から座面までの高さは47cmとやや高め。身長168cmで脚が短めな僕は、奥までしっかり座ると足が床につきませんでした。
もちろん、先ほど触れたように座面の高さや奥行きに関しては体格による向き不向きがあります。それでも、独立リクライニングという「わがままな快適さ」を、この価格帯で味わえるという事実だけで、十分に検討する価値があるアイテムだと感じています。
座る・くつろぐ・横になるをワンタッチで切り替えられる

角度を段階ごとにカチカチと固定するのではなく、無段階で連続的に調整できるのが、Mozyの心地よさの核だと感じています。
しかも動く際はフットレスト→背もたれといった流れで動きます。つまり脚だけ伸ばしたいのであれば、フットレストだけ引き出すということが可能となっています。これがめちゃくちゃ便利です。

読書をしているうちに眠くなってきたら、そのまま少しずつ倒していく。映画鑑賞の時は、背もたれまでを少し倒し、仮眠をしたいと思ったら、最大までリクライニングをして休息するといったことも可能です。
姿勢を変えるたびにスイッチを入れ直す必要もなく、指先ひとつで自分の体にちょうど合う角度まで持っていける感覚は、一度慣れると手放せなくなります。
座る・くつろぐ・横になる、この3つの状態を明確に切り替えるというより、その間をなめらかに行き来できる。
それが結果として、映画を観るときも、うたた寝したいときも、常に今の気分に寄り添った姿勢でいられることにつながっています。このフットレストから背もたれが動くという機能が僕にはめちゃくちゃ合っていました。
腰への当たりの柔らかさ

座面の中には鋼製のばねが入っていて、体重をかけたときに沈み込みすぎず、かといって硬すぎない、ちょうどいい弾力で体を受け止めてくれます。
ソファに座るとき、最初の座り心地が良くても、時間が経つにつれて腰のあたりに違和感が出てくることは少なくありません。
Mozyは中綿とウレタンフォーム、そしてポケットコイルの組み合わせによって、体重が一点に集中しにくい作りと考えられます。また、このソファーの座面は少し傾斜になっているので、座るだけでリクライニングせずとも自然とリラックスできるような姿勢になります。

休日に長い時間座って過ごしても、腰や背中に疲れが溜まりにくく、ソファでだらだら過ごす時間の質が、底上げされたように感じています。
近年、清掃のしやすさから、カバーやクッション部分を取り外せるソファが増えていますが、そういったタイプは中材がシンプルな作りになっていることが多く、僕の体感としてはへたりを感じやすい印象があります。その点、Mozyはウレタンとポケットコイルを組み合わせた構造になっていて、この作りは好印象でした。
日常の中で積み重なる小さな快適さは、こういうところに表れるのだと思っているので導入して正解でした。
USB Type-CとType-Aポート搭載で座ったまま充電できる

ソファに座ったまま手元でスマートフォンを充電できるというのは、実際に使ってみるとかなり嬉しい。動画を見ながら、あるいは少し仮眠を取る前に充電しておきたいとき、わざわざ席を立って充電器のところまで行く必要がありません。
せっかく心地よい角度に体を落ち着けたのに、充電のために起き上がるというのは、ストレスになりますよね。
USB Type-Cという今の主流の形状に対応しているので、手持ちのケーブルがそのまま使えるのも助かります。小さな配慮ですが、日々の中で何度も助けられる場面がありました。
ちなみに、Type-Aポートも搭載しています。

近年、ほとんどの製品は急速充電などに対応し、両先端がType-Cになっているものが多いですが、まだ急速充電に対応しておらず、Type-Aポートが必要の製品もあります。
そういったときにType-Aのポートがあると問題なく充電できるので、Type-Cが2つではなく、あえてType-Aをつけているというのは、僕からしたらありがたかったです。
ちなみに充電器については、普通のケーブルよりも以下のようなマグネット式のケーブルを使用する方が圧倒的に管理が楽になります。
158kgの耐荷重で子どもが飛び乗ってきても、ヒヤッとしない安心感

