MagFloレビュー:これぞiPadをモニター化するための最適解【Vesaマウント】
iPad Pro12.9インチってすごく曲者じゃないですか?
外に持ち運ぶには億劫だし、かと言って、サブモニターとしては中々使いこなせない。
はい、そんなときにおすすめなのが、MagFlo iPad Pro/iPad Air用Vesaマウントです。
強力磁石でピタッとくっつき、VESAモニターアームと合わせて使うマウントで、これがもう快適。
サブモニターとして設置するも良し、メインで使うのも良し。そんな最高のVESAマウントの登場です。
今回はMagFloについて、僕なりの使い方とデザインや機能面など詳細にレビューしていきます。
MagFloのスペック
MagFlo | |
---|---|
メーカー | WORLD GADGETS |
カラー | グレー |
種類 | VESAマウント |
対応サイズ | iPadPro/iPad Air 11インチ 12.9インチ |
サイズ | 26.5 x 0.5 x 14.5 cm; 500 g |
価格 | ¥8,800 |
参考URL | Amazon |
MagFloの良い点・残念な点
良い点 | 残念な点 |
---|---|
見た目がシンプル 裏面も質感のいいデザイン 強力磁力でしっかり支える 付属品にコネクタが入っている | 価格 ロゴが大きい 別途モニターアームが必要 |
個人的に1番嬉しかったのは、裏面も質感のいいデザイン。
デメリットを△にしたのも理由があります。
後述します。
MagFloレビュー
実際に使用した感想を書いていますが、デメリットというデメリットは本当に見当たらないくらいに忖度なく素晴らしい製品でした。
外観・付属品・組み立て
- 本体
- ネジ×6
- ワッシャー×6
組み立ては付属されているネジで簡単に組み立てることができます。
ワッシャーも入っていましたが、今回使うHermanMiller Flo(ハーマンミラー フロー)だと干渉して入らなかったので使いませんでした。
使うとネジ跡を防ぐことができますので、使えるなら絶対使っておきましょう。
デザイン
表面にはブランドと商品名が刻まれており、全体はシリコンで覆われています。
ロゴが若干大きいのではないかと感じましたが、これは人によると思うので、そこまでのデメリットをしてあげません。
個人的には少し大きく感じますが、iPadを外した際にロゴが小さいと物足りなくも感じるので、何とも言い難いところ。
側面を注意深く覗き込んでみると、シリコン下にマグネットが挟まれているのがわかります。
色はAmazonの商品ページの写真よりも薄いグレーとなっているので、注意が必要。(商品ページには「グレー」としっかり記載されているので確認しよう)
そして、1番みてほしいのが、裏面の質感。
これがまたかなり質感が良くて、安っぽさと感じさせない作りになっているので、背面から見てもデザインの良い製品となっています。
僕が使っているのは、HermanMiller Flo(ハーマンミラー フロー)になります。(MagFloとFloって良い感じ)
ただ、これはかなり高いので、こちらの製品でも十分見栄えがいいのでオススメです。
良いモノには良いモノと組み合わせてあげると、全体的なバランスとして良く見えるので、MagFloは優れたプロダクトだと実感しました。
機能面:磁力は問題なし
機能面は磁力・付属品である専用コネクタについて後述。
磁力:ケースをつけたままでもOK
磁力はかなり強力で裸のままつけると、ガッチリ固定されて、モニターアームで動かしても落ちる気配は全くありません。
また、iPad11・12インチとなると、お値段もそれなりにするものなので、大抵の方はケースをつけていると思います。
もちろん僕もつけていて、PITAKAのMagEZ Case2を使っています。
このケースがたいへん便利なので、「外さないとダメだったらどうしよう」と懸念していましたが、その心配は無用でした。
専用コネクタ
MagFloを購入すると、専用コネクタが入っていて、ケーブルをスッキリとモニターアームに隠すことができます。
これをするとしないでは見た目が全く違う。
こういった細かいところまで気を遣っているWORLD GADGETSに今後の新製品も期待したいと感じてしまうほど。(出る出ないは置いといて)
ケーブルまでスッキリ隠せるようになると、余計なノイズがなくなるので、集中環境を作り出すことができます。
それが初めからできるようになっているのはありがたいですね。
価格は適正か
価格はAmazon価格(記事執筆時点)で、8,800円となっています。
一見「高すぎるだろ」と僕も感じましたが、調べてみるとiPadのモニターアームマウントってどれもクリップ式でiPad本体を挟み込むものが多い。
Magsafeを利用したモニターアームマウントは事実上MagFloしかありませんでした。(海外サイト覗く)
