【REALFORCEと比較】HHKBを買い直したけどUS配列やめとけって言ったの誰よ?
コンパクトさと打ち心地を追求したキーボードの頂点に君臨しているHHKB。
僕は約5年前にJIS配列のHHKBを使っていましたが、そのときはタッチタイピングもできなくて、配列も普通のキーボードも違うしで「こんなん使ってられるか!」と売りに出しました。
そして時を経て、久々にHHKBを再購入。
しかもUS配列。購入にいたった経緯を簡単に書くとこう↓
- G913 TKLを使っていた
- USBの不調で接続が頻繁に切れる
- ストレスMAXでKeychron K3に乗り換え
- 打鍵感に満足いかず、ミスタイプも増えてREALFORCE購入
- 打ち心地の良さからHHKBを使いたくなる
- JIS配列で迷ったが見た目の良さからUS配列購入
- 最っっっっっっっ高〜!!!←イマココ
なので今回は、REALFORCE R3との比較や「US配列は辞めておけ!」という記事をぶった切っていこうと思います。
ちなみに僕はキーボードの歴史と操作レベルは以下。
キーボードの操作レベル
- 文字のタッチタイピングはできる
- 記号打つ時はたまにキーボードをみてしまう
有名所なキーボードはそれなりに試してきたので、今回のレビューに関しても参考になると思います。
ぜひ読んでいただければ幸いです。
HHKB US配列ってぶっちゃけ使いにくいの?
記号使う頻度少ないなら、使いにくいことはない。また矢印キーなど特殊記号を頻繁に使わないなら問題ない。
「HHKB US配列」と調べると、出てくる出てくる『US配列やめとけ』の文字が並ぶ記事。
「US配列嫌われすぎw」なんて思いながら記事を読んでいると、【独特な配列に2か月経っても慣れない・メ○カリに出ているのは大抵US配列・矢印キーがない】など色んな言葉が飛び交っています。
ぶっちゃけ言わせてもらいますが、IT職ではない人でも文章書くのがメインならUS配列で困ることはない。
文章をメインに触る機会が多い人にとってUS配列は扱いやすい品物だろうと思います。
ちなみに文字のタッチタイピングができない人は、JIS配列でも手こずります。理由は墨モデルだと印字が見にくいから。
僕ならUS配列をオススメする人・しない人なら以下のように分けます。
US配列をオススメできる人 | おすすめできない人 |
---|---|
自己顕示欲の高い人 デスク周りを良いもので揃えたい人 探究心・生産性を求める意識高い人 変人(良い意味で) | 挫折することが多い人 |
たまに ブログやYouTubeで「エンジニアやプログラマー向けではない!」なんて言っている人いますけど、本来HHKBはUNIXユーザーやプログラマにとって最も使いやすいキー配置を想定したキーボードです。
〜中略〜
1980年代のSunワークステーションで使われたSun type3キーボードの配列を踏襲しているためであり、UNIXユーザーやプログラマにとって最も使いやすいキー配置だと和田が考えているからである。
HHKBウィキペディア(Wikipedia)より
また2017年にはエンジニアが選ぶキーボードでNo.1を獲得している製品でもあり、HHKBはエンジニアやプログラマーなどに最も愛用されているキーボードなのです。
なので「エンジニアやプログラマーなどに向いていない!」と言っている人はきっとUS配列を少し使用して挫折した人が多いんだと僕は思っています。
そりゃ慣れの速度にもよるかもしれませんが、僕は使用してまだ5日(記事執筆時点)ですが、ある程度慣れてきてキーボードを見なくても打てています。
なので、US配列はやめておけ問題は無視してもいいかと。
JIS配列でも特殊配列と言われているHHKB。僕はどうせなら同じ特殊配列であるUS配列を使う方が見た目もカッコいいし、所有欲も満たされるので、こっちの方がいい。
自己顕示欲もある。周りから「それ使いこなしてるんですか?カッコいい!」って言われたいって思いません?