1席あたり158kgまで対応しているので、体格の異なる家族が使っても安心感があります。
大人が並んで座ったり、子どもが一緒に乗ってきたりしても、たわみや軋みを感じることがなく、日々気にせず使えるという点は、地味ながらとても大事なところだと感じました。
ソファは毎日使うものだからこそ、耐久性への不安がないというのは、想像以上の安心感につながります。
フレームには合板とスチールが使われており、構造そのものがしっかりしていることも、この耐荷重の数値に表れているのだと思います。長く付き合っていく家具だからこそ、この安心感は見逃せないポイントです。
ドリンクホルダーは幅広いコップに対応

中央席を倒したときに現れるドリンクホルダーは、天板部分は35cm×43.5cmほどの大きさがあり、円形のドリンクホルダーが2つ設けられています。誰も真ん中に座っていないタイミングでは、飲み物を置いたり、リモコンやスマホをちょっと置いておく場所として使えたり、意外と便利な使い方ができます。
実際に写真で見ても分かるように、切り欠きの入った形状になっていて、缶やペットボトルなど、ある程度太さのあるものを差し込んでもぐらつきにくいように工夫されています。

2人でソファに座ったときも、隣同士でそれぞれ飲み物を置けるので、誰かのために場所を譲ったり、置き場所を取り合ったりする必要がありません。
3人掛けなのに、いつも3人でぎっしり座るとは限らない。2人で使うときは、中央を倒してドリンクホルダー付きのテーブルとして活用できるというのは、想像以上に便利だと感じました。
ちょっとしたコーヒーやペットボトルを置いておけるだけで、ソファでの過ごし方の幅が広がります。お菓子を食べながらの映画鑑賞が出来るようになったことが僕にとって最大のメリットです。
ただし、ドリンクホルダーの深さは実測したところ約3cmほどで、不注意で大きく手が当たってしまうとこぼれる、倒れるといった恐れがある点は注意が必要です。

実際に使ってみたレビュー:気になった点(デメリット)
設置スペース・搬入経路の確保
これはMozyを検討するうえで、事前にしっかり確認しておきたいポイントです。まずソファ本体のサイズですが、2人掛けで幅140cm、3人掛けで幅195cm。奥行きは、背もたれを起こした状態で99cmですが、フルリクライニングで倒すと162cmまで伸びます。

つまり設置スペースを考えるときは、座っているときの奥行きではなく、この162cmという展開時の数値を基準に考える必要があります。
壁にぴったりつけて置きたくなるところですが、背もたれを最大まで倒すことを考えると、全体で最低でも162cm、余裕を持たせるなら180cmほどの奥行きは確保しておきたいところです。
ちなみに、後ろ側の隙間ですが実測してみたところ壁から10cm離しておけば、フルリクライニングができます。

幅についても、3人掛けの195cmに加えて、左右に人が座ったり立ったりするための動線を考えると、220cmほどのスペースがあると窮屈さを感じずに使えます。部屋の広さに対してソファが大きすぎると、リクライニングを最大まで倒した瞬間に圧迫感を覚えることになるので、ここは購入前にメジャーで実際に測っておくことを強くおすすめします。
搬入経路の確保も忘れずに
もうひとつ見落としがちなのが、搬入経路です。
Mozyは座席ごとに分割された状態で届きます。梱包サイズは、左右のシートが77×65×77cm、中央のシートが77×58×65cm。

つまり、いちばん大きい箱でも77cm四方ほどに収まっているので、一般的な玄関ドア(目安として70〜80cm幅)であれば、斜めにして通すことでなんとか搬入できる想定です。ただし、廊下の曲がり角やエレベーターの奥行き、階段の踊り場の広さによっては、この77cmという箱のサイズが引っかかることもあります。
特にマンションの共用廊下やエレベーターを経由する場合は、事前に採寸しておかないと、玄関先まで来てから「入らない」となりかねません。
挟み込みには注意が必要

