会議の記録を人間がやる時代は終わった。いつでも持ち運べるAIアシスタント|TALIX & DingTalk A1 レビュー

昔は会議のたびにノートを広げて、話者の名前と発言内容を必死に追っていました。打ち合わせが終わると手元にはメモの断片だけが残って、「あの人が言っていたあの数字、なんだったっけ」と録音を聴き返す時間が毎回15〜20分は飛んでいく。それが週に5本あれば、月で換算すると録音の聴き直しだけで400分を超えます。
しかし、時代は変わった。AIが普及しAIに仕事を任せる時代がきた。その1つが会議の議事録。
そのフラストレーションを解消したのが、重さ40.8g・厚さ3.8mmのAIアシスタント、TALIX & DingTalk A1です。話した瞬間に文字になる。これぞAIの有効活用。

会議の記録を、人間がやる時代は終わった。
本記事は7sGoodの提供によるPR記事です。
TALIX & DingTalk A1のスペック

| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| サイズ | 60 × 91.6 × 3.8 mm |
| 重量 | 40.8 g |
| チップセット | BES2800(TSMC製 6nmプロセス AIオーディオチップ) |
| ストレージ | 64 GB |
| バッテリー容量 | 660 mAh |
| 連続録音時間 | 最大45時間 |
| 待機時間 | 最大60日間 |
| 充電時間 | 約2時間(フル充電) |
| 充電端子 | USB Type-C |
| マイク構成 | 全指向性マイク × 5 + 骨伝導マイク × 1(計6基) |
| 集音距離 | 5〜8 m |
| ノイズキャンセリング | 500種類以上の環境ノイズ識別・低減 |
| ディスプレイ | 0.95インチ カラー高精細ディスプレイ |
| Bluetooth | 5.2 |
| Wi-Fi | 2.4 GHz / 5.0 GHz |
| AIモデル | Fun-ASR(40万時間以上の日本語音声データ学習済み) |
| 対応言語(翻訳) | 無料プラン:一部対応 / Unlimitedプラン:120言語以上 |
| カラー | ブラック、ホワイト |
| 付属品 | MagSafeケース・マグネットリング・操作マニュアル |
| 価格(公式) | 32,800円(税込) |

TALIX & DingTalk A1とは?

TALIX & DingTalk A1は、TALIXとアリババグループのビジネスコミュニケーションツール「DingTalk(釘釘)」が共同開発したAIボイスレコーダー。
本体サイズは60 × 91.6 × 3.8mm、重さ40.8g。カード型の超薄型ボディに、6基のマイク(全指向性×5+骨伝導×1)と64GBのストレージ、最大45時間のバッテリーを搭載しています。
中核となるのは、40万時間以上の日本語音声データで学習した自社開発AIモデル「Fun-ASR」です。話した言葉をリアルタイムで文字に変換し、議事録の自動生成・要約・翻訳・ToDoリスト作成まで一台で完結します。
接続はBluetooth 5.2とWi-Fiに対応しており、専用アプリと連携して使うことが前提の設計です。
価格は公式オンラインストアにて32,800円(税込)。
TALIX & DingTalk A1の使い方について
① 初期セットアップ
まず、スマホにDingTalkアプリをインストールします。App StoreとGoogle Playの両方から入手できます。下記からもダウンロードできるようにしておきますので、お好きな方をご選択ください。(下記からダウンロードしても僕に収益が入るわけではありません。タップするとApp StoreかGoogle Playへ自動で飛びます)
次に本体の録音ボタンを長押しすると電源が入り、ディスプレイにペアリング用のQRコードが表示されます。アプリを起動してカメラでQRコードを読み取るだけでペアリングが完了します。マニュアルに手順が記載されているので、迷う部分はほぼありません。
② 電源操作
電源ボタンを3秒長押しでオン、同じく3秒長押しでオフです。

③ 録音の開始・停止
録音ボタンを2秒長押しで録音開始、赤ランプが点灯します。

録音中に再度2秒長押しで録音停止、ランプが消灯します。机の上に置いてボタンを押すだけで始まります。会議の流れを止める必要がありません。
④ 音声メモ機能
本体右側面に音声ボタンがあります。このボタンを押している間だけ録音され、離すと自動で停止します。

通常の録音データとは別フォルダで管理されるので、会議録音の中にメモが混入することもありません。ふとしたアイデアや、移動中に思いついたことをその場で残すのに向いています。
⑤ 通話録音

スマホ背面にA1を吸着させた状態で通話すると、骨伝導マイクがスマホ本体の振動を検知して、通話録音モードへ自動で切り替わります。自分で操作する必要はなく、通話が始まった瞬間に録音モードが変わります。
⑥ 録音後のAI処理
録音が終わると、データがDingTalkアプリに自動同期されます。アプリ側で文字起こし・要約・議事録生成・翻訳を指示するだけで処理が始まります。