HHKBとREALFORCEどっちがおすすめ?【比較】
HHKBがオススメの人 | REALFORCEがオススメの人 |
---|---|
打鍵感を気にする人 デスクの見た目を気にする人 自己顕示欲・所有欲を満たしたい人 文章メインでFnキーをあまり使わない人 | タッチタイピングできない人 挫折してすぐに逃げる癖のある人 とにかく早いタイピングがしたい人 |
ぶっちゃた話、速くタイピングしたくて、良いキーボードを使いたいならREALFORCE。それ以外ならHHKBでもいける。
冒頭でもお話ししたように僕は昔にHHKBを使っており、特殊配列のせいで売りに出した過去があります。
そのときはタッチタイピングもできなかったので、カッコいいキーボードで速くタイピングしたいと思っていました。
なので、その過去もあってREALFORCEを購入しましたが、タイピングに慣れない人にはピッタリだなーと感じます。
ちなみにHHKBでも早いタイピングは可能です↓
しかし特殊配列の構造上、慣れるのにどれだけ速くても時間がかかるので、それなら初めから特殊配列のないREALFORCEでいいんじゃないかと思います。
早打ちコンテストで優勝している人のほとんどがREALFORCEを所有しているという点においても、その優秀さはわかると思います。
なので速さに拘るなら特殊配列のHHKBを選ぶ理由がありません。
しかし、それ以外の理由であればHHKBを選んでも良いのではないかと僕は思っています。
デザイン
個人的にはHHKBだけど、JIS配列選ぶなら正直どっちもどっち。
なので、JIS配列並ぶなら使い勝手の良さで選びましょう。
個人的にはHHKB。
REALFORCEはプロフェッショナルと高級感があり好きですが、このミニマムさと独特な配列であるHHKBのデザインは、より一層プロ意識を高めてくれています。
ちなみに、横幅以外はほど同じ高さです。
高さ比較
アップVer.
キーの見た目
REALFORCE R3はJIS配列の印字がダ○い。HHKBならどっちの配列を選んでもOK。
キーの大きさや、傾き具合は同じ。
印字はHHKB・REALFORCE両方ともにレーザー刻印されており、長時間使用による印字の擦れが起きにくいものになっており、長いこと愛用できる優れもの。
キーの見た目と良さについては、今回僕の持っているものがJIS配列ですが、なぜか印字は黄色っぽい色がついています。
REALFORCE R3 for MacのUS配列はHHKBの墨と同じ様な感じなのに、なぜJIS配列はこんなにダ○い色なんだ…。
ちなみにREALFORCE R3モデルならWindows仕様も同様、JIS配列は黄色っぽい印字になっていますので、JIS配列使いにとってはデザインが微妙。
とは言っても「速くタイピングできるようになりたい!」と思っている人にとっては、好都合なのでしょうか?
(個人的には「速くタイピングできる様になりたいなら、キーボード見ずの練習が必須だから関係ないよなー」なんて思ったり。)
まあ理由はわかりませんが、個人的にはカッコいいデスク周りにしたいのであれば、REALFORCEはUS配列・HHKBならどちらでもOKという結果になりました。
打ちやすさ
打つ心地ならHHKBで、一文字ごとにキーに吸い込まれるようにしっかりと打つことができて滑らない。
REALFORCEは流れるようにタイピングしている人向きで、少し滑る印象。
紛れもなく打ちやすさはREALFORCE。と言いたいところですが、打ちやすさと言っても、2つあります。
- 打ち心地の良さ
- ミスタイプが少ない打ちやすさ
上記の種類によってどちらかは違ってきますので、僕なりの感想を書きます。
以前にTwitterで「HHKBのエンターキーの音が想像以上にデカい。打鍵感はREALFORCEの方が好き」と呟いたことがありました。
このときはまだHHKBに触れて1日しか経っていなくて、呟いたのですが実際5日ほど使ってみて思ったことはHHKBの方がREALFORCEに比べて打ち心地がいいってこと。
感覚の話になりますが、HHKBは一つのキーに指がまとわりつく感じで滑らない。キーに指を置いた瞬間に指が吸い付くような感覚があります。
かなり打つ心地が良く、よくHHKBを紹介している人が「打ち心地がいい!」と言っていることが理解できました。
以上の点から、HHKBはしっかりと押した感触があり滑らないのでハードタイパー(キーを強く打つ人のこと)に向いているのかなと思いました。
一方、REALFORCEではキーの表面がHHKBよりもサラッとした印象で、メカニカルに使用されることが多い樹脂系の触り心地に似ています。
上記の点から、滑る感覚があり、流れるようにタイピングをする人やMagic Keyboardなどのパンタグラフ式のキーボードを普段使っている人などには向いているかと思います。
本当にごく僅かですが、REALFORCEの方が少し滑る印象を受けました。
