耳を塞がずながら聴きで高音質。しかも安定性も抜群なTALIXイヤーカフ型イヤホンが良きでした。

耳に入れてないのに、音が聴こえる。しかも、なかなかなかの高音質。
それでいて、痛くもならない。落ちない。しかも、超軽量。
マスクやメガネと干渉しないってだけでも日常のストレスがごっそり減る。
TALIXは、そう問いかけてくるイヤホンでした。
スペック

項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | TALIX イヤーカフ イヤホン |
タイプ | 耳を塞がないオープンイヤー型(イヤーカフ式) |
装着方式 | クリップ式(耳に挟む) |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 |
通信距離 | 最大10m(障害物なし) |
対応プロファイル | A2DP / AVRCP / HFP / HSP |
マルチポイント接続 | 非対応(※現時点で商品ページに記載なし) |
再生時間 | 約6時間(音量70%時) |
充電ケース併用時 | 最大36時間再生(ケース6回分充電可能) |
充電時間 | 約1.5時間(イヤホン)/約2時間(ケース) |
防水性能 | IPX5(イヤホン本体のみ) |
操作方法 | タッチコントロール対応(音量・再生・通話・Siri等) |
対応デバイス | iOS / Android / Windows / Bluetooth搭載機器 |
本体重量 | 約6g(片耳)/ケース込み約100g前後(推定) |
カラー展開 | ブラック・ホワイト・パーブル・ブルー |
付属品 | 充電ケース、USB-Cケーブル、日本語説明書 |
TALIXレビュー
デザイン:ツルすべのフォルム
TALIXの見た目はミニマルで無駄がなく、質感はまるで高級な陶器のようなツルすべ感。

カラーはブラック・パーブル・グルーの3色展開ですが、6月27日はホワイトも販売されるので、カラバリも豊富ですね。
ちなみにパールホワイトは光が当たるとほのかに淡い金色に輝き、まるで真珠のような温かみのある光沢が耳元をそっと彩るのとことなので、質感にだいぶ期待ができそうです。

指先で撫でるとスッ…と滑っていくあの感じ、あれです。見た目だけじゃなく、手触りでも満足感を与えてくるあたり、なかなかやります。

正面にはライトがあり、蓋を開けると光ります。

で、底面にType-Cポート。おっと、ここで重要なのはワイヤレス充電はできないってことを伝えておきます。

ただひとつ、ここで“現実”の話をさせてください。
僕のように手がカッサカサなおじいちゃん肌タイプには、このツルすべボディがちょっとした試練になります。
指先のグリップ力が足りないと、ちょっと油断しただけで「ぴゅんっ」と飛んでいきそうになります。朝、駅前に蓋を開けようとしたらつるんって滑っていって線路にこの子が落ちそうになったときは、マジで焦った。人生終わったと一瞬思った。
こういうとき、僕と同類の人はマジで焦るので冷静になってから蓋を開けましょう。

でもまあ、それでも「かっこいいは正義」です。
見た目が良いというのは、それだけで手に取る理由になります。
本体もとてもミニマム。片耳わずか3.8g-4.9g。鬼軽い。

カーブ上の部分はシリコン素材になっていてしなやか。

めっちゃ曲がるってわけではないですが、つけ心地は最高です。後述しているので続きをどうぞ。
装着感:マジで快適
マジで何時間、何十時間と装着していても疲れない。ずっと快適。
事実、僕は本体の充電が切れるときまでずっとつけっぱなしで過ごしました。寝る前までずっとつけっぱなしにできるの純粋にすごい。

初めはカーブ上のシリコンの部分が硬いので、つけたら痛くなってくるのでは?と思ったいたのですが、全く痛くならなかったので最高。
僕がこれまで使ってきた歴代オープンイヤーイヤホンの中で1位に輝くくらいにつけ心地が良いですね。