議事録のフォーマットは、テンプレートをタップして選ぶ形式です。
「議事録」「ToDoリスト」「日常記録」など、用途に合わせて出力形式が変わります。
⑦ データの保存先
録音データはまず本体の内蔵ストレージ(64GB)に保存されます。その後アプリと同期することで、DingTalkのクラウドにも自動保存されます。

クラウドは記事執筆時点では、シンガポールのサーバーに設置されており、日本国内サーバー対応は2026年9月予定となっているようです。クラウドを使わない設定にすることも可能で、その場合はデータは本体とスマホにのみ保存されます。
TALIX & DingTalk A1レビュー
デザイン
60 × 91.6mmのボディは、名刺より一回り大きい程度のサイズです。厚さ3.8mmは、iPhoneのカメラ部分の出っ張りとほぼ同じ。テーブルに置いたとき、そこにあることを主張しない薄さです。
これがまたかっこいいんですわ。

素材はメタル素材で、触ると金属特有のひんやりした感触があります。
表面はサラサラとしたマット仕上げで、指紋がベタつかない。鈍い光沢が全体に走っており、チープさは一切ありません。カラーはブラックとホワイトの2色展開で、どちらもビジネスシーンで浮かない落ち着いた配色で、僕はブラックを提供していただきました。

正面上部には0.95インチのカラーディスプレイ、録音ボタン、ボイスメモボタンが並んでいます。

ボタン類がすべて正面に集約されているので、操作のために持ち替える必要がありません。底面にはUSB Type-Cポートが1つ。これだけです。余計なものが何もない。
充電がType-Cっていうのものすごくありがたい。たいていこういった製品は専用充電器が主流になっているので、ここは大きく評価できるポイントです。

付属のMagSafe対応専用ケースに入れると、MagSafe対応iPhoneの背面にそのまま吸着できます。

スマホを持つだけでA1も一緒に持ち歩いている状態になる。

Androidユーザーには付属のマグネットリングで対応できますが、一部のGalaxy端末はカメラが干渉して装着できないケースがあるので注意が必要です。

競合製品が約30gであるのに対し、TALIX & DingTalk A1は40.8gと10gほど重くなっています。これはバッテリー容量660mAhを積んだ結果の重さで、45時間録音という駆動時間と引き換えのトレードオフ。重さを取るか、バッテリーを取るか。僕は後者を選びます。


やっぱり多少の重さが加わっても、長い時間使える方が圧倒的に良い。数gなんて僕にとっては比較するほどでもないですね。
収音・マイク性能
マイクスペックは指向性マイク5基と骨伝導マイク1基、計6基のマイクアレイです。集音距離は5〜8m。会議室の端に置いても、対角線上の発言者の声をカバーできる設計となっています。

ポイントは骨伝導マイクの役割分けです。スマホ背面にA1を吸着させた状態で通話すると、骨伝導マイクがスマホ本体の振動を直接拾います。空気伝導と骨伝導を状況に応じて自動で切り替える仕組みになっていて、「通話中に録音する」という使い方でも音声がクリアに入ってきます。


ノイズキャンセリングはTSMC製6nmプロセスのAIオーディオチップが処理。オフィスシーンに特化した500種類以上の環境ノイズを識別して低減する設計で、空調音・キーボード音・カフェの環境音といった定常ノイズに対して有効となっています。

実際の音声はこちら
上記は、同部屋で3Dプリンターが稼働しており、妻が少し離れた場所で喋っている環境で録音したものになります。TALIX & DingTalk A1本機は、自分のデスク上に置いて録音しました。
こんな感じで録音

デスク横では3DPが稼働していたのにノイズ除去ができていた

録音モードは5種類。
「対面コミュニケーション」は2m以内の近距離に最適化し、外部ノイズを強力に抑制するモード。「AI可視化録音」はAIが声の方向を自動検出して、誰がどこで話しているかを可視化するモード。「ロスレス原音」はAI処理を介さずプロ仕様の高音質でそのまま収録するモードです

これがまた考えられた設計になっています。「議事録の精度はAIモデルの性能だけじゃなく、入力される音声の質に左右されるんですけど、静かな会議室での1対1と、カフェでの複数人会議では最適な収音方法がまるで違います。それをモード切替で対応できる構造になっているというのが素晴らしい!」と感じました。
ただ、正直に書くと実機で試さないとわからない部分はあります。スペック上の集音距離が5〜8mであることと、実際の文字起こし精度が距離によってどう変化するかは別の話。会議室の広さ・人数・話者の声量によって結果は変わってきますし、「8m先まで完璧に録れる」ではなく、「8m先まで届く設計になっている」という理解でいてほしくて、あくまでも参考としてください。
AI機能・ソフトウェア
アプリのダウンロードはこちらでもできます
AIの処理は「音声→文字化」「自動校正」「意味理解」の3段階で行われます。
単純に録音内容をテキストに変換するだけでなく、「えー」「あー」といったフィラー(不要語)を自動で除去して、誰が何を言ったかを話者別に識別してチャット形式で並べてくれます。議事録として読み返すときの読みやすさが、ここで大きく変わります。