Mozyは電動でフットレストや背もたれが動く仕組みになっている分、精密な機械が内部に組み込まれています。
フットレストを上げるとき、下に物が置いてあったり、うっかり手を添えてしまったりすると、思わぬ挟み込みにつながる可能性があります。
特に小さなお子さんやペットがいるご家庭では、戻す際に巻き込んでしまわないか確認する必要があります。快適さの裏側にある、電動ならではの注意点として覚えておいてほしいところです。

とはいえ、こちらはボタンを押している間だけ動く仕様となっているのがいいと感じたポイントです。全自動だと、仮に何か巻き込んでしまった際に、焦っておそらくボタンを押せないと思います。
そういった点では、安全装置として理にかなった仕様だと感じています。
ロボット掃除機はソファ下を通れない

Mozyのソファ下はロボット掃除機が通れないようになっています。
床から脚が生えている作りではなく、床にぴったりとくっつくような、低くてどっしりとした形をしています。なので、掃除機が入り込むスペースがそもそもありません。掃除は基本ロボット掃除機まかせにしたいと思っていた僕にとって、最初は面倒だなと感じるポイントでした。
しかし、僕なりに解決したことがあります。その方法は、座席の連結部分を1つなくすということです。
Mozyは3つの座席をつなげて1台のソファにする作りになっているのですが、実はこの座席をすべて連結させる必要はないと思っています。あえて1つだけ連結させずに残しておくと、その部分だけ軽くなり、ひとりでも簡単に動かせるようになります。
僕のように定期的にソファ下を掃除したいと思う方には、この方法は理にかなっていると思います。ただし、連結していない座席はその分軽くなるため、寄りかかったりもたれかかったりした際にソファがずれることがあるので、滑り止めを敷くなどの対策をしておくと安心です。
こんな人におすすめ
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 家族や来客が多く、複数人で座ることが多いリビングに置きたい人 隣の人に気を遣わず、自分のペースでリクライニングを楽しみたい人 ソファでスマホやタブレットを充電しながら過ごす時間が多い人 オットマンを別で置くスペースがなく、一体型で省スペースに済ませたい人 長時間座っても疲れにくい、しっかりした座り心地を求めている人 2年保証など、購入後の安心感を重視したい人 | 手動式のシンプルなリクライニングソファで十分だと感じている人 頻繁に模様替えをしたい、家具の配置を気軽に変えたい |
まとめ

Mozyという名前のこのソファ、一言でまとめると「大人数で座る前提のソファなのに、1人1人の”自分だけの時間”がちゃんと守られている」という点に尽きると思います。
各席が独立してリクライニングできるので、隣で家族が横になっていても、自分は起き上がったまま本を読んでいられる。角度は無段階で調整できるので、その日の気分にちょうど合う姿勢を作れる。オットマンも一体になっているので、部屋をすっきりさせたまま脚まで伸ばして休める。
USB Type-Cのポートも左右についているので、座ったまま充電できる。そして耐荷重158kgという数値が、体格の違う家族が使っても安心できる土台になっています。
一方で、設置スペースにはしっかり気を配る必要があります。フルリクライニング時の奥行きは162cmに達するので、壁からの余裕を含めると180cm前後、幅も3人掛けなら220cmほどのスペースを見込んでおきたいところです。搬入経路も、77cm四方の梱包箱が通せるか、玄関やエレベーターを事前に確認しておくと安心です。
家族それぞれが気を遣わずにくつろげる時間がほしい人にとっては、Mozyはリビングの過ごし方そのものを変えてくれる一台になるはずです。
余談ではありますが、我が家では同ブランドのLotus Proが大人気。そちらもレビューしているので、お時間があればぜひ。
では、僕は今からMozyで映画観てきます。では。

















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