これのつけ心地が悪いっていう人はきっとゴムアレルギーなんじゃ無いかって思うくらい。
これほど「騙されたと思って付けてみな」の言葉が似合う製品はなかなか無い。
操作性:悪くも無いが特別良いわけでもない
反応速度は良い方だと感じます。ただ、特別良いかと聞かれるとそうでもない。普通です。
ただ、粗悪品にあるような格別に悪いってわけじゃない。軽やかなな操作性。
以下は操作方法。
操作内容 | タッチ動作 |
---|---|
再生/一時停止 | 左右どちらかを1回タップ |
曲送り | 右側を2回タップ |
曲戻し | 左側を2回タップ |
音量アップ | 右側を長押し |
音量ダウン | 左側を長押し |
着信応答/通話終了 | 1回タップ |
着信拒否 | 2回タップ |
音声アシスタント(Siriなど)起動 | 3回タップ(明確な記載はないが、タッチで対応とある) |
長押しは1秒もいらないくらいで反応します。iPhoneは2秒以上長押しするとAppleintelligenceが起動するので、注意してください。
専用アプリで操作方法の変更ができるわけではなく、上記の操作方法が固定なので覚えやすい反面、これまでアプリで慣れている操作方法をカスタマイズしてきた人には、ものすごく辛いでしょう…。
操作性に関しては悪く無いので、僕は不満なく使えます。
音楽鑑賞の音質:エージング必要だけどAirPods 4並み
初めは「うーわ、音こもりすぎ。外れを引いたかな。」と思いました。
しかし、ずっと聴いているとだんだんクリアになってきて最終的にAirPods 4 並みのいい音になってくれました。
高音の抜けが良くなって、ボーカルも前に出てきて、低音も程よく締まってきます。あれ?これAirPods 4とそんなに変わらないぞ?って気づいた瞬間、ちょっと感動しました。
エージングって言葉、あながちオカルトじゃないのかもしれない…。

もちろん、ドンシャリ爆音系が好みの人には少し物足りないかもしれません。でも、日常で長時間聴くにはちょうどいい“疲れない音質”に仕上がっています。ながら作業をしたい人には最高のイヤホン。
特に相性がいいなって思ったのが、アコースティック系(ギター弾き語り・ピアノソロ)。
ギターの弦の鳴りとか、ピアノの鍵盤の余韻が、耳の外で“ふわっ”と広がるように聴こえる。スタジオ録音というより、カフェで演奏を聴いてる感じに近い。定位感(音の位置)が自然で、音が空気の中にちゃんとあります。
作業用としてはとしては十分あり。オープンイヤーなので、基本作業用に聞くと思いますが、その用途でこの価格だと破格ではないでしょうか。
通話音質
まずはテストした音質をその耳で聴いてみてください。
どうでしたか。
えぇ。つけている側には雑音が入るのに聞く側には雑音が入らない、意味不明な最高のイヤホンなんです。
パッシブノイズキャンセリング効果があるようで、片耳に1つのマイクロフォンのみを搭載しており、チップによるノイズ軽減アルゴリズムは搭載しています。
ちなみに音声テストには50cm離れたところで3Dプリンタがブオーンと大きくファンを回していまして稼働していました。

それでもファンの音が入ることなく、しっかりと僕の元から聞き取りづらい声をしっかりと聞き取れる声で録音させているので、性能に関しては申し分ないかと。
ただし、あまりにもガヤガヤするカフェなどは他の人の声を拾ってしまう可能性がありますね。
よくありそうな質問
ワイヤレス充電できる?
いいえ、できません。Type-C接続でケースを充電してください。
マルチポイント接続はできる?
いいえ、できません。
急速充電対応してる?
いいえ、していません。
格闘技していて耳が潰れています。つけれますか?
いいえ、つけれることは困難でしょう。というより、僕に格闘技教えてください。
音漏れが少ないって書いてるけど、実際どれくらい少ないの?
iPhoneの音量半分で、30cm以上(電車で隣に立たれるくらいの距離)でも全く聴こえません。ただし、僕の耳が悪いだけかもしれません。参考までにしてください。

アプリないの?
ないみたいです。アプリを切実に作って欲しい…。でも総合評価は高めなので無くても困りませんね。
動画鑑賞には向いてる?
音楽を聞くよりも音量を上げないと聞き取りづらいです。しかもYouTubeであれば、配信者・発信者によってミキサーいじって音量変えているのので尚更聞き取りづらいかもしれませんね。
まとめ

えーっと、デザイン良し、音質良し、通話性能良しでヘビロテできるイヤホンやからお値段は8千円ってところかなー。え?6千円もいかない…だ‥と?(茶番)
まだ数週間ほどしか試してないので、コスパに優れているかは断定できないんですけど、この価格帯ならアリ中のアリ。
謎ブランドで数千円出すなら、評価も高いTALIXを選択するのが良いですね。
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