日本語認識の土台になっているのは、40万時間以上の日本語音声データを追加学習した独自モデル「FunASR」です。30以上の専門分野に対応した辞書を内部に持っており、法律・医療・ITといった専門用語の多い会話でも対応できる設計になっていて、驚異的な学習能力をもっています。
なので、実際にChatGPTで法律について少してみました。会話内容は「業務委託契約書に潜むリスク条項の見つけ方について」試してみました。
質問1(導入) 「業務委託契約書を結ぶとき、フリーランス側が特に注意すべき条項はどれですか?」
質問2(深掘り) 「『瑕疵担保責任』と『損害賠償の範囲』について、具体的にどんなリスクがありますか?」
質問3(専門用語を増やす) 「『知的財産権の帰属』『競業避止義務』『秘密保持契約』それぞれの違いを教えてください。」
質問4(実務寄り) 「契約書に『甲の裁量により契約を解除できる』という条項があった場合、法的にどう対処できますか?」
録音が終わると、AIが自動で要約フォーマットを生成します。「議事録形式」「ToDoリスト」「セクション別要約」など、テンプレートをタップして選ぶだけで出力形式が変わります。会議後にやることリストをゼロから書き起こす時間が、そのまま消えます。
で、結果はこちらです↓






ものすごく高精度。上記はすべてChatGPTが喋ってくれた録音なので、発言者が1と2に分かれているのは気になりますが、文章自体に問題はないです。文章もきちんと大切なところを書いてくれていますし、要約してくれています。
文字起こしとChatGPTの文章比較


翻訳は21言語に対応しており、録音と同時にリアルタイムで翻訳テキストをアプリ画面に表示できます。英語話者が入り混じる会議で、日本語に変換しながらその場で内容を追えるのは、体験として別次元。




しかし、ここは正直に書いておこうと思うのですが、無料のスタータープランで使える文字起こしは毎月300分(5時間)までです。翻訳も無料プランでは日本語・英語・中国語の3言語に限定されます。
週に会議が5本ある人なら、1ヶ月で300分はあっという間に超えます。日常的に使い倒すなら、Proプラン(月額2,480円・1,500分)への移行を前提に予算を見ておくほうが現実的です。

録音データはDingTalkアプリに自動同期され、クラウド上でスマホとPCの両方からアクセスできます。共有はリンク送付で行えますが、受け取った相手もDingTalkアカウントが必要になります。共有の間口という軸では、PDFやメール添付で送れる競合製品と比べると狭い。これは使う前に知っておいてほしい点です。
気になる点・正直な評価
1:アプリ依存の設計である
2:AI機能がすべてアプリ経由でしか動かない
3:スマホを持たない環境・オフライン環境では、本体は「録音機」としてしか機能しない。
これは欠点というより前提条件です。TALIX & DingTalk A1はハードウェアとDingTalkアプリが一体になって初めて完成する製品で、購入前にこの構造を理解しているかどうかで、使い始めてからの満足度がまるで変わります。

他にも共有先にもDingTalkアカウントが必要で、議事録をリンク共有しても、相手がアカウントを持っていないと閲覧できません。社外の人間や顧客への共有がワンステップ増える。といった工数の手間もあります。
DingTalkをすでに社内で使っているチームにとっては何の障壁にもなりません。ただ、社外とのやり取りが多い職種では、共有のたびにアカウント登録を求める形になることを知っておく必要があります。
また、個人的には無料プランの文字起こし上限が月300分というのが気になりました。会議が週5本以上ある人はすぐ上限に達します。事実上、Proプラン(月2,480円)が前提になる。

本体32,800円に加えて月額費用が発生し、年換算で29,760円。本体代と合わせた初年度コストは約62,000円になります。これを高いと見るか、議事録作成の工数削減と比べて見合うと判断するかは、使い方次第にもよりますが、もし会社支給ではなく、個人での導入ならコスト面で躊躇する人がでそうです。
しかし、日常会話の中で「証拠を残した」や通話で「揉め事のために録音しておきたい」という人には無料プラでも十分に活躍できると思いますので、検討してください。自己防衛として1つは持っておくのが良いと僕は思っています。リスクヘッジ大切です。本当に…。
TALIX & DingTalk A1レビューまとめ

ビルドクオリティは、持ち歩く前提で設計されたカード型メタルボディ。重さ40.8g・厚さ3.8mmは、存在を主張しない薄さです。収音は6マイク構成・AIノイズリダクションで、カフェや会議室でも人の声を中心に拾います。
AI機能は、文字起こし・フィラー除去・話者分離・議事録自動生成・21言語翻訳まで、録音1本で完結する。
会議が週3本以上ある人、議事録作成に毎回30分以上かけている人、海外とのやり取りがある人、日常会話の記録、通話の録音など使い方は多種多様。
「録って、書いて、配る」という会議後の一連の作業を、ALIX & DingTalk A1はほぼ自動で処理します。人間がやるべき仕事は、その先の意思決定だけでいい。
記録を、人間がやる時代は終わった。すべてTALIX & DingTalk A1に任せましょう。
ではではこの辺で…。

















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