そう思うと、マーケティングにも成功しており、さらに現時点ではライバルもいないこと、また唯一無二のデザインであり、しかも質感などを考慮すると、適正なのではないかと思っています。
別途モニターアームを購入しなければいけないのがネックですが、今後の利便性を考えて買う価値は大いにあると感じています。
別途モニターアームを買う必要がある
MagFloはVESAマウントでアームはついていないので、デメリットと感じる方がいると思います。
しかし、僕はそこまでデメリットを感じることはありませんでした。
好きなモニターアームを使用できるので、単体でも既存のモニターを合わせたいときでも、好きなモノを選ぶことができるから。
もしモニターアームが付いていたら、好きなデザインではないかもしれないですし、既存のモニターアームで使っている横などに設置したい場合、デザイン性がアンバランスでデスク環境がダサくなるかもしれません。
今回みたいにHermanMiller Floのような美しいモニターアームと組み合わせることができなかったかもしれません。
そう思うと、モニターアームがついていないことをデメリットとは感じませんでした。
しかし、コスパ重視で購入したい人にとっては、デメリットとなり得るとして△とさせていただきました。
【番外編】
MagFloの使用用途
冒頭でお伝えした通り、iPadPro12.9インチって本当に曲者。
けど、MagFloを導入することで、ベンチ入りからレギュラーに昇格しました。
最後に僕の使用用途をお伝えします。
- アマプラを観る
- 物撮り撮影
- ちょっとした作業の気分転換
アマプラを観る
これまでは愛用プロジェクターでアマプラを観ていました。
しかし、起動に時間がかかったり、スクリーンを下ろしたり、読み込みが遅かったりと、少ない自分時間には不便でした。
そこで、MagFloの登場でそれらが解消されました。
少ない自分時間は数秒でも貴重ですが、iPadならこれらを全て解消してくれます。
すぐに起動できる・タッチ操作で即反応・観終わる後の片付けが不要とメリットがたくさんありました。
リラックスした状態で観るときは自由に角度調整できるので、不便も全くない。
これがかなり快適でした。
物撮り撮影
ブロガーである僕は物撮り撮影を1日に何回も行います。
僕の愛用機はSONY ZV-E10を使っており、Imaging Edge Desktopを使用しているのですが、メインモニターでこのソフトを使うと、他のタブが邪魔になったりと使い勝手が悪いと思っていました。
そこでMagFloでiPad Proカメラモニター化することにしました。
メインモニターだとソフトの画面比率の大きさなど迷っていましたが、iPadだと全画面で表示できるので快適です。
また、MagFloのマグネットのおかげで着脱が簡単なので、もっと撮影しているカメラまで確認したいときに取り外しが楽。
またiPadをカメラモニター化でLightroomへの写真編集もスムーズに行えること、タッチパネルが使えることでより楽に作業できることがグッド。
これぞiPadをうまく活用できた事例でした。
ちょっとした作業の気分転換
先述したように、写真編集をiPadですることが多くなったので、自分時間がなかなか取れず「せめて写真編集だけはしたい!」と思うことが何回もあります。(同じガジェットブロガーならあるはず)
けど、iPhoneだと画面が小さすぎるので、MagFloに設置したiPadの出番です。
メインモニターだと非タッチパネルなので、細かいところはタッチペンを使いたい。けど、マウスも使うことも多い。
そんなときMagFloが大活躍。
モニターアームで固定されたiPadは自分の近く寄せてタッチパネル操作も可能で、元に戻せばマウス操作も可能。
こういった行き来を簡単にできるのがMagFloの良いところ。(え?TourBox Elite使えばいいじゃんって?それはそれ。これはこれ)
以上、僕なりの使い道でした。
MagFloまとめ
メリット | デメリット |
---|---|
見た目がシンプル 裏面も質感のいいデザイン 強力磁力でしっかり支える 付属品にコネクタが入っている | 価格 ロゴが大きい 別途モニターアームが必要 |
革新的なアイテムの登場により、眠っていたiPad Pro12.9インチが息を吹き返し、毎日のように活躍してくれるようになりました。
iPadって使い道に困ることが多いですが、MagFloを使用することであなたが手放そうと思っていたその子を、もう離したくない相棒に変わるかもしれません。
ただし、価格や別途モニターアームが必要などデメリットと感じるかもしれませんので、それを考慮し検討しましょう。
ではでは、今回はこの辺で…。
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