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Elytraレビュー|完全ワイヤレス×Row-Staggered配列で、初めてでも使いやすい分割キーボード

ガジェット・インテリア大好き ちから( @insNote_C ) です。

分割キーボードに興味はあるけれど、「格子配列は慣れるまで大変そう」「左右をつなぐケーブルがデスクで邪魔」と感じて手を出せずにいる人は多いと思います。僕もまさにそのタイプでした。

今回使っているのは、ElimKeysの完全ワイヤレス分割キーボード「Elytra」。左右の間もケーブル不要で、配列は普段のキーボードに近いRow-Staggered。それでいてCNCアルミ筐体、ホットスワップ、Vial対応と、いじる楽しさもしっかりある一台です。

  • 左右間もケーブル不要の完全ワイヤレス分割設計
  • 一般的なキーボードに近いRow-Staggered配列
  • 静音リニア「JZF Mist」の打鍵感
  • 他の分割キーボードとの違いと、向いている人
目次

Elytraのスペック

ElimKeys Elytra 全体
ElimKeys Elytra(ブラック/JZF Mist)
製品名ElimKeys Elytra
タイプ完全ワイヤレス左右分割キーボード
キー数・配列63キー/Row-Staggered(一般的なキーボードに近い段違い配列)
スイッチKailh製ロープロファイル(Choc V2互換・ホットスワップ対応)
JZF Mist(静音リニア)/CloudShell White(リニア)
押下圧JZF Mist:37±10gf/CloudShell White:40±10gf
総トラベル2.8mm
筐体CNC加工アルミニウム
接続USB-C有線/Bluetooth(最大3台)
バッテリー1回の充電で最大4週間(使用状況による)
サイズ左:153.97×101.25mm/右:173.33×101.25mm/厚さ11.8mm(キーキャップ除く)
重量約440g
キー設定Vial対応(リマップ・マクロ・コンボ・レイヤー)
技適取得済み(220-J11425)
参考価格36,800円(税込・公式ストア価格/通常価格39,800円)
参照元ElimKeys日本公式/ElimKeys海外公式/ユーザーガイド

カラーはホワイトとブラック、スイッチはJZF MistとCloudShell Whiteの2種類から選べます。僕が使っているのはブラック×JZF Mistの組み合わせです。

付属品

Elytraの付属品
本体と付属品一式

本体のほかに、USBケーブル、キーキャップ・スイッチの両方を抜けるプラー、予備パーツの小袋が入っていました。ホットスワップ前提のキーボードなので、プラーが最初から付いているのはうれしいところです。

Elytraの特徴

【完全ワイヤレス分割】左右の間もケーブルなし

左右を離して置いたElytra
左右を肩幅に近づけて離して置いた状態

Elytraいちばんの特徴は、PCとの接続だけでなく左右の本体同士もワイヤレスで通信すること。左右それぞれにバッテリーを内蔵しているので、デスクの上に見えるのはキーボード2つだけです。

一般的な分割キーボードは左右をTRRSケーブルやUSBケーブルでつなぐものが多く、左右の間にケーブルが1本横切ります。Elytraはそれがないので、間にトラックボールやスマホを置いても干渉しません。

【Row-Staggered配列】普段のキーボードに近い段違い

Elytraの配列
行ごとに少しずつずれるRow-Staggered配列

配列は、一般的なキーボードと同じように行ごとに横へずれるRow-Staggered。分割キーボードによくある、キーが縦一直線に並ぶ格子配列(Ortholinear)や、指の長さに合わせて縦にずらすColumn-Staggeredとは違い、いつものブラインドタッチの感覚のまま打ち始められます。

【Kailh Choc V2】薄型のロープロファイルスイッチ

Elytraのキーキャップを外した状態
キーキャップを外すとロープロファイルスイッチが見える

スイッチはKailh Choc V2互換のロープロファイルスイッチ。総トラベルは2.8mmと浅く、キーキャップを含めても全体が低いので、パームレストがなくても手首を大きく反らさずに打てます。

