TORRAS FlashEye レビュー:手のひらサイズに45W+Apple Watch充電を詰め込んだ2in1アダプタ

Apple Watchを使い始めてから、カバンの中に必ずあるのが専用の磁気充電ケーブル。
あの白くて細いケーブルを入れ忘れるたびに、出先でWatch残量が1桁になって焦る。泊まりの出張では充電アダプタ・iPhoneケーブル・Watchケーブルと3点セットを揃えて持ち歩くことになる。「なんでWatchだけ別のケーブルが要るんだ」と思いながらも、純正以外の選択肢があまりないからそのまま使い続けていた人は多いと思います。
TORRASから登場した「FlashEye For Apple Watch 2in1 45W充電器」は、その問題に対して真正面から答えを出してきた製品です。
Apple Watch用の磁気充電パッドとUSB-C急速充電ポートを1台に内蔵し、コンセントに直挿しで使える設計。サイズはAirPods Pro相当のコンパクトさで、公式価格は税込8,999円。
「Apple Watchの充電ケーブルを持ち歩くストレスを解消したい」「デスクの配線を1本でも減らしたい」という人は、ぜひ読んでいってください。
- ビルドクオリティ:パール塗装の仕上げは悪くないが、合わせ目の精度は価格帯なり
- 使用感:Apple Watch充電ケーブルを不要にする2in1運用は実用性が高い
TORRAS FlashEye:スペック

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ブランド | TORRAS |
| 製品名 | FlashEye For Apple Watch 2in1 45W急速充電器 |
| コネクタタイプ | USB Type-C |
| 最大出力(単体) | 45W(PD3.0 / PPS / QC対応) |
| 最大出力(同時充電時) | Watch側5W+USB-C側27W |
| Apple Watch充電方式 | 磁気ワイヤレス(4N磁力・純正同等) |
| 充電パッド角度 | 45°固定(特許取得済) |
| 本体サイズ | 約42.8×42.8×55.3mm |
| 重量 | 約80g |
| 対応Apple Watch | Series8以降・Ultra 1/2/3・SE各世代 |
| 対応デバイス(USB-C) | iPhone全シリーズ・iPad・MacBook Air・Android各種 |
| 安全規格 | PSE適合・過電圧/過電流/過熱/ショート保護 |
| 保証 | 3年 |
| 公式価格(税込) | 8,999円(torras.co.jp) |
TORRAS FlashEye:外観とビルドクオリティ

本体は約42.8×42.8×55.3mmのキューブに近いフォルムで、重量は約80g。手に持つとコロンとした感触があり、これだけ軽ければポーチに入れても重さを感じることはなく、毎日持ち出す用途でもストレスにならない重さです。

表面には微細なパール粒子を配合した特殊塗装が施されています。指を滑らせると、光沢でもざらつきでもないマットな質感が返ってきます。スペースグレーを選ぶと、MacやiPhoneと並べたときにデスク上で浮かない色調になります。「充電器が主張しすぎる」という状況を避けたい人には、この配色は正解です。

ただし、細部の仕上げには価格帯なりの妥協があります。パーツの合わせ目を近くで見ると若干の隙間があり、そこに埃がどんどん溜まっていきそうな感じがします。
また、USB-Cポートの内側がなぜか赤色になっており、グレーの筐体と色調が合っていない点も気になります。デスクに常設して毎日目に入る位置に置く使い方では気になる人もいると思います。とはいえ、全体的な作り込みには満足しています。

TORRAS FlashEye:メリット
Apple Watch専用ケーブルが不要が想像以上に便利

最大のメリットは「Apple Watch専用の磁気ケーブルを持ち歩かなくていい」という点。
これは文章で読むと地味に聞こえますが、実際に体験したときは思ったより大きいメリットだと感じました。カバンの中から1本ケーブルが消え、ポーチに詰め込む手間が1つ減り、「あれ、Watchケーブル入れたっけ」という出発前の確認ストレスもなくなります。
普段の持ち出しがFlashEye本体とUSB-Cケーブル1本で完結する状態は、シンプルで気持ちがいい。宿泊先の充電セットがこれ1台に集約される感覚は、使い始めてから初めて「地味にずっとストレスだったんだな」と気づかされました。
45°固定パッドが置き時計として機能する

特許取得の「45°設計」磁気パッドが予想以上に使いやすいです。
壁のコンセントに挿しても、デスクのコンセントに挿しても、Apple Watchは常に45°の角度で固定されます。充電中に画面が正面を向くので、時刻や充電状況を立ったまま確認できます。
純正の水平型パッドでは充電中に画面の確認がしづらい場面がありましたが、FlashEyeは置き時計のような自然な見え方になります。磁力は純正同等の4Nで固定感も問題なく、コンセントに挿すだけでこの使い勝手が実現する設計の完成度が高いと感じました。
USB-C 45Wで旅行中のデバイスをほぼカバーできる

USB-C単ポートの最大45W出力(PD3.0 / PPS / QC対応)は、日常の持ち出し用途では十分な数値。
iPhoneの急速充電、iPadの充電、MacBook Airへの給電と、外出先でApple Watchと合わせて使うデバイスのほぼすべてをこれ1台でまかなえます。
世界電圧100〜240V対応のため、海外出張でも変換アダプタを追加する必要がなく、そのままコンセントに挿せるのがいいですね。3年保証がついている点も、毎日コンセントに抜き差しするデイリーユースを想定したときに安心感があります。
TORRAS FlashEye:デメリット
同時充電時にUSB-C側が27Wに落ちる

Apple WatchとUSB-Cデバイスを同時に充電すると、USB-C側の最大出力は27Wに制限されます。
MacBook Proや高負荷で動かしているMacBook Airを同時に繋ぐと、給電が27Wに抑えられます。その状態で重い作業を続けると、充電しているにもかかわらずバッテリー残量が減り続けます。
「デスクの作業環境をこのアダプタ1台に集約しよう」と考えているなら、この上限は前提として設計に組み込む必要があります。iPhoneとWatch同時充電の用途であれば27Wで実用上問題ありませんが、MacBook Pro運用との組み合わせには向きません。
この製品の価値について思うこと

TORRAS公式サイト(torras.co.jp)での販売価格は税込8,999円。参考価格として12,999円が設定されています。
「充電器として高いか安いか」という問いに答えるには、比較軸を決める必要があります。単機能の45W USB-C充電器であれば2,000〜4,000円台で入手できます。
その差額は「Apple Watch磁気充電パッドの内蔵」と「専用ケーブルを持ち歩かなくてよいこと」に対して払う費用。Apple Watchを毎日充電しており、旅行や出張のたびにケーブルを持ち歩いている人には、その差額を払う理由が明確にあるかと思いました。
逆に、デスクに固定設置してWatchケーブルも常設でいい、外に持ち出さないという使い方なら、FlashEyeの価格メリットは薄くなります。 まず「Apple Watchの専用ケーブルを持ち歩くことへのストレスが自分にあるか」を確認してから購入を判断してください。ストレスがあるなら、この価格帯でFlashEyeの代わりになる選択肢は現時点でほぼ存在しません。
TORRAS FlashEyeレビュー:まとめ

Apple Watchユーザーなら、一度は感じたはずの「またケーブル忘れた」の焦り。FlashEyeはその小さなストレスを、物理的に1本のケーブルを消すことで解決します。
旅行・出張・デスクワーク、どのシーンでも充電環境をこれ1台に絞りたい人に、迷わずすすめられる製品です。ぜひ手に取って、その身軽さを体験してみてください。
ではこのへんで。

















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