HHKBを使うメリット・デメリット
僕なりにメリットとデメリットをまとめたのが以下。
メリット | デメリット |
---|---|
所有欲を高める 自己顕示欲が上がる 打ち心地最高すぎる 軽い。軽すぎて最高 機械故障がほぼ皆無なので安心 タッチタイピングの精度が上がる | 掃除が面倒くさい 無駄に出費がかかる 挫折は1時間で味わえる 生産性は特に上がらない 長時間打っていると手が痛くなるは本当(かも) |
「キーボード本体が高い」とか「キーマップを覚えるのに時間がかかる」という明らかにわかるものは書いていません。
実際に使ってみて感じたことをありのままに書いていきますね。
所有欲を高める
間違いなく所有欲を高めます。
Appleで言うと、新発売の製品をいち早く手に入れた感覚。
上記のブランドじゃなくても、自分の欲しいものを買えた瞬間を想像してください。
心が騒ぎ出し、嬉しくて嬉しくて心臓がバクバクなりますよね。
それと同じ感情になります。
発送された時点で、もう心が騒ぎ出すよね。
それくらいにHHKBを手に入れたときの所有感は半端ないってことです。
自己顕示欲が上がる
上記と一緒で、自分の欲しかったものを手に入れたら誰かに自慢したいですよね。注目浴びたいですよね⁈
しかも高級品や限定のものだったら尚更。
その気持ちHHKBで叶えられます。自己顕示欲めっちゃ上がります。
今、これを読んでいるあなたは「HHKBが欲しい!」もしくは「HHKB良いって聞くけど、実際どんなもんやろ。」と少なからずHHKBに興味を持っていただいているかと思います。
そのままHHKBを購入していただくと、本当に自己顕示欲が上がりますので、どうぞ実際に手に入れて皆に自慢してやりましょう。
Twitterで僕をメンションしてツイートしてくれたら、全力でおめでとうリプ返します。
打ち心地最高すぎる
HHKBナメてました。
Twitterで文句言ってごめんなさい。
先ほどもお話しさせていただいたように、滑らないキートップに、まるで指が吸い込まれるかのように手が勝手に動く。
一文字一文字をしっかり打っている感触が実に気持ちいい。Magic Keyboardなどのパンタグラフ式にはない打鍵感。
この打鍵感が心地良すぎて、わざわざHHKBの打鍵音をBGMにして仕事をする人もいるのだそう。
僕はそこまで中毒にはなっていませんが、その一歩手前です。
一時「打ち心地心地良い〜」と思っていたメカニカルキーボードを使っていましたが、もう使えません。
今聞くと、「なんてカチカチうるさい音なんだ」と思ってしまうくらい。
それくらいに静電無接点方式の音が心地良いでんすよね…。完全に中毒になってしまっています。
ちなみにREALFORCEとHHKBで打鍵感が違います。同じ静音モデルでもREALFORCEの方が打鍵音は静かです。
軽い。軽すぎて最高
キーボードをデスク奥にやって作業したいときに役立つ。
僕はデスクマットに載せていますが、REALFORCEは重いのでデスクマットごと動かそうとしても、デスクに傷がいくんじゃないかと思うくらいに重かったのがストレスだった。
だからこそキーボードをデスクの奥に退けて作業することがある人は、軽いキーボードを使うべき。
HHKBの重さは540g。かなり軽いです。
この軽さは機械的な不具合を出さないためにもシンプルな構造にしているので、なおさら軽いのかなーと勝手に思っています。
機械故障がほぼ皆無なので安心
僕がG913 TKLを使っていたときに、1番のストレスだったのはUSBドングルで接続していたのですが、それが頻繁に接続が切れることでした。
1日の内に何回も何回も切れるので、最終的にBluetooth接続で使っていましたが、それをするとG913 TKLのメリットである接続が爆速に早いメリットが無くなるんですよね。
それが嫌で結果的に別のキーボードに乗り換えました。
機械故障というものもないので、ガンガン使えるのがHHKBの良いところです。
故障でわざわざ交換してもらうのも面倒ですし、それまでの原因解明に時間を割かれるもの嫌ですからね。
タッチタイピングの精度が上がる
僕が使っているHHKBは墨なので、部屋全体を明るくしていてもほぼ印字が見えづらく、自然とキーボードを見ずにタイピングするようになるので、タッチタイピングの練習になります。
すでにタッチタイピングができるている人は、その精度も向上できます。
実際に僕は記号を打つときはキーボードを見るときがありましたが、HHKBを導入してから、キーボードを見ずに記号をタイピングするようになりました。この配列も慣れれば最強のキーマップになる。
これまでタッチタイピングができなかった人や、これから挑戦しようと思っている人はぜひHHKBの導入をオススメします。
タッチタイピングができるようになるには、キーボードを見ずに打つことが基本の基本ですので、嫌でもできるようになりますよ。
掃除が面倒くさい
深いストロークのキーボードあるある「掃除が面倒くさい」。
僕はホコリが大嫌いです。でもHHKBにどうしてもホコリって入ってしまうんですよね、専用キーボードルーフっていうのがあったので購入しましたがホコリが0になるわけではないので、掃除はしなくちゃいけません。
いちいちキートップを外してやるのは面倒なので、現在僕は電動エアースプレーを使ってHHKB全体に吹きかけています。
無駄に出費がかかる
上記でもお伝えしましたが、専用ルーフや掃除道具などの出費が痛い。
しかも専用ルーフが異常に高いのが残念。完全にブランド価額かなって思いました。
ただでさえ、HHKBは3.5万円もするので、こういう専用ルーフなどは安くしてもらいたいと切に願っています。
PFUさん、お願いします。
挫折は1時間で味わえる
HHKBを手に入れて自己顕示欲に満たされた後は、挫折感を味わう番です。(US配列の場合は特に)
大丈夫です。ほんの1時間もかからないくらいに味わうことができます。
ちなみに僕は1日で挫折しました↓
でもHHKBは嫌いにはならなかったので、しばらく使っていると自然と慣れていき、今はほとんど迷わずにキーを打てるようになりました。
ですので、挫折はしてもいいですが、逃げ癖のある人には向きませんね。
YouTubeを流し聴きしていると、たまたま“理想の書斎づくり”と言う方のチャンネルで、左手デバイスを使い倒すという解決法が説明されていました↓
結局お金が余分にかかるので、あまりオススメはしませんが、どうしてもUS配列が欲しいけど、慣れそうにない。って方は、一度観てみてはいかがでしょうか。
生産性は特に上がらない
HHKBはホームポジションから指を離さずに、キーと打てるという、まさに理想のアイテムなんですけど、特段と言って生産性が上がるわけではありません。
むしろキーマップを覚える時間を費やすので、生産性はだだ下がりです。
その点も踏まえてUS配列は選んだ方がいいかもしれませんね。
生産性上げたいならREALFORCE選んどきましょ。
長時間打っていると手が痛くなるは本当(かも)
ずっとHHKBを使っていた人が手放したという動画やブログを何名か拝見しました。
その中で1番理由が多かったのが「キーストロークが深いので、打っていてだんだんと手首が疲れてくる。」というものでした。
拝見する限りではハードタイパーじゃない人に、そのような現象が起こっている人が多そうな印象。
軽く文字を打つ人にとって、深いストロークはしんどいのでしょう。
ただ、僕はハードタイパーよりですが、それでもしんどいなーと感じることがあります。
で、実際に原因を探ってみるとリストレストかもしれないとなりました。
リストレストを木材などの硬いやつを使用していませんか?
それを使用していると、手の平が圧迫されているのか、すごく痛いことに気付きました。
柔らかい素材のものに変更すると疲労感がだいぶ軽減されたのでオススメ!
結局HHKBを選ぶのは自己顕示欲の塊
ここまで色々をメリット・デメリットを紹介してきましたが、結局HHKBを購入するのは所有欲4割・自己顕示欲6割なんですよね。
「ワイ、HHKB使ってんで。3.5万円やで。US配列使いこなしてんで。」そんな感じ。
『生産性を重視しておる!』と言う方は、よっぽどすげえ方なので、こういったブログ見る前に買ってると思います。
HHKBを持った時点で無敵。もう自慢していい。会社に持っていって皆に自慢しましょ。
ちなみに僕は会社の皆に自慢したら「格好だけは一丁前だな!」と貶されました。(仕事頑張ってるのに)
HHKBのレビューまとめ
ではまとめです。
- 所有欲を高める
- 自己顕示欲が上がる
- 打ち心地最高すぎる
- 軽い。軽すぎて最高
- 機械故障がほぼ皆無なので安心
- タッチタイピングの精度が上がる
- 掃除が面倒くさい
- 無駄に出費がかかる
- 挫折は1時間で味わえる
- 生産性は特に上がらない
- 長時間打っていると手が痛くなるは本当(かも)
HHKBを購入すると生産性は上がりませんが、所有欲が半端なく、打ち心地が最高で、他のキーボードが使えなくなるくらいの中毒性があるというお話しでした。
またタイピングを早くしたいこと・生産性を上げたいなどの理由であれば、REALFORCE。自己顕示欲や所有欲を上げたいのであればHHKBを選ぶべきというお話しもさせていただきました。
デスクを着飾ってスマートに使いこなそうHHKB。(鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギスのイントネーションで読んでね)
今回紹介したREALFORCE
HHKB Professional HYBRID Type -S US配列
HHKB Professional HYBRID Type -S JIS配列
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