【CNCアルミニウム筐体】軽さと剛性を両立

Elytra裏面の中空構造
裏面は甲虫の翅に着想を得た中空構造

筐体はCNC削り出しのアルミニウム。裏面は甲虫の前翅「エリトラ」に着想を得たという中空パターンで肉抜きされていて、フルアルミなのに重量は約440gに収まっています。

【ホットスワップ】スイッチを工具なしで交換

スイッチを抜いたElytra
スイッチは引き抜いて交換できる

ソケットはホットスワップ対応で、はんだ付けなしでスイッチを差し替えられます。付属のプラーでキーキャップとスイッチを抜くだけなので、打鍵感を変えたくなったときも気軽です。

【Vial】ブラウザでキー設定・カスタマイズ

Elytraの右手側
キー配置はVialで自由に変更できる

キー設定はVialに対応。ブラウザから開いてキーをクリックするだけで、リマップ、マクロ、コンボ、レイヤーの設定ができ、変更はすぐ反映されます。ソフトのインストールが要らないのも手軽なポイントです。設定はUSB-Cでつないだ状態で行いますが、書き込んだキー配置はBluetoothに戻してもそのまま使えます。

【最大3台切替】USB-C有線とBluetooth

ElytraのUSB-Cポートと電源スイッチ
左右それぞれにUSB-Cポートと電源スイッチ

接続はUSB-C有線とBluetoothの2通り。Bluetoothは最大3台まで登録でき、PC・タブレット・スマホを切り替えて使えます。初期設定ではFnレイヤーに切り替えキーが割り当てられています。前面のインジケーターで接続状態やバッテリー残量も確認できます。バッテリーは公称で最大4週間と長く、充電の頻度を気にせず使えています。

【技適取得済み】日本でも安心してワイヤレスで使える

Elytra裏面の技適マーク
裏面に技適マーク(220-J11425)が刻印されている

日本向けモデルは技適を取得済みで、本体裏面にも認証番号が刻印されています。海外発の分割キーボードは技適の有無が気になることが多いので、ここは大きな安心材料です。

Elytraのメリット

【Row-Staggered】分割なのにいつもどおり打てる

Elytraでタイピングする様子
いつもの指の動きのまま打てる

一番よかったのが、分割キーボードなのに打ち始めからほとんど戸惑わなかったこと。格子配列の分割キーボードだと指の動きを覚え直す期間がありますが、Elytraはいつもの段違い配列なので、左右を離して置くだけで自然に肩が開き、そのまま仕事に使えました。

左右は磁石でぴたっとくっつくので、一体型のように並べたときも毎回同じ位置に戻せます。離して使う日と、くっつけて使う日を気分で切り替えられるのも、配列を覚え直さなくていいElytraならではだと思います。

【完全ワイヤレス】デスクがとにかくすっきり

デスク上のElytra
左右の間にケーブルがないのでデスクがすっきり

左右をつなぐケーブルがないので、デスクの見た目がとてもすっきりします。左右の距離や角度もその日の気分で好きに変えられ、ケーブルの長さに縛られないのは想像以上に快適でした。

気になっていた左右間の接続も、普段使いで途切れて困る場面はありませんでした。ただ、初期のファームウェアではBluetoothの接続が不安定だったという報告もあるので、届いたらまず最新ファームウェアに更新しておくのがおすすめです。有線で使うときは左側だけをUSB-Cでつなげば、右側は左とワイヤレスでつながります。

【JZF Mist】静かで、しっとりした打鍵感

JZF Mist搭載Elytraでの打鍵
静音リニアのJZF Mistは打鍵音が控えめ

搭載スイッチの「JZF Mist」は静音リニアで、押下圧は37±10gfと軽め。引っかかりのないリニアの押し心地に、底打ちの音がかなり抑えられているので、カチャカチャした音が苦手な人でも使いやすいと感じました。ロープロファイルで浅いぶん、軽い力でスッと入力できて、長文を書いても指が疲れにくいです。

音は「コトコト」よりさらに控えめで、オンライン会議中やカフェで打っていても周りを気にせずに済みます。アルミ筐体でもカンカン響く感じがなく、静かさ重視ならJZF Mistを選んで正解だと感じました。

【約440g】持ち運べる軽さ

Elytraの重量を測る様子
実測で約441g

フルアルミなのに、実測でも約441gと公称どおりの軽さ。薄さ11.8mmのボディなのでバッグにも入れやすく、自宅と外出先で同じキーボード環境を持ち歩けます。

Elytraのデメリット

【裏面】肉抜き構造で基板が見える

Elytra左右の裏面
裏面の中空部分から基板が見える

軽さの理由でもある中空の裏面は、そのぶん穴から基板が見える構造です。デザインとしてはかっこいいものの、飲み物をこぼしたときなどは気をつけたいところ。持ち運ぶなら別売りのポータブルケース(5,800円)を合わせると安心です。

【配列・接続】右Shiftがなく、2.4GHzにも非対応

Elytraのキー配列のアップ
63キーのコンパクトな配列

63キーに収めているぶん、右側にShiftキーがありません。右Shiftを使う癖がある人は、最初は少し戸惑うと思います。気になる場合は、Vialで押しやすいキーにShiftを割り当てれば対応できます。

また、ワイヤレスはBluetoothのみで、2.4GHzのレシーバー接続には対応していません。Bluetooth接続時のポーリングレートは一般的な125Hzなので、文章入力や普段の作業には十分ですが、ゲーム用途には向かないと考えておくと安心です。

【価格】36,800円と安くはない

Elytra右手側の斜めから
CNCアルミ筐体ならではの質感

公式ストアでの価格は税込36,800円(通常39,800円)。一般的なワイヤレスキーボードと比べると高めです。ただ、CNCアルミ筐体、完全ワイヤレス分割、ホットスワップ、Vial、技適取得済みまでそろうことを考えると、内容には見合っていると僕は感じました。

他の分割キーボードとの違い

左右をくっつけて置いたElytra
左右をくっつけて一体型のようにも使える

分割キーボードは、格子配列やColumn-Staggered配列、左右をつなぐケーブル、親指キーの多いレイアウトなど、「エルゴノミクスを突き詰めたぶん慣れが必要」なモデルが多いジャンルです。

  • 配列:格子・Column-Staggeredではなく、普段と同じRow-Staggered
  • 接続:左右間もワイヤレスで、ケーブルが1本もいらない
  • 置き方:左右を離しても、くっつけて一体型のようにも使える
  • カスタマイズ:ホットスワップとVialでしっかりいじれる

Elytraは、分割キーボードのメリットは取り入れつつ、配列と見た目は普段のキーボードに寄せた「入り口の低い分割キーボード」という立ち位置だと感じています。

Elytraはこんな人におすすめ

デスクに置いたElytra
デスクに置いたElytra
  • 分割キーボードを試したいけれど、配列の覚え直しは避けたい人
  • 左右をつなぐケーブルのないすっきりしたデスクにしたい人
  • 静かで軽い打鍵感のキーボードを探している人
  • PC・タブレット・スマホを切り替えて使いたい人

Elytraレビューまとめ

Elytraのある作業デスク
完全ワイヤレス分割キーボード ElimKeys Elytra

Elytraは、完全ワイヤレス分割とRow-Staggered配列の組み合わせで、「分割キーボードは気になるけど難しそう」というハードルをぐっと下げてくれるキーボードでした。JZF Mistの静かな打鍵感、約440gの軽いアルミボディ、ホットスワップとVialによる拡張性まで、毎日使う道具としての満足度は高いです。

初めての分割キーボードを探している人にも、今の分割キーボードのケーブルや配列に不満がある人にも、ぜひ一度試してほしい一台です。

ではこのへんで。

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SHERE

この記事を書いた人

インテリアとガジェットを嗜むアラフォー。
月間15万人が訪れるブログを運営